広報かつら No.272 1992(平成4)年 11月
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身体的にも精神的にも著しい 成長過程にある乳幼児期は、将 来に備えてよい食習慣を身につ けるために大切な時期です。食 欲不振、ムラ食い、遊び食い等 が起こりがちな時期でもあるこ とから、日常生活のリズムを整 えたり、食事やおやつの時間を 決めたり、外で元気に遊ばせる ことが大切になります。また、 消化能力が未熟で三度の食事だ けでは栄養を満たせないので、 その栄養補給のためにおやつが 必要になります。そのおやつが、 菓子や甘味飲料になってしまっ ていることが問題です。 日中孫の相手をしているおじ いちゃん、おばあちゃんへのお 願いです。子供達は、嫌いなお かずのとき、お腹がすいたとき、 思うようにならないとき、すね てみせます。泣いたりぐずった ら菓子を与えてなだめるむ孫の 言いなりに薬子や甘味飲料を食 事にしたり、おやつにしたり、 そしてオモチャとして与えてい ないでしょうか。 好き勝手に甘い物を食べてい 、ノ ヽ■ ′-1、 たら、その結果はムシ歯です。 おやつは時間を決めて食べるこ と、食べたら歯をみがくこと、 そして、それを守れなければ菓 子を食べるのを我慢させる等、 強い意志で子供に接してほしい。 子供のムシ歯予防ほ、親(大人) の責任なのです。 命はひとつしかないから、病 気になればすぐ治療します。で も歯ほ生えかわるから治産の必 要がないと、浮歯のムシ歯を軽 視していませんか。浮歯は発育 ぎかりのそしゃくを引き受ける 役割をもち、後から生えてくる 永久歯の正しい歯ならびづくり にも深い関係をもっているので す。 おやつが子供の食習慣へ及ぼ す影響は大きいものがあります。 菓子や甘味飲料を子供への代償 行為としないことを、家族みん なの協力で守っていきまし享つ。 ?」Rr.Uワ・蔓u入ソ・一H・・色?衰Yムウ・白lム?・むり・・むり・ム?白了ムハイ・喜ソ・d?・d?■uり・むり・色ソ・女Y6?む?d?ム?エH.・6?d?由り.・」‖?色ソ・ムワ・d?衰Y・・nら三むり人HYむり・ノ対・・石り・由りfムウ.b 個人事業税等二期分の納税について 個人事業の第二期分の納期は、十一月二十日から十一月三十日ま でとなっておりますので、納期内に納税されますようお願いいたし ます。 なお、詳しくは永戸県税事寄所へお問い合せください。 ニー-四八〇〇 水戸県税事務所 糖尿病という言葉自体は知っ ておられるでしょうが、糖尿病 ほど、その発見や治療の面で誤 解されている病気はありません。 まずは、糖尿病発見の誤解で す。多くの人は糖尿病が進んで 合併症になり、足先のしびれや 発汗鼻骨、視力障害などの自覚 症状がでて初めて「糖尿病では」 と、病院への重い腰を上げます。 また、社内検診などで尿に糖が みつかり、精密検査を指示され ても、自覚症状がないばかりに そのまま放置する人が少なくあ りません。 ここで知っておいていただき たいのは、糖尿病の初期はまっ たくの無症状だということ。つ まり、自覚症状が出るまでほう っておくと、病気はどんどん恵 自覚症状が出る前に発見しよう 東京女子医科大学・糖尿病センター名誉所長 化してしまうということです。 糖尿病は、自覚症状が出る前 の無症状の段階で発見する「早 期発見」がなによりも大切です。 そして、初期の糖尿病は検査で 発見するLか方法はないという ことを覚えておいてください。 また、糖尿病は治らない病気 だなどと思われる方はいません か。これも大きな誤解です。こ こでは、成人病の一つ、インスリ ン非依存型の糖尿病の治療につ いてお話Lいたします。 結論から先に申しますと、食 事療法と運動療法で糖尿病は治 せます。特に、食事療法につい ていえば、食事療法以上に有効 で確実な治療法はないといって もいいでしょう。治ったあとも 正Lい食生活を続けなければな ′ ∫\ りませんが、この正しい食生活 さえ守っていただければ、健康 な人とまったく変わることのな い人生を送ることができるので す。 糖尿病は、その初期段階で合 併症が出ていなければ、食事療 法だけで、わずかl上一週間の うちに血糖値を正常近くまで回 復させることができます。この ことから考えても、「早期発見L がいかに大切かお分かりいただ けるでし享つ。 検査で尿に糖がでたから、「糖 尿病か」とショックを受けるの ではなく、「早く見つかってよか ったLと考えるようにしたいも のです。 田 幸 正 薫(7)賽軍広報かつらI1月号築

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