広報かつら No.317 1996(平成8)年 10月
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今日から始めてみませんか 身近な運動で体力つくり 10月は 体力つくり 強調月間 体力がなくなったり、体が固くなったリーこんな自覚症状があるとしたら、もしかし て運動不足ではありませんか。体は動かさなければ、どんどん衰えていってしまいます。 健康を維持し、いつまでも若々しくいるためには、日ごろからの適度な運動が必要です。 ②休内に十分な酸素を取り入れる ので、肺や心臓や血管の働きが よくなり、動脈硬化や高血圧、 JL、臓病を予防する。 ③持久的に行う運動なので、筋力 と筋持久力が高まる。 ④骨に適度な刺激を与え、丈夫な 骨をっくる。 ●一番身近な健康維持法 しかし、三日坊主ではその効果 が得られません。有酸素運動は、 少なくとも週2回行うことを習慣 にしたいものです。 それでも続けられるかどうか心 配な人には、ウォーキングがおす すめです。歩くことなら、日常的 にもできるでしょう。 ウォーキングのポイントは、① 肩の力を抜いて大きく呼吸する (診大きな歩幅で ③かかとから着 地すること。 より快適に安全にウォーキング を楽しむためには、靴選びも大事。 柔らかくて滑りにくいランニング シューズやテニスシ ューズが適し ています。 始める前には、まずウォームアッ プを。肩や足首、ひざの関節を回 して体を温めます。運動後はゆっ くり歩きながら、心拍数を徐々に もとに戻しましょう。また、下図 のようにストレッチ運動で体の筋 肉をはぐします。 ウォーキングは適当な強さでで きるので、体重の多い人やお年寄 り、体力に自信のない人にもぴ っ たりです。最初の目標は20分(距 離にして約1.5キロメートル)。無 理をせず、慣れてきたら、徐々に 速度を速めたり、距離を伸ばせば よいのです。 さあ、さっそく今日から健康づ くりへの第一歩を踏み出してみま しょう。 ●運動不足は成人病を招く 運動不足は体力が衰えるだけで なく、高血圧、高コレステロールと いった成人病のリスクファククー (危険因子)をっくりやすくします。 このリスクファク≠-は、特に 肥満の人に多くみられます。実際、 高血圧・脳卒中、心臓病、糖尿病 などの病気は、肥満の人がかかる ケースが多く、そのライフスタイ ルに共通しているのが運動不足な のです。 成人病を予防するには、まず肥 満にならないこと。そして、肥満 予防のポイントは、適度な運動に あるといえます。 ●有酸素運動を取り入れよう 肥満を予防し、健康を維持する ための運動としては、有酸素運動 が効果的です。有酸素運動とは、 肺に吸い込まれた酸素を利用して エネルギーを燃焼させる運動のこ と。ジョギングや水泳、ウォーキ ングなどは身近な有酸素運動です。 有酸素運動が体によいのは、次 のような効果があるからです。 ①体内の脂肪を燃やしエネルギー に変えるので、肥満の予防にな る。 …+ストレッチで筋肉を伸ばしましょう 鳥 アキレスけん ●附)●●広報かつら 10月号● 太ももの内側 もものつけ根 太ももの外側

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