広報かつら No.216 1988(昭和63)年 3月
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蕊(7)我社広報かつら 3月号 抽罪業詳相葉寮嘉洋嘉泣寺井准薬烹滋泣発音鷲嘉慈半某潰走諮差薬葦 かつら文芸 二す■旬∴▼ 居付鴨ゐて初鴨の落ち付けず 桐原 肇 猪の罠逸れたる猪の脚の跡 伸宮 亀次 夕ぎれば明日の色浮く七変化 金長 瑛天 眼つむりて来し方思ふ除夜の鐘 小林 息之 週法定労働時間を週四十時間 労働制に向けて段階的に短縮す ることなどを内容とする労働基 準法の改正が行われました。 その概要は次のとおりです。 一、法定労働時間は、当面週四 十六時間、一日八時間と規定さ れました。しかし、次の規模及 び業種に属する事業所は三年間 の猶予措置があります。 H、、労働者数に関係ない鉱業、 ( 儀正された労働基準法は 四月一日より施行 米米米 ・躍業 運輸交通業、清掃・と殺某 日、労働者数三百人以下の建設 業、接客、娯楽業、その他の 事業 烏、労働者規模三十人以下の貨 物取扱業、映画・演劇業、保 健衛生業 二、一ケ月単位二ニケ月単位の 変形労働時間制、フレックスタ イム制、一週間単位の非定型的 変形労働時間制や労働時間の計 大給の旭は赤く雲に映ゆ暫しの た 間魅せられて倖つ 河又 市街 車窓より日光連山見え初めてふ るさと近きたかぶりにゐる 渡辺千妙子 轍の跡消えて久しき廃鉱への道 に音なく零余子こばる 高堀よしの 野の中に一軒家ありて黄に自に 色とりどりの菊を咲かする 石井きぬ子 羽掃きと思へば風の戯れよ父が 植ゑ給ひし柿の糞の書 杉山みち子 算制度としての事業場外労働・ 裁量労働などの制度が設けられ ました。 三、年次有給休暇の最低は与日 数が六日から十日に引き上げら れました。なお、これについて は、規模三百人以下の事業所に ついては、三年間の猶予措置が あります。更に、所定労働日数 の短いパートタイム労働者にも、 年次有給休暇が比例付与される こととなりました。また労使協 定により、年次有給休暇が計画 的には付与できるようになりま した。 四、その他、賃金・退職手当に つもりたる枯葉掃き寄せ燃やし つつ仰ぐ夕空鳥渡りゆく ∵ 大森 久子 掌を紫に染め事柄をむきて山家 に冬は来りぬ 綿引 栄子 旅の息子が土産にくれし荷を解 けば小豆島なる素観の出づ 桜井 肇 今になほ藁垣結ひし峡の家に炭 焼く梱りうすくのばれる 小林 息之 以上文化協会文芸部会員作品 閲しでl\一部改正がありました。 詳しくは茨城労働基準局、又 のを発見した時の感激。 摘み草は、春を迎え て心はずむ気分にぴっ たりの楽しい行事です。 縦に長い日本列島のこ とですから、摘み草の 時期はまちまちですが、 特に冬、雪にとざされ る北国では、摘み草は 待ち遠しい行事のひと つです。 とけかかった雪の下から、 黄緑色のフキノトウがのぞい ているのを見つけた時のうれ しさ。着ぶくれから解放され て外に出てみたら、いつの間 にかツタシが顔を出していた 摘み草 もっとも、都会人にとって は、摘み草はレジャーですが、 農山村では、食料を得るため の仕事でもあります。 ところで、実は最近は摘み 草というより山菜狩りという 言葉のほうがポピュラーです。 春の野で若菜を摘むだけでな く、山の中まで山菜を探しに 行くからなのでしょうか。 でしまう、自然の味覚 を楽しむの軋結構なのですが、 こうなると〝春の野にいでて 若菜摘む〞という古今和歌集 の風情には程遠い感じですね。 若菜とともに樹木の緑も呂 ぎめます。三月〜五月は「国 土緑化運動強調期間」です。こ の期間中の五月二十二日に、 香川県で全国植樹祭が行われ ます。今年のテーマは「今、 人と緑のふれあいを」です。 は最寄りの労働基準監督署にお たずねください。 近ごろの山菜ブーム はやや過熱気味です。 細い山道にトラックで 乗りこみ大量の山菜を 採取する、タラの芽な どは、先を争って固い うちに持ち帰ってしま ったり、来年のことも 考えずに芽を全部摘ん 「あいさつは,あなたと私をむすぶ橋」

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