広報かつら No.219 1988(昭和63)年 6月
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窯業秦野嘉遊繋繋#※謀詳諜#♯※求兼業荘誰某菜韮議嘉淀発光裟諜淀繋広報かつら 6月号罪業(2)試 拶璽呼野■慨 甚炉櫛別-しい水 工夫を凝らレて大事に庇おう 環㌦ 日本の水需要は、経済の発展や生活水準の向上 に伴って、近年著しく増大してきました。 明治二十年に、わが国最初の近代的な水道が給 水を始めて以来、一世紀の歳月が涜れましたが、 この間に水道は急速に普及し、昭和三十四年にわ ずか四八・七%であった普及率が、今日では九三・ 六%と、めざましい発展をとげました。水は生命 の源です。いまや水道は、わたしたちの健康で文 化的な日常生活を支えるかけがえのない施設です。 六月一日から、三十回目の 『水道週間』が始ま ります。蛇口をひねると、いつでもきれいな水が ジャーツと出るという水道の利便性に慣れすぎて いるいま、ぜひ水の大切さを見直し、水について の理解を深めたいものです。 ム 」鋸 ∴ ヾ、■ニ・ 蛇口をひねれば、水は無尽蔵 に溢れ出るものと思いがちでは ありませんか。水はいまや限り ある貴重な資源なのです。わた したち一人一人の無駄使いが積 み重なれば、必要なときに十分 な水量を供給することができな くなり、わたしたちの暮らしに 大きな影響を与えてしまいます。 日本の水道の年間給水量は約 盲五十一億立方メートルで、そ の水源の約七割が、河川水とダ ムなどの貯留水でまかなわれて います。これらの水源の水が安 実践しよう身近な節水 こうしておいしい水になる 全でおいしい水道の水となるに は、まず導水路と呼ばれる道を 通り、着水井というところにい ったんためられます。ここは浄 水場の玄関にあたるところです。 身近なことからぜひ実行した いものです。たとえばこんな工 夫が、ずいぶんと節水に役立つ のです。 ●コップ三杯程度ですむ歯みが きも、流しっ放しでは、一分間 に約六リットルの水のムダとな ります。 ●蛇口はこまめに締めて、流し 日本で水道が初めてつ くられたのはいつのころ からかというと、天正十 八年(一五九〇年)に徳 川家康が江戸に幕府を開 くにあたってつくられた 神田上水が最初といわれ ています。 江戸時代の各戸への給 水は、木桶や竹管で導水 し、共同使用にあたって は留桝からくみ取る方法 「水道の歴史7 近代水道が始まって101年 っ放しでは使わない。蛇口の栓 に節水コマを取り付けて、水の 出を調節するのも賢いやり方です。 ●洗濯も工夫をすれば、一回百 リットルの水ですみます。しか し、流しっ放しでは約二百四十 リットルもの水がいります。 ●バケツ洗いなら五杯ですむ洗 車も、流しっ放しのホース洗い では、なんと三十杯以上もの水 が必要となります。 この浄水場は、きれいで衛生 的な水をつくるところで、最初 に沈殿池という池でゴミや砂を 落とし、さらに、ろ過池という 他に入り、きれいに敷きつめら れた砂の間を通って、十分に汚 れを落とします。 が採られていました。 安改元年(一八五四年) に鎖国が終わり、外国と の交易が盛んになると、 コレラ、チフスなどの伝 染病が流行するようにな り、衛生施設としての近 代式水道の敷設が強く望 まれるようになりました。 そして、ついに明治二 十年、鉄管を用い、ろ過 した浄水を供給する、い そのほか、お風呂の残り湯は 捨てずに洗濯、清掃、散水など に使ったり、トイレの書消しの ために、二度流しや三度流しは しないなど、家族のみなさんで ぜひ話しあってみてはいかがで しょうか。 水のある豊かな暮らしを築く ために、水についての理解を深 め、水の恩恵に対して感謝を忘 れないようにしたいものです。 そして最後の仕上げとして、 塩素が加えられ、いろいろな細 菌を殺して、衛生的な水に生ま れ変わり、地面の下に網の目の ように埋設されている配水管を 通り、わたしたちの家庭に届く のです。 わゆる近代式水道が横浜 市に創設されることにな ったのです。 昭和五年、高級鋳鉄管 の国内生産がスタートし、 昭和三十二年には水道法 が制定され、世界最大の 水道専用ダムである東京 都小河内ダムが完成する など、水道は着実な発展 をとげ、昨年十月、盲周 年を迎えました。 「あいさつは,家の和,人の和,世界の和」
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