広報かつら No.224 1988(昭和63)年 11月
9/10
謹(7)試薬広報オ∵つら.ニーl月号課業詳罪業我嘉端蕊嘉韮護憲謀讃哉濁領領属領髄髄牒属領髄髄牒牒牒髄牒 私たちは体を動かすためのエ ネルギーや、体をつくる材料を 食べ物の中にある栄養素に負っ てい▼ます。つまり、食べ物を細 かく▼分解し、吸収し、自分に必 要なものに形を変えたり、不必 要なものを外に出すというよう 亨」とを、官吏行っているわけ です。 “ある人はこの生命の本質を、 ローソクの炎にたとえておりま す。炎の中で炭化水素が燃、え、 炭素の微粒子が熟せられて光を 船上.ている。炭化水素は酸化し て‥二酸化炭素と水蒸気になり 炭粛の微粒子と共に炎の頂点か ら外龍抜ける。これが連続的に 撃Jるために、炎の内容は刻々 と変わる。炎の形は変わらなく とも、常に新しいガスが燃え、 蛛、えかすが炎から出ていくので すJ このように物質が新旧交代を すること㌔代謝といいます。 言い香、ヱる 体はあまり変化していないよう 栄養の必要性と酵素 沢山診療所長 医師 菊池 宏典 に見えるが、つねに代謝を行っ ているために、その材料を食べ 物から取らなければならないわ けです。 ところで、ときどき「酵素パ ワーのなんとかLという洗剤の コマーシャルを耳にすると思い ますが、あれがなぜ汚れを落と すかというと、衣服についた汚 れの鎖を、「酵素」というものが ズタズタに切るからです。また、 大根おろしや山芋に含まれてい る酵素が、消化を助けるという 話を知っている方も多いと思い ます。このように自然界には、 物を分解する能率を高める酵素 が数多くあります。また逆に、 物をつくる能率を高める酵素も あります。 この酵素と呼ばれる物質は、 私たちの体内にもたくさんあり、 先ほど説明した代謝を円滑にす る働きをしています。 例えば、ご飯をよく噛んでい ると、だんだん甘くなります。 ごれはでんぶんが、.唾液の中の アミラーゼという酵素の働きで 麦芽糖に変わるからです。これ らの酵素と呼ばれる物質がなけ れば、私たちは生きていけませ ん。 では、酵素とは何でしょう。 実は、酵素はタンパク質からで きています。また酵素を助ける 補酵素というものがあり、これ はビタミン‥、、ネラルからなり ます。 こうした理由からタンパタ質、 ビタミン、ミネラルは私たちの 食生活に、なくてはならないも のなのです。 かつら文芸 音だけの花火も母とゐて楽し 仲宮 亀次 夏行果つ心を鵜捕小屋に置き 桐原 肇 渡り鵜に母なる海は荒れやまず 金長 渓夫 櫓穂の青きが悲し青刈田 小林 息之 詔 書 喜 うつつには逢ひえぬ人と夢にあ ひて今朝は起床の時刻おくれぬ 光害 広木葉津乃 一枚のはがき書き得ず幾剥か過 きゆく風邪を病みて臥せれば 高堀よしの 扇風機首ふる毎に幼孫は左と右 にはしやぎて廻る 山形 式妙 さらさらとその音やよし干上が さく れる麦の粒々に手を掬しゐて 綿引 栄子 夫の罪を身代はりせしとふ妻の 記事己れに組ひつ′二日過ぎた り 渡辺千妙子 はちきれんばかりの風を飲みこ みて鯉泳ぐ空蒼くひかりゐる 大森 久子 交通事故の絶滅は二八〇万県 民すべての切実な願いです。 この県民すべての願いと努力 にもかかわらず、今年に入って から交通事故による死者は昨年 を上回るペースですすみ、尊い 生命が失われております。一瞬 にして人命を奪い、平和な家庭 と暮しを破壊する交通死亡事故 が、このように多発しているこ とは誠に異常な状態であります。 /■、 √も 交通死亡事故抑止へお願い 猪野一江 まご 白き蝶となりて演劇する孫娘の 両手動か.すときなりかえる 石井きぬ子 山里の茅家の軒に今もなほ菖蒲 挿しあり懐しきかな 小林 息之 以上文化協会文芸部会員作品 夕ぐれて対岸 これから年末にかけて、さら に、交通量の増加が予想されま すので、県民それぞれが交通マ ナーを一層高め、家庭、学校、 職場、地域において全力をあげ て交通事故の防止に努めましょ たわむれの恋の病と爪 う一】め の魔性の喬きしとき 栗の花咲けば田植の季節ぞと祖 父の言葉を今も忘れず へ一途政つ 杉 桜 を 山 りど井 か み の む ち 水肇 女子 面 「あいさつは,笑顔をそえて心から」
元のページ