広報かつら No.237 1989(平成元)年 12月
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麗嚢洋楽※謀議減耗溺瀾濁髄髄髄盛儀髄礫儀髄礫髄儒髄慄篠塚採牒儀儲儲広報かつら12月号群舅(2)嘉 県下の交通死亡事故は、県民 あげての願いと努力にもかかわ らず、十一月二十七日現在で四 一九人に達し、前年に比べ六九 人の増という結果になっており ます。このまま推移しますと、 今年は四五〇人を超えるおそれ が十分ありますり 又、全国の死者数は昨年を上 回る一万一千人に達するのでは ないかと推測されております。 このため、囲では十一月二十 一交通事故非常事態宣言発令- 八日付をもって交通対策本部長 (総務庁長官)名による「交通 事故非常事態宣言」1国民の皆 様に訴えるーを発令し、交通事 故防止を広く呼びかけました。 茨城県交通対策協議会といた しましても、この現状を踏まえ 各関係機関・団体が緊急に総力 をあげ、特に、 ○飲酒運転、最高速度違反等の 防止 ○若者の無謀運転の防止 0高令者の事故防止 0シートベルト着用の徹底 ○夜間、薄暮時の事故防止 を重点とした捻合的対策に、 それぞれの立場で積極的に取り 組まれるようお願いします。 これから年末にかけて、さら に飲酒運転やスピード違反によ る交通死亡事故の多党が予想さ れますので、この憂うべき事態 を打開するため、十二月十日か ら「年末年始の交通事故防止県 民運動」を推進することとして おります。 県民の皆様には、それぞれが 交通マナーを一層高め、家庭・ 学校・職場・地域において全力 をあげて交通事故の防止に努め られますよう強くお願いいたし ます。 /一 これから年末・年始にかけて、 外でお酒を飲む機会が増えるこ とでしょう。自分の皐で出かけ ると、帰りは、つい飲酒運転を してしまう人もいるようです。 飲酒運転の危険は知っている のに、なぜハンドルを握ってし まうのでし享つか。アルコール が体に与える影響を見ながら考 えてみましょう。 おちょこ一杯で 理性ガ失われる お酒を飲んで、酔った人をよ く「トラになった」といいます。 この言葉は、ある意味で正し いのです。アルコールには、脳 飲酒運転の恐怖 睦雪拶勃診曹幽虚 まひ を麻痺させる働きがあり、その 中でもまっさきに麻痺する脳の 部分が、.人が人であるために最 も大切なところ1理性をつか さどる部分なのです。理性が失 われると、人はだんだん獣に近 くなる ー、トラといわれても しかたがないというわけです。 そして、このような状態は、 極穏にいえば、おちょこ一杯の お酒で、だれにでも起こってい ることです。 お酒に強い弱いというのは理 性があるかないかではなく、脳 が、アルコールに強いか弱いか の違いなのです。 お酒をほんの少しだけ飲んだ 程度では、運転する能力に限っ ていえば、まだ残っています。 しかし、運転に必要な判断力や 物を見て考える力はすでに失っ ています。飲酒運転はいけない と知っていてもそれを抑制する 理性がもうないのですから、飲 酒運転をしてしまうのです。 ビール一本でも 運転に悪影響 健康な大人は普通、お酒を一 合くらい、ビール一本程度で〝ほ ろ酔い〞といわれる状態になり ます。こうなると、理性を失う ばかりか、運転に必要な能力に も影響が出てきます。 例えば、外の刺激にボンヤリ し始めて、目に見えているもの にだんだん反応しなくなります。 加えて、その反応にも間違いが 多くなっていくようになります。 一つのミスも許されない運転 が、こんな状態で行われるのは、 大変危険です。 まだアルコールの入っていな い、理性があるときに、お酒を 飲んだらどうやって帰るのかを 決めておき、そのとおりにする ことです。そして何より、酒の 衛には車で出かけないことです。 「あいさつは,家の和,人の和,世界の和」

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