広報かつら No.302 1995(平成7)年 5月
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場、キャンプ場、アマチュア 無線交信施設がある。別荘も 四棟あるとのこと。 。特産物生産振興 若者が阪神地区に出ていっ ていた現在津山市に勤務し ている者も、結婚すると津山 市に住む様になる。農業は水 稲中心であり、林業も細々と 続けている。就農者も女性化 二口同齢化となっている。標高 四五〇〜五〇〇mの高冷地で あることから、その時徽を生 かし、良質米やリンゴ、夏出 しホウレンソウ、転作田を利 用しての山ウド・山ゴボウ・ 山ブキの栽培を行い、村の特 産品として育成している。尚 特産品づくりの推進体制とし て、農産加工推進委員会を構 成し、村内の生活改善グルー プと関係機関が一体となって 運営している。現在は、婦人 三五名が四グループに分かれ て加工しており、販売は直販 所(土・日・祝日に開店)や 各種イベントに持参し販売し ている。作られているものは、 山ごぼうの醤油漬、深山こん にゃく、山ぶきの佃煮、山う どの粕漬と佃煮、昔こおりも ち等がある。 。ふるさと活性木工体験・直 販施設整備事業 、 豊富な木材資源を加 工し、付加価値を与え 地域特産物化を図るた め、木工加工体験、販 売施設を整備するのが 目的である。かつては 木地師の栄えた所であ るというからその技術 は残っているものと思 われる。現在は、間伐 材・廃材(ケヤキ・ト チ・サクラ等)を利用 した木工芸晶と他に竹 細工を加え、地域特産 化を図り、地域の活性 化と都市と農村の交流 を進めている。 ◎施設の視察 阿波ふるさと特産館 旧阿波公民館を改造 した建て物である。入 ってすぐが売店で特産 物を販売していた。そ の次に山菜加工室が二 重ある(当日は味曙づ くりをしていた)続い て、木工加工室、体験 研修室があり、加工室 では丸盆の木地づくり をしていた。二階は木 工加工品・竹細工が酪 列されており、販売も する。 ′l■11 ㊥ ㊤ ㊥ 以上、視察地の概要を述べ たが、三町村共山間地である。 第一に、いずれも人口の減少 により過疎化に悩んでいる。 それぞれの町村がその地に合 った方法で宅地造成等を行っ て若者の定住をはかり地域を 活性化させようと電力してい る。第二に、住民が豊かで住 み良い所にするために、特産 品の奨励とその為の援助と生 活環境の整備に嘗めている。 第三に、それぞれの地域の自 然環境を生かして、特殊な施 設を作り自分の地域に人を集 める工夫もしている。老齢者 対策として働く場を設けて、 参加された方々の感想と意気込み 目 地形や気候風土により異なるが、ふるさと活性化事業など を通して産業と文化の振興に全力を注いでいる点は本村とも 共通であると思う。 口 視察地のどの間村も自然を生かし、豊かな村づくりに努め ていた。桂村でも恵まれた自然環境を利用して現在の施策を 行政・住民一体となって推進し、豊かな住みよい村づくりを したい。 目 視察地で体験してきた研修を生かし村の活性化のため、夢 があり、やる気を起こすような意欲あるものを見付け、村の イメージ作りなど心ある活動等に積極的に参加していきたい。 そこで仕事をし生きがいのあ る生活をさせると共に、介護 を必要とする人の為の特別養 護老人ホームもつくられてい る所もあった。桂村に於ても、 視察地に負けないような、豊 かで住み良い村にする施策が 行われていると思う。そして 地域の環境ほ、視察地の三町 村より恵まれている。 視察地での説明に対して、 団員より活発な質問や意見、 桂村での活動状況等が述べら れ交流が深まったと思う。 最後に、この事業に参加さ せて戴いたことに感謝し、視 察概要報告とする。 ÷(5)÷や広報かつら 5月号÷

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