広報かつら No.309 1996(平成8)年 1月
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成人おめでとう考えてみませんか - 大人としての義務・責任・思いやり 学生も例外ではありません 20歳になったら国民年金に加入しよう ⊃= ⊃‥い■… 公的年金が、生涯にわたる生活保障としての機能を十分発揮できるのは なぜ? それは、現役世代が納める保険料がいまの高齢世代の生活を支え、 現役世代が高齢になったときには次の世代が納める保険料が生活を支えて くれる……という「世代間扶養」の仕組みになっているからです。 このため、20歳以上の方は国民年金への加入が義務づけられています。 もちろん、学生の皆さんも例外ではありません。「年金なんてもっと先の請 じゃないの」-。年金は老後支給される以外にも、思わぬ事故や病気で 障害が残ったときにも支給されるのです。国民年金への加入は20歳になっ たいまがスタート。成人を迎えた皆さん、国民年金への加入をお忘れなく。 〔、、- 責任ある大人の一人として 大切な1票の重みを感じてください はたちになると「選挙権」を行使することができます。この選挙権とは、 文字通り、わたしたちが選挙に参加できる権利のこと。これは、政治に参 加する機会を与えられたことであり、社会の一員としての責任をもたされ たことでもあります。 しかし、このところ選挙のたびに報じられているのは、投票率の低さで す。しかも、棄権する人の多くは、20歳代の若者なのです。将来の日本を 支えていく皆さん。これからの政治の行方、わたしたちの生活の行方は、 あなたの1票が決めるものです。選挙のときは、-一人の大人として、責任 ある1票を投じるようにしてください。 だれかのために何かをする そんな思いやりの心も大切です 成人を迎えた皆さん。これからは、「自分は社会のために何ができるか」 といった社会の一員としてのビジョンをもつことも大切です。社会のため に‥・…といってもその手段はさまざま。ボランティアなどで汗を流すこと も立派な社会貢献ですし、献血だってその一つの手技です。 献血は、ただ単に血液を提供するということだけではありません。あな たの血液が、輸血を必要としている患者さんの生命を救うのです。「ときど き街角で献血を呼びかけているのは知っている。でも、いま一歩献血に踏 み切れなくて」というあなた。だれかのために何かをする……そんなあな たの思いやりの心を、献血という形でぜひ社会に役立ててください。 ○(9)●÷広報かつら 1月号●
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