広報かつら No.290 1994(平成6)年 5月
3/12

がるのだという理念のもとに、 この事業を推進している。 農地は5%であり、水田の 大半が基盤整備を行い、ハウ ス等による夏秋野菜の産地化 を目指している。 トマト・ピーマン・キャベ ツとみかん・いよかん・ぽん かんの果実栽培にも力をいれ 他県に出荷している。 気候の特質と地形を活した 産業で、豊かな生活を営む山 郷であるな、という印象を受 けた。l方観光は、山村の自 然環境を生かし「ふるきと旅 行村」・木造の美術館、ラグ ビー場等観光レクリエーショ ン施設を整備し、高原リゾー ト地として推進している。 徳島県北部のほぼ中央に位 置し、東は日関谷川を挟んで 市場町に隣壊し、西は美馬郡 脇町、甫は吉野川を囁に山川 町及び川島町、北は讃岐山脈 を背負い、東西8・9血・南北11・2 血で一帯の土地は甫に向って 緩やかに傾斜している。地質 は洪積層及び和泉礫層からな り、平地は沖積層で地味肥沃 で気候にも恵まれている。 持たせるように集いや、 塵拾い等、人と人との ふれ合いの機会を多く している。 公共の福祉施設とし て、老人ホーム、老人 憩の家等があり高齢化 が進む本村に於ても他 デイーサービスセンタ ーが完成。介護支援セ ンターを開設して60歳 以上の老人に温泉無料 券を発行している。そ の他、友愛訪問、給食 サービス、入浴サービ ス、老人に生きがいを ー ′一lヽ 世帯数 三、六〇〇戸 人 口 一四、000人 稔面嶺 四、八五八h 県内で有数の農業生産地で、 農家数一、八五八戸、稔戸数の 47%を占めている。耕地面積 一、三六〇bで、そのうち水稲 七七一b・麦類五五二ぬ・大 豆一九七h・茄子四七b・ホ ウレン草三五h・ぶどう二六 h・エンドウ六七ぬ・イチゴ 七血・肉牛四、七〇〇頭・豚一 四、七〇〇頭・ブロイラー三四 五、000羽等・他に養蚕等種 類が多い豊かな町である。 平成四年に福祉事業として、 の町村に頼らず、村民や老人 が安心して暮らせる福祉施設 がほしいと思う¢ 生活環境の美化運動にも力 を入れて、第23回花いっぱい コンクールで内閣絵理大臣賞 を受けた実績のある町で、役 場職員の中年女性は、住民参 加による花いっぱい運動を昭 和55年に始め、バーバナテネ ラという花で町中を美化した。 アルゼンチン産の宿根草で 4月中旬から12月まで咲く、 紫・赤・ピンク・自の手間の かからない綺麗な可愛い草花 であることがスライドで紹介 「バーバナテネラ」の花で美化内閣総理大臣真の阿波町を視察研修 ( され実践活動の様子が説明で 良く解った。また、スイスに 視察研修した時のスライドも 見聞した。静寂と清い空気、 清潔な庭や道路、スイスの人 達は植物、動物の自然を愛護 することに務め、心温かい優 しい素晴らしい事業の取り組 みに感動した。 意欲をもつ箱導者と、地域 の協力があってこそ住み良い 生活環境が形成されるのであ ろうと感銘を深めた。 阿波町ではさまざまなリー ダーを公募して、交流を図り 認識を深めそれを実践へとつ ながりを強めて、初めてリー ダーシップを発揮出来る条件 が整われるのだろう。 「成せば成る」という意気込 みを学んだ。 観光客は年間15万人が訪れ る。農林省指定の自然休養セ ンター・土柱温泉センター・ キャンプ場、平成5年度より 一億円程度の予定で整備し観 光客受入れに力を入れている。 岡山布から北へ約40血、県 のほぼ中央で町の中心部を国 道53号線、JR津山線が南北 に通っている。町の中央を旭 川水系に属する誕生寺川が商 流し、これを挟む東西は急傾 斜、緩傾斜の丘陵地で標高は 100mから500m、東西9血、南 北m血である。 世帯数 二、〇二八戸 人 口 六、六〇五人 稔面積 七、八六〇h 第3期の町勢振興計画及び 過疎地域活性化計画に基き、 21世紀に向けて社会経済条件 の変化に的確に対応しながら、 町民の自主的な参画と相互連 帯のもとに「夢と未来のある 美しく豊かな住みよい町」づ くりを目指している。 重要な施策としては、広域 農道の整備をはじめとして、 生活道路、生産基盤、教育環 境の整備、児童福祉施設の整 備、高齢化社会へ向けての老 人福祉対策の推進が当面の課 題である。 役場前には、健康休力づく り稔理大臣賞の受賞石碑が目 についた。 農産物は米売上高は7億円、 ぶどう1億4千万円、松茸1 億円、タバコ1億5千万円、 ワイン作りやぶどう染のハン カチ、牛、豚も飼われ酪農1 光(3)菜詫広報かつら 5月号#

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です