広報かつら No.294 1994(平成6)年 9月
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生瀞顎∋ l三6ヨチェック これが「がん対策」の三本柱です わガ国における死亡原因のトップはガ 分の体に気を配っていますか。働き盛り ん。なんと、4人に一人ガガんで亡くな の年齢に多いガんだからこそ、日ごろの 生 活 改 善 どんな病気にも言えること ですが、まずは予防が肝心で す。生活のなかで、できるだ けがんの原因となるものを取 り除く……ちょ っとした生活 改善で、がんを防ぐことがで きます。 定 期 検 診 「がん年齢」というのをご存 じでしょうか。がんは発病す る時期がほぼ限られていて、 子宮がんや孔がんは30歳代か ら、胃-がんは40歳代、肺がん は50歳代から急に増えはじめ ます。ですから、男性は40歳、 女性は30歳からを「がん年齢」 と呼び、検診が必要となって 自己チェック 次に挙げるような症状が出 たらがんの警戒信号です。む やみに不安がらず、すぐに専 門医に診てもらうようにしま しょう。 胃がん 胃の不快感、消化不良、食 欲不振、食習慣の変化 肺がん せき、たん、血たん 乳がん 乳房に硬いしこり、乳首か らのわずかな出血 子宮がん 性交時出血、血性のおりも の、月経異常 大腸がん 血便、排便異常、便が細く こうもん なる、肛門からの出血 すい 肝がん・膵がん おうだ人 上腹部の不快感、責痘、全 身のけん怠感 食道がん えぇか 囁下時の刺激痛、食事がの どにつかえる ぞ幣宅 くるわけです。 国では、市町村などに補助 金を出して、がん年齢に達し た人を対象に、無料、または わずかな負担で検診を受けら れるようにしています。おっ くうがらず、年一回は検診を 受けるようにしまLよう。が ん治療には、早期発見、早期治 療がなにより大切なのです。 日光には当たり過 厚生省の1993年人口動態統計で、男性の肺がんによる死者が胃がんに よる死者を上回り、がんによる死者の第一位になったことが明らかにな りました。日本人のがんが、欧米型に近づいたということでしょう。喫 煙習慣のまん延と、欧米化した食生活がこの傾向を招いていると考えら れています。日本では、毎年約40万人ががんにかかると推計されていま すが、がんの増加傾向は今後も続くと予測され、西暦2000年には約50万 人ががんにかかり、死亡者も約30万人に達するといわれています。 薫広報かつら 9月号嘉謹(4)票
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