広報かつら No.310 1996(平成8)年 2月
13/18

70歳以上の人や、〓足の障 害をもつ65歳以上の人は、国 民健康保険等の医療保険の加 入者であることを要件として 「老人保健法」 による医療を 受けることになっています。 平成6年度、老人保健医療 の受給者は約26万人、医療費 総額は、前年度比一〇・九% 伸びて約一、五三〇億円七なっ ています。 ◎老人医療費の財源 ・本人が支払う一部負担金 (4%程度) ・国民健康保険や社会保険か らの拠出金 (約7割弱) ・国、児及び市町村の予算 (約3割) ◎老人医療費Ⅰ人当たり年平 均額 ◎医療機関の窓口で支払うー 部負担金 ・外来診療の一部負担金 一、〇二〇円 (8年度予定) ・入院治療の一部負担金 一日につき七一〇円(同右) 老人保健医療につ しヽ て ∠三 ゝ 七 4年度 5年度 6年度 ・入院時食事療養費の一部負 担金 一日につき六〇〇円 なお、入院の一部負担金に ついては、住民税非課税世帯 等の人について減額認定の制 度があります。 ◎お医者さんの選び方 ・できることなら、良い家庭 医 (ホームドクター) を持 ち、いつでも相談できるよ 、つにしましょ、つ。 ・病気や治療、投薬の内容 についてよく説明してくれ て、日常生活の指導もきち んとしてくれることが大切 です。 ・必要に応じて専門医を紹 介してくれるなど、いつも 患者の立場に立って相談に 応じてくれるお医者さんを 選ぶことが大切です。 ◎重複受診はやめましょう ・複数の医療機関で受診する ことは、診察や検査、投薬 などを重ねて受けることに なります。 ・医療費の無駄使いとなり、 薬の重複投与は思わぬ事故 を招く恐れもあります。 ▼問い合わせ先 桂村役場保健課 ℡029〜289〜2211(代) 自動車を下取りに出したり、 解体し使用していないのに納 税通知書が届いたことはあり ませんか。 自動車を他に譲ったり使用 しなくなったときは、陸運支 局で必ず手続きをしてくださ い。これをしませんといつま でも登録名義人に自動車税が 課税されるなど、トラブルの 原因にもなります。 登録、その他詳しいことは 次のところへお尋ね下さい。 ▼自動車の登録に関すること 関東運輸局茨城陸運支局 ℡029〜247〜5118 ▼自動車税に関すること 水戸県税事務所自動車税課 ℡029〜221〜6605 自動車の登録手続は 確実に! ひ (2月) 歯ぎれよき罵声互みに浴びせ つ、若者らはビルの足場組みゆく 高堀よしの 今日も又日課と思へば苦にな らず歩く早朝の空気は美味し 佐川 あや 群青の空に有明の月白し峰に 朝陽が射す「焼岳」眩し 杉山みち子 秋あかね園児の一眉に止まりた りすかさずカメラのシャッター 宮本ふみ江 押す音す 金婚式に並びたる夫婦美しき 苦難越え釆てあゝ五十牛 山形式妙 みと 看護りたる日の永かりしか喪 の家の庭に秋草は実をこぼしゐ て 渡辺千紗子 とし 言ひ淀みたる娘が言へり老令 故に下着は常に綺麗なものをと 綿引 栄子 野仏のあたり虫の音絶え果てゝ 落ちば積みつゝ秋深みゆく 青柳 京子 五歳の疎もラケット握りうぐ 仮装の吾は すの里に休日のテニス楽しむ 石井きぬ子 「サザエさーん」子等の呼ぶ 聞こえ釆て 「ハーイー・」 と答 棄棄㊨㊥④⑭㊨ 大森 久子 (3月) 山一つ越ゆれば越後は雪の中 限の前の山々眩しきばかり つ 佐川 あや 這ひ於の異名を持てる乗鞍岳 の五葉の稔は風雪に耐ふ 杉山みち子 みちのくの広々とつづく田の おも 面に僅かに残る農兵ばっち 宮本ふみ江 ななそ 七十路のをのこをみなら気も 若く「さゞんかの宿」を声をあ 山形式妙 げ歌ふ 永平寺巡れる長き廻廊の冷た し心しまりて歩む 渡辺千紗子 生き死にを吾に委ねる三毛猫 が仔が突けば抱き温めてゐる 綿引 栄子 加賀路釆てホテルより見る十 三夜「加賀の千代女」も詠みし 月とや 青柳 京子 五歳の孫清めの香を手に受け て父のしぐさにならひすり合は す 石井きぬ子 蒼探き空に真向かふたゞ一人 「時」 の流れをしばしとゞめて 大森 久子 対岸の草紅葉の中に埋もれゐ て 「考へる人」 のポーズとる釣 り人 高堀よしの 00㊥00広報かつら 2・3月号○

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です