広報かつら No.268 1992(平成4)年 7月
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詳耗洋式#詳盤嘉諾霹紫謹誤答滋嘉沫讃濫発曇喜喜※灘※詳某帯祥寄業諜広報かつら 7月号♯義(2)諾 学校は月曜日から土曜日まで 通うもの - いま、この当然の ような制度が変わろうとしてい ます。 月一回の学校週5日制が実施 される学校は、全国の国公立の 幼椎園、小学校、中学校、高等 学校、特殊教育諸学校です。 また、私立の学校にもできる だけ歩調をあわせるよう協力が 求められています。 では、なぜ土曜日を休みにす るのでしょうか。 社会全体が多様化し、大きく 変化するなかで、自ら考え、判 断し、行動できる資質や能力を 育てることを重視する教育が求 められています。 今回実施される〝学校週5日 制〞には、子どもたちが家庭や 地域社会での生活時間を使って、 違う年齢の仲間との遊び、自然 体験、生活体験などを増やすこ とで、このような資質や能力を 根づかせるという意味がこめら れています。 すなわち、共通した知識や技 能を身につけることを重視した いままでの教育から、個性や創 造性を育てることを重視する教 育を目指そうという狙いがあり ます。 ∴r\ 実施に向けての 〝影響と対策″ 文部省では、この制度の実施 に向けて、2年前から全国開校 をモデル硬にして〝研究″をし てきました。 その結果から、制度の実施に よる家庭、学校、地域への〝影 響と対策〞は次のとおりです。 子どもが親と一緒に過ごすな かで、生き方や生活の知恵を学 ぶようにすることが大切です。 しかし、共働きの家庭の子ど もや障害のある子どもへの配慮 も忘れてはなりません。 例えば、子どもは学校が休み だけれども、親が働いているた め午前中は子ども一人になって しまいます。 そのため、幼稚園や小学校、 特殊教育諸学校では、当面の間、 休みとなる土曜日にも、学校を 開放するように呼びかけ、家庭 での負担を少なくするようにし ています。 篭ち いままで6日間で学習してい たことを5日間で学ぶことは、 かえって子どもに負担がかかる のでほないかという間屠があり ます。 これに対して学校では、授業 のカリキュラム編成や箱導方法 を工夫するようにしています。 ( 休みになっても、何をすれば よいか分からない、あるいは、 活動の場所がない。これでは意 味がありませんり そのため、学校にある施設の 開放や公共施設の整備・充実を 進めること、そして、大人のサ ポートが必要となってきます。 例えば、周りの大人がいろい ろなプログラムを考え、そのな かから、子どもの自主性にまか せ、責任をもって取り組ませる というようなことです。 社会全体で 子どもたちを見守ろう 今後、学校週5日制の定着を 図っていくうえで、学校、家庭、 地域社会がいままで以上に連携 を深め、一体となって間者の解 決に取り組む必要があります。 休日が増えることによって、 子どもたちの生活が活気あるも のになるように、社会全体で見 守り、対策を考えていきましょ 、つ8 「あいさつは,家の和,人の和,世界の和」

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