広報かつら No.243 1990(平成2)年 6月
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求(き)許諾広報かつら 6月号泣繋♯発光蕊箕謀議繁栄繁滅窪務謀罪曇曇簿※菜#韮荘岩井鑑嘉淀深謀韮 \ ( 「いのち満つる郷」と名付けられ高齢化社会を考える格好のモデル 自治体とされており、全国からの視察団が連日あとをたたない状 況である。 以下医療行政、高齢化社会対策の実態について述べてみます。 医療行政の実態 一、医療施設 村立の沢内稔合病院が設置され病床四〇床を有し、診療科日は 内科・外科・歯科で、医師二名、歯科医師一名、看護婦十六名、 薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、栄養士等職員四五名で構成 きれており、すばらしい医療体勢でありました。 二、健康管理課の設置 行政機構の中で村民の健康管理を専門とする健康管理課が設置 されており、医師一名、保健婦、助産婦、歯科衛生士、栄養士等 磯貝十一名を配軍村立稔合病院と連携をとりながら一体となっ て、村民の健康管理行政に当っているものであり、その機構とき めこまかな行政は、ただただすばらしいの二言につきるものであ ります。 三、-C力-ドによる健康管理 全村民一人l人の健康管理台帳を作成し、これを健康管理課が 保管し、常にコンピューターで管理し、自分で保管しているIC カードによっていつでも自分の健康状態を知ることができると同 時に、病気の予防、早期発見、診察等に早やかに対処できるしく みとなっており、村民全員をICカードによって健康管理をして いるのは、全国でもこの沢内村一ケ所であり、すばらしい発想で あると同時に極めて効果的と思慮されました。 四、成人病対策 成人病対策についてもかなり進んでおり、三十五オから五十九 オまでの村民に対して、ドック形式による給食成人病検診を実施 しており、毎週月・火曜日の二日間、一泊二日の検診でその検診 内容は、血圧、視力、直腸診、膣マミア、眼底、体力、聴力、検 便、肺機能、心電図、胸部撮影、歯科検診パノラマ、歯科衛生拍 ( 導、赤血球、白血球、血糠値、コレステロール、尿素、肝機能等 各種血液検査、胃透視、栄養箱導、歯石除去筆紙合診断の実施に よって、早期発見治療籍導等を積橿的に推進しており、かなりの 効果をあげている。その費用は、三万一千五首円であるが受検者 の負担はわずか四千二百円で、一般会計からの補助が千八百円残 りはすべて病院が負担するというもので、これは村民の健康を考 えた驚くべき進歩した医按行政でありました。 この他にも乳児に対する医療費給付、各種予防接種の全額補助、 結核精神病患者に対する医療費給付、母子家庭、妊産婦、寡婦に 対する医療費給付、火葬料金額補助、妊産婦、乳幼児、婦人科、 桂村と似ている沢内村全景 出稼者の検診は無料等医療行政 には特に力を入れていることが うかがわれました。 高齢化対策 一、医療費の無料化 沢内村では国に先がけて昭和 三十六年より高齢者の医療費一 〇割給付つまり無料化を芙施し、 その後昭和四八年国は七〇オ以 上の老人医療費一〇割給付を実 施するに及んだが、沢内村の高 齢者に対する医療行政は、国の 政策よりも十二年も早かった訳 で、その後国は政策をかえ老人 の一部負担を実施して現在に至 っているが、沢内村では今日で も六〇オ以上の高齢者医療曹二 〇割給付を実施している全国で ただ一つの自治体であり、老人 医療行政に対する力の入れ方と、 その行政努力には深く感銘する ものでありました。 二、高齢者に対する施設 高齢者に対する施設としては、 村内に四つの施設があり、高齢 者の小規模集会等を目的とした 「いこいの家」、機能回復訓練運 動等を目指す「高齢者コ、三lユ ティーセンター」、大規模集会会 合等を目的とした「老人福祉セ ンター」、そして生きがい対策と

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