広報かつら No.236 1989(平成元)年 11月
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菜完黙詫終業詳試詫詫儲嵩属領盛儀儲髄髄髄髄牒牒牒牒償牒牒牒僅牒儲儲広報かつらl=】号琵或(2)諾 考えよう ともに生き 支え合うことの大切さ 12月9日は陪白書の日 十二月九日の「障害者の日」は、 障害者問題についての国民の理解 と認識をさらに深め、障害者の福 祉の増進を図るために、昭和五十 六年の「国際障害者年」に設けられ たものです。この日は、国連が一 九七五年(昭和五十年)に「障害者 の権利宣言」を採択した日に当た / ■・l\ 現在、わが国には四百万人を超 える障害者がいます。単純に計算 すると、全人口の約三十人に一人 という割合になります。 障害者問題を考える際の重要な 視点は、障害者の「完全参加と平 等」です。これは昭和五十六年の 「国際障害者年」のテーマであり、 日本でも、翌年、その実現を目指 して長期計画が策定され、各種の 障害者対策が進められています。 この「完全参加と平等」の考え 方は、世の中により理解されるよ うになってきましたが、しかし、 その一方で、障害者の問題は自分 には関係がないと、無関心でいる 人が少なからずいることも、また 日本人の三十人に一人は 障害を持っています ります。ちなみに同宣言では、次 のようなことがうたわれています。 1障害者は、その人間としての 尊厳が尊重される生まれながらの 権利を有している。障害者は、そ の障害の原因、特質および程度に かかわらず、同年代の市民と同等 の基本的権利を有する」 事実です。 いまは障害を持たない人も、今 後、予期せぬ病気や事故で障害者 に.ならないともかぎりません。ま た、わたしたちの住む社会は、す べての人に平等でなければなりま せん。 障害者が不平等な扱いを受ける ことのない社会生活、あらゆる面 で他の人と同じように生活できる 社会を、みんなの力で実現してい くことが大切です。 そのためにも、わたしたちは、 障害者の問題を自分自身の問題と してとらえ、l人一人が障害者に 対する正しい理解と認敦を持つよ うにしたいものです。 身体障害者を十歳ごとの年齢階 級別に見たのが下の棒グラフです。 まず目につくのは、全体の人口構 成の高齢化が著しいことです。 昭和五十五年当時は、七十歳以 上の障害者は二十代の六・五倍程 度でしたが、昭和六十二年になる と七十歳以上は二十代の約十倍と 大きく増えています。 障害者人口の高齢化というのは、 障害者のみならず、障害者を主に 介護している家族の高齢化という ことでもあります。 このことからも、障害者問題がそ の本人と家族だけの問題ではすまな くなってきていることが分かります。 一1、 四百万人以上といわれる障害者 には、どのような障害を持つ人た ちがいるのでしょうか。障害の種 別、部位やその程度にはさまざま なものがありますが、次のように 大別されてい・ます。 ○身体障害者-1釣二百四十万人 ○精神薄弱者 - 豹三十六万人 ○精神障害者1約盲十九万人 その中で、身体障害者を障害の 種類別に見てみると下の円グラフ のようになります。 年齢階級別にみた身体障害者数の分布(昭和62年) 障書の種類別にみた身体障書者数 柑.19 28-29 罰-39 糾ト49 5ロー59 60-69 70一 年l給隋隕・・・捻 く資料〉厚生省社会局「身体障害者実態調査」 く資料〉厚生省社会局「身体障害者実態調査」 「あいさつは,家の和,人の和,世界の和」

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