広報かつら No.324 1997(平成9)年 5月
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ひまわり農協 クリーンセンター ひまわり女性部グリーンセ ンター(野菜直売事業)は、 〝新鮮で、安く、安全〞をテー マに、女性部約二千百名、5 店舗で運営。平成8年度のそ さい販売高4、472、66 9千円次いで花井の販売高4、 346、239千円、続いて 果実・畜産・米麦・その他と なっている。 『ふるさと創生』事業の一環 として、平成八年度の「人材 育成事業」が行われました。 今回は、東海・近畿方面の 視察・研修でした。 ◆視察地(平成九年三月四日 〜三月七日) 愛知県一宮町 ひまわり 農協グリーンセンター 愛知県 足助町 福祉センター「百年草」 三州足助屋敷 三重県 飯高町 産業振興センター 足助町福祉センター 「百年草」 平成4年、町民が百才まで も健康で、生涯、しかも現役 の人生が送られるようにと 「生涯現役」 の願いをこめて 「百年草」と命名。 テーマとして、元気・生き がい・快適サービスの三つを ) J∫lll、 昭和61年、無人良心市から スタートして、その後100円市 となり、当初は女性部50人位 で物置のような店から、その 後農協のバックアップで立派 な店舗となった。 「食と農を守る」を基本理 念として掲げ、農協との一体 化のなかで、組織運営と事業 展開を図っている。 この直売市により、高齢者・ 若妻の農業への関心が高まり、 家庭内の対話もひろがり家族 の助け合いで農家収入の増加 にも結びつくなど、農業のみ ならず地域内へも様々な波及 効果を生み出している。 三州足助屋敷 -生きた民俗資料館- もみじ公園として有名な香 嵐渓の山あいの観光地。足助 屋敷は、昭和55年の4月にオー プン。約3、000ポの敷地 の中に、明治の豪農の屋敷を 再現。母屋や土蔵、作業小屋 基本目標として多目的福祉施 設となっている。この施設の 中には、レストラン (フラン ス料理)・ホテル(10室)・ J・1Ji工房(ハム・ソーセー ジ)・バーバラはうす(パン) 等が一堂に設備され、町役場 から責任者が出向し、運営に 当たっている。これらの施設 に従事している職員は、何れ も町居住の高齢者を雇用し各 部門のチーフは、専門家を採 用し、担当している。 この施設内の事務所には、 保険福祉課、社会福祉協議会 の事務局が同居し、保健婦・ ホームヘルパー・デイサービ ス・地域サービスセンター・ シルバー人材センター等、同 じ屋根の下で働く人同志の横 の連携が、同一場所でスムー ズに行われ、営利と福祉事業 の歯車が、うまくかみ合って いる施設であった。 -飯高町の まちおこし- 町の面債は、240・94 ぱ、町域の鋸・3%が森林で 三方を1000〜1400m 級の山並みに囲まれているへ き地の町。 人口の推移 大正9年・1 1602人、昭和25年・13 149人、平成7年・593 6人(ピークの昭和訪年を1 00とした場合・人口指数亜・ 1%)と、現在半分以下に減 少。高齢化率30%、人口減少 に追いうちをかけ高齢化が進 み、従来の生活パターンの維 持が困難となり、本腰で21世 紀に向けたまちづくりに取り 組んでいる。 ◎具休的な取り組み事業 ① まちづくり100人会議 4つの部会 ヽノ など8棟が建ち並び、機織り・ 木地細工・紙すき・わら細工・ 桶・下駄屋・傘屋・加治屋・ 漆塗り等の職人さんが実際に 作っているところを見ること ができる。昔ながらの手仕事・ 工法を存続させていることは すばらしいことだ。 一、観光開発を考える会 二、地域産業をおこす会 三、イベントと都市交流を すすめる会 四、人づくり地域の輸を考 える会 ⑧ ふるさと森会員制度(一 口50万円 200人会員) ⑨ ふるさとの家民泊村 〝月出の里〞 ・年間泊客約450人 日帰り客約1600人 ・各種イベント 春まつり ワイワイスクール 秋の味覚フェアー ・アマゴ釣りやつかみどり 大会・登山・ハイキング 自然体験・お茶摘み・田 植え等の農業体験・郷土 食「じんから」 ④ 町主催の大イベント「香 肌まつり「森林まつり」 ⑤ 町出身老対象「ふるさと 会員制度」 ⑥ 他町村との交流「愛知県 西春町」 年間700人余 りの西春町民が来町 ⑦ 奥香肌峡健康の森グラン ドゴルフ場 年間利用者2 万5千人 ⑧ 都市交流センター「スメー ル」 郷土料理レストラン ⑨ 森林(もり)とのふれあ い董壁書禾 バンガロー・ 税金を 正しく使って 明るい未来 石部 久美 (2)●

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