広報かつら No.288 1994(平成6)年 3月
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∴≡圭ニ 優しい心で ワンダフルマナー‘‘ふれ愛,,いばらき 交通事故を起こさない,交通事故に遭わないことは皆んなの願いですが,相変わらず多い交通事故。県内では, 昨年一年間で494人もの尊い生命を失いました。水戸警察署管内では,54人の方が亡くなり,平成4年と比較しま すと14人も多く,県内死者数の1割以上を占めています。 交通事故のない安全な交通環境を実現するため,地域住民→人ひとりが「模範となる交通マナー・事故を起こ さないスピードダウン運動」を実践していただこうと,警察では3月末まで「プライム’’94死亡事故抑止キック オフ作戦」として街頭活動を展開しております。 ◎ 交通事故防止“体験”“意見”募集中 ◎ 歩行中や自転車乗車中の時,あるいは車道転している時に「危ない」とか「迷惑」を感じたことはありませんか。 事故を防ぐには,みんなで注意し合うのが一番。でも,どんなことに注意すればよいのでしょうか。皆さんの 体験や意見をまとめ,お知らせしたいと考えておl)ます。 それぞれの立場で歩行者や運転者に守ってほしいことなど,皆さんの貴重なご意見を,水戸警察署交通第一課 又は警察本部交通部まで封書等でお知らせ下さい。 なお,ご意見は新聞等で公表しますので,匿名希望の方は「匿名希望」と明記して下さい。(〆切妻)日:平成6 年3月31日) 送り先:(D 〒310水戸市三の丸1丁目5番38号 茨城県警察本部交通企画課 (診 〒310水戸市三の丸1丁目5番21号 水戸警察署交通第一課 ′l\ 冬の寒さが和らぎ草木も芽吹 く季節になると、子どもたちは 外に出る機会が多くなり、行動 範囲も広がります。 新入学、新入園を迎える子ど もたちは、いままで歩いたこと のない道を通学路として歩くよ うになりますし、新学期を控え た子どもたちは、春休みで気分 が浮かれがちなころです。 このため、子どもの交通事故 が毎年この時期に多く発生して います。子どもたちを一父通事故 から守るために、子どもの特性 を知り、正しい交通ルールとマ ナーを教えまし辛つ。 まず、子ども竺父通草故は、 その大半が「飛び出し」による ものです。子どもは一つのこと に注意が向くと、周りのものが 目に入らなくなってしまう特性 があります。遊びに夢中になっ て、道路に転がったボールを追 いかけたり、道路の向こう側で 親が声をかけたりすると、急に 道路に飛び出してしまうのもこ のためです。 子どもの事故は、一父通ルール 交通ルールとマナーを教え習慣づけさせるのが大人の役割 宇ともの交通事故防止 を守っていれば防げるものが多 いのですが、子どもには何が危 険で、どうしたら危なくないの かということが分かりません。 ですから、子どもが事故に遭わ ないような行動をとれるように、 基本的な交通ルール、交通マナ ーを子どもに教え、習慣をつけ させることほわたしたち大人の 役割です。 ▼子どもは大人のまねをします。 大人は子どもの手本に。 例えば、大人が信号無視をす れば、善悪の区別なしに子ども はすぐにまねをします。大人が まず、正しい手本を示さなけれ ばなりません。 ▼言葉だけでは、子どもは理解 できません。まず大人がやっ てみせてあげましょう。 「危ないよ」 「気をつけて」 と言葉で注意されただけでは、 子どもは具体的にどう行動した らよいか分かりません。 実際に大人が目の前でやって みせることが大切です。また、 子どもの目線は大人の目線と違 います。子どもの目線まで姿勢 (. を低くして、どこがどう危ない のか、どう気をつけたらいいの かを、具体的に教えてください。 こうしたことは、子ども自身 が正しく実践できるようになる まで、何度も繰り返して習慣づ ける必要があります。子どもが 正しくできたときには、ほめて あげましょう。また、車を運転 する方は、裏通りや公選、子ど もの遊び場近くを通るときには、 スピードを落として慎重に運転 するようにしましょう。 嘉広報かつら 3月号凝韮(6)耗

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