広報かつら No.267 1992(平成4)年 6月
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韮(8)鮭或広報かつら 6月号薮翫離揖凍髄離猷齢摘確憩敢闘綽捕球瀞漸和昭猪礫聯鮮闘闊弼 勲六等瑞宝章 平成四年春の叙勲において、 赤沢所俊雄さんが勲六等瑞宝章 を受賞されました。 所さんほ、昭和二十五年の農 林業センサス調査員に任命され て以来、国勢調壷連続八回、農 林業センサス九回、茨城県農業 基本調査三十入国と、計五十五 回の調査等、多年にわたって統 計調査業務に従事し、その実施 と、統計思想の普及高揚に寄与 し、国家公共に尽くされた功績に ょり五月十五日治者庁において受 章されたものです。 ( おめでとうございます ト開催場所・申込み 茨城県健康科学センター 水戸市笠原町 ℡43-417Ⅰ 兼6月25日(締1訝) 講座・日時 内容・講師 第 1 誌 座 眼の変†とをさぐる 一眼と老イヒー 7月1日 水戸赤十字病院副院長兼眼 13:0015:00 科頚i長 大場 廣 第 2 講 座 まだまだ若返る。歯と口か らの健康管ヨ蟄 7月3日 神奈川県相模原保健所一歯科 第 北J京 稔 第 3 黄 塵 老イヒを防ぐ食べ方・食べき 1 7月3日 せ方 茨城県健康科学センター長 14:30 16:00 細谷 意政 固 年期障害や不眠についてニ 7月10日 国立精神神経センター総長 13:0015:00 大熊 輝夫 第 5 萬 座 姿勢・骨や筋肉はどう変わる 7月17日 ー老化と骨・筋肉の閥「係- 東京都リハビリテ ーション 1.3:00 15:00 病院副院長 林 泰史 赤沢 所 俊雄さん 三大成人病といえば、がん・ 心臓病・脳卒中ですが、最近注 目きれている成人病の一つに糖 尿病があります。 というのも、平成元年に厚生 省の研究班が行つた調泰(WH O基準)によると、四十歳以上 の人で約十人に一人が糖尿病と いうショッキングな結果がでて いるからです。 ほうっておけば、きまぎまな 合併症を併発するという ー 糖 尿病 - この、知られていそう で、実のところは「尿に糖がで る病気でしょ」ぐらいにしか知 られていない成人病にスポット を当ててみました。 糖尿病とは、分かりやすくい うと、血液中のブドウ糖が増え る病気です。 血液中には糖が溶け込んでい ます細胞(どれくらい溶け込ん でいるかを示すのが血糖値)が、 この糖をエネルギー源として取 り込む際に必要なホルモンであ るインスリンの働きが何かの原 因で弱くなると、普通の槍の濃 度では細胞内に入りにくくなり ます。そうなると、血液中の糖 \、一一 ( 成人病はヒトの天敵 糖尿病で恐ろしいのは合併症 です。血糖値が高い状態が長く 続くことで、じわじわと体がむ しばまれ、さまざまな病気が併 発するのです場合併症の主なも のをみてみましょう。 ①網膜症などの視覚障害 ②血液の透析が必要となる腎症 ③足先のしびれや立ちくらみ、 発汗異常、下痢などの神経障 害 之そ ⑥足先が腐ってくる壌痕 このほかにも、ばい菌に対す る抵抗力の低下に柑,”て、もの もらいやおでき、膀胱炎、肺炎 敗血症など、各種の感染症にか かりやすくなります。 特に、糖尿病の合併症による 視覚障害は、視覚障害全体の原 因の第一位。 また。血液の透析が必要な慢 の濃度が上がってし孝フ ー こ れが糖尿病です。 ※インスリンとは ホルモンの一つで、糖を細胞 にとりこませたり、肝臓に貯 臆させたりする働きがある。 はうりっばなしにすもと さまざ 症の恐ろしきが 性腎不全の原因疾患の第二位に、 合併症である腎症が挙げられて いることからも、糖尿病の合併 糖尿病の発病の仕組みはまだ よく解明されていませんが、過 食や運動不足からくる肥満、ス トレスなどが密摸に関係してい ることは明らかです。 事実、現在肥満しているか、 または以前肥満していた人たち の多くが、糖尿病にかかってい ます。 しかし、肥満やストレスが、 即糖尿病につながるというのも 早計すぎます。肥満者のなかに も糖尿病になりやすい人と、そ うでない人がいるからです。つ まり、糖尿病になりやすい素質 があって、そのうえに肥満やス トレスなどの要因が加わると、 糖尿病克なると考えられている のです。 ところで、この素質はある程 度遺伝することが知られていま す。ですから、家族のなかに糖 尿病患者がいる場合にはそれだ けで〞赤信号″。過食や運動不 足を避け、ストレスをためない よう、特に注意しましょう。 うかがえます。
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