広報かつら No.301 1995(平成7)年 4月
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『各種活動を通し心も休も成長して きました。ひとまわりもふたまわりも 私達を大きくしてくれました』 一つひとつ3年間の思い出をかみし めるように卒業生を代表してお礼を述 べる小松崎紀子さん。 木々が芽ぶき、花芽がふくらみ、空 気が春の香りを運んでくる三月、長い 寒さに別れを告げて、日に日に暖かく なってくるうれしさに心踊る月ですが お友達との別れの月でもあります。淋 しさや、つらい別れもあります。3月 14日㈹、桂中学校で第33回卒業式が写 しだすスクリーン・流れるメロディー のなか行われました。答辞を胸に感銘 の所定雄校長は、 『生涯忘れない日です。卒業証書とと もに一人ひとり、手を握り、励ましの 声をかけたい気持ちで胸を厚くしてい ます。卒業証書を受け取る一人ひとり の目の輝きを私の脳裏に焼き付けてお きます。3年間の歴史と数々の想い出 ・努力・苦労は家族やまわりの方々、 先生方の限りない愛情が込められてい ます。 ○、この世で一人しかいない自分を、 一度だけの人生をどう育てたらよいか。 住ごしたらよいか。目標をもって努力 して欲しい。 ㊤、自分のもっている良さを延ばして 在校生に送ります〝合唱″を 第33回卒業式…桂中学校 欲しい。そして自分はもちろんの事、 まわりの人を慈しむ人になって大切に 生きて欲しい 「仁愛」を送ります。』 と、豊かな心を青くみ、精いっぱい頑 張り成果を納めました79名の卒業生に 愛情ある励ましの式辞。 釆寅の大森藤和桂村長、桐原務議会 議長、加藤木徳一郎教育委局長、平塚 尚二PTA会長らが、 『戦後50年、桂村誕生40周年という節 目の年の卒業式、記憶に残ることでし ょう。多くの情報から取捨選択し判断 ▲卒業証書の授与 、/ r できるように身につけたノウハウを生 かして下さい。朝のこない夜はありま せん。人生の労苦、悲しみに堪え心身 たくましく成長を、若人らしく勇気を もって、これからの人生の流れの意義 を考えて欲しい。不可能から可能とな る出発です。期待していてはだめ、自 から前向きに進んで欲しい。骨身を削り、 むずかしい年代を育てあげた保護者の 方、心からお祝いを申し上げます。』と 励ましの祝辞。 感激のなか卒業生は二度と戻れない 中学校生活・思い出を胸いっぱいに、 教職月や色紙・花束を贈る在校生に見 送られ通いなれた学舎をあとにしまし た。 ●(9)●や広報かつら 4月号●
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