広報かつら No.275 1993(平成5)年 2月
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篠田 美佳 小林 友美 ▼赤沢 廃木 昇 君嶋久美子 君嶋美智子 所 頼子 唐木久仁子 関口 勝 皆川 満 大畠 真弓 君嶋 弥幸 郁夫 清澄 茂栄 進 はる子 孝雄 高明 務 貞一 保 直雄 一月十五日は「成人の日」、 二十歳になられた皆さん、おめ でとうございます。 20年の歳月は独立した人を育 て、この日を境に責任ある成人 として扱われるようになります。 成人の日を迎、え、桂村阿波山 在住の加藤木良子さんより、現 在の母親として子へ、また20歳にな られた聡子さんより新たにスタ ートする実感をいただきました。 子の成長とともに送ります 「温故知新」の言葉 桂村阿波山 加藤木良子 三オ弱で保育園に、幼稚園、 小、中、高、短大と無事進み、 今年で20オを迎える娘に、まず は「おめでとう」と言いたい。 子供を預け再就職への道を選ん だ自分に自問自答しながら、現 在迄勤めてきました。家庭との 両立は決して順風満帆とはいか ず、何度挫折しそうになった事 だろう。その都度「自分で初め た事は最後迄やりぬく事」を教 えたいと(勿論生活の事もあり ますが…)思い乍ら現在に至っ なったんだなあと実感しました。 中学生の頃は、高校生がやたら と大人に見え、自分が高校生に なった時には、成人を迎える人 達がとても立派に見えました。 今、私もそういう日で多少は見 られてるのだろうか…。時に は高校生と間違われるこの私も ハタチになってしまったのだ。 選挙でも認められるハタチなの だ。短大での「政治への参加」 た様な気がします。子供は「親 の後姿をみて育つ」とか、こん な私を娘はどんな目で見ている のか疑問ではあるが、これから の娘の人生が、平凡であってほ しいと衝いつつ成人の日にあた り「温故知新」の言葉を祝辞と して送りたいと思います。 選挙で認められる 二十歳のスタート 成人式実行委員会が ■ 編集した記念誌 ( という授業で、私はまだ十九オ だから関心持っていませんと言 ったのは、ついこの間のことの 様に思う。そう考えると笑って しまう。 今はまだ、選挙権についても あまり興味がない、というのが 本音で、選挙の時にはぜひ、と いう気持ちにもなっていない… が、今度の選挙の時には、自ら 足を運び投票用紙を手にしたい と思っています。 最後に、私をここまで育てて くれた父、母、姉に、そして周 りにいてくれるみんなに感謝し ています。 「ありがとうございましたゾ ー 丁一遇遠島5要撃 お しほから焼蛤の尾水清く見ゆ 杉山みちこ 思ひ出が心の中を駆けめぐる 母校懐し孫の運動会 宮本ふみ江 愛らしいコケシが並びて笑みか けくるそれぞれの旅を想ひ出し ゐて 山形 式砂 野の花を摘みし息ひ出も地に深 く込められて広々と舗装造成る 渡辺千妙子 も うみ 供花もなき無縁悌のかたわらに 燃ゆるが如く彼岸花咲く 青柳 京子 蔑走に一位となりたる小四年の 孫我に手を振りて喜ぶ 石井きぬ子 わが里の野辺に宅地分譲の標識 のたちて刈り田を彩りてゐる 大森 久子 天空より祭り磯子に似たる音の きこえてくる夜半をオリオン座 冴ゆ 高堀よしの 稲刈りを終へたる夕べ疲れしも 重荷下ろせる息ひに眠る ー 斯く棲むと幾ば風土記が丘に天空を仰ぐ+ 綿引 栄子仙 + かつら文芸 佐川 あや 諜(5)嘉曇広報かつら 2月号試

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