広報かつら No.303 1995(平成7)年 6・7月 合併号
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◆露体参篭薗匿萄盈魯◆ どうしたら子ど垣喧非徹ら守れ香か 夏休みに入ると、子どもたちは学校生活から 解放され、気持ちガ緩み、生活のペースガ乱れガ ちになります。このとき、「家ガおもしろ<ない」 などの不満や、「友人に誘われて」といった好奇 心から非行にはしることガ少なくありません。 実際、犯罪や暴力事件ガ身近に感じられる世 の中です。子どもを深みに陥らせないよう、親 の役割を再確認してください。それでは夏休み を前に、子どもを非行にはしらせないための家 庭の役割をみてぁましよう。 5 ∫ 綴 一⊥ 茨城県中央児童相談所午前節時 ℡ 〇二九-二二六-四一五四 子どものよさを認め、子 どもの話に耳を傾けていま すか。 「いま忙しいからあとで」 とは言わないようにしまし ょう。ささいなことでも話 を聞く心配りをしてくださ い。そして子どものよさを 認め、必ず褒めるようにし ましよう。 何でも話せる雰囲気が家 庭にありますか。 子どもが親に話しかけて くるのは、コミュニケーショ ンをとろうとしているので す。親は、何でも隠さず話 せる雰囲気を、家庭につく るようにして<ださい。 子どものことを、家庭で よく話し合っていますか。 夫と妻は、子どもの成長 や将来について話し合って ください。それを見ている 子どもは、親は自分のこと 2 〃 を真剣に考えてくれている と感じます。 しかるときでも、ゆとり と愛情をもっていますか。 子どもをしかるときは、 精神的に追い詰めてはいけ ません。「おまえがかわいい から、しかるのだよ」とい う愛情表現を忘れないよう にしたいものです。 社会のルールを正しく教 え、子どもの手本となる行 動をしていますか。 子どもは、親をまねて大 きくなるものです。社会の 決まりを教え、親の生きる 姿勢をさりげなくみせれば、 子どもは感じとります。 日曜・祝日も受け付けます。 学校や家のこと、友人関係 などで、どうしたらよいのか 分からなくて困っている場合 は、お父さんやお母さん、学 校の先生に相談してみよう。 それでもうま〈いかなかった ら、児童相談所や少年補導セ ンター、警察のヤング・テレ フォン・コーナーに相談して。 心理学や教育の専門家が、親 身になって答えてくれるよ。 古 青少年の非行の現状 万引や強次皿、恐喝や脅迫、 放火や強姦 - 新聞や週刊誌 に載っている犯罪の記事は、 いまは大人だけの犯行ではあ りません。大学生や高校生、 中学生によるものもあります。 実際、平成六年中に刑法犯で 補導された少年は、十三万千 二百六十八人でした。前年よ ヤング・テレフォン・コーナー 茨城県 ℡〇二九-二三一-〇九〇〇 子どもを信じていますか。 親が子どもを信じてなか ったら、結果がどうなるか 詳しくいうまでもありませ 問い合わせ先 り補導した人数は減っていま すが、依然として憂慮すべき 状況にあります。特に、万引 や、強盗などの凶悪事件が増 えてきています。 平成四年ごろからは、大麻 を所持・乱用する青少年が急 激に増えています。また、児 童生徒のいじめに起因する事 件や自殺などが多く、深刻な 社会間者となっています。 電話だと無理に名前をいう必 要もないし、気楽に話せるで しょ。一人で悩んでいないで、 電話してみて。 ん。信頼関係があれば、「親 を困らせたくない」という 気持ちが子どもの心に芽生 えます。 ÷(9)・ト÷広報かつら 6・7月号÷

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