広報かつら No.197 1986(昭和61)年 8月
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・・・7・・::i広報かつら 8月号・・・・・・・・・・ こ 二泊の休暇終へたる息子が帰る 庭に舞ふ梅の花びら踏みて 渡辺千妙子 芽吹かんとする勢を裡に秘め棒 の枝は空を指し居り 大越 久子 日柄良き早春のひと目白家製の 麹を入れて味噌を仕込みぬ 桜井 肇 今あゆみ来しことも過去になり たると老姉見送り洞あふるる 去る7月4日幽水戸市民体育 館において、茨城県・県警察本 部・県交通安全協会・県教育委 員会の主催による、交通安全子 ども自転車茨城県大会が28校参 加のもと行われました。本村よ り水戸地区大会で準優勝の沢山 小学校が出場し、健闘しましたが 団体の部で準優勝に輝きました 又個人の部では神賀 誠君が4 かつら文芸 訳価慧卿堕 短 歌 子ども自転車県大会 ㌧ 大森やよひ 菜の花の咲きてひと日の暖かし ちち まどろみ居りて亡父と語らふ 大森 久子 耳遠き夫に真の鳴きしことを言 ひそびれしまま夜ごと聞きゐる 高堀よしの ばんやりと飽かず挑むる鯉峨ひ ねもす初夏の温もりにあり 猪野一江 先生となりたる姪の娘の弾ける ピアノにて歌ふ帰れソレントへ 石井きぬ子 惜しみつつ住みつける家を壌-/ けり借地の許可を得られぬまま こ 位、小田部 昌人君が5位に入 賞しました。 出場メンバーは次のとおりで す。皆さんおめでとうございま す。 神賀 誠君 小田部 昌人君 富永 敦夫君 高島 貴子さん 清水 涼子さん 杉山みち子ニ 1 末期癌のむくみむくめる友の腕二 より逸せし視線のやり処なし 綿引 栄子二 サイロより高くポプラの茂る牧㌃ 蝦夷の若駒群れて跳ね居り 小林 忠之二 以上文化協会文芸部会員作品∵ ∴ ひまわリ 「00にかみつかれると、 雪が鳴るまで離さない」 さて、あなたなら、この0 0に何と入れますか。ヤモリ、 トカゲ、カマキリ、ヒル、ス ッポンそれともカブトガニ? どれが正解ということはあ りません。全国各地にいろい ろな言い伝えがあるのです。 それと、雷について二昔よく 知られているのは、腹を出し た子供を戒める時に言う「雪 がへそを取る」という話。 雷を防ぐ方法についても、 いろいろな言い伝えがありま す。「桑原、桑原」と唱える というのはたいていの人が知 っています。一説によると、 「桑原」は菅原道真(八四五 〜九三〇)の所領であった土 地の名で、一度も雪が落ちな かったという言い伝えから、 落雪を防ぐになったとい います。また、雪は桑の木が 嫌いだからとか、大切な桑畑 が膏で荒らされないようにい う願望らしい、との説もあり ます。そのほか、カヤの中に 入るといいとか、年越しの豆 を食べると助かるともいわれ ています。 また、雪が鳴ると稲がよく 実るとか、寒中の雪は干ばつ の前ぶれというような予言め いた言い伝えもあります。 こうしたことわざや言い伝 えの真偽は別として、落雷に よる被害で昨年も七人(全国) が死亡しています。八月三十 日から九月五日までは防災週 間です。災害にはいろいろな ものがありますが、落雪の被 書への認読も新たにし、災書 に対する日ごろの備えを強化 しまLよう。 「あいさつは,まずぽくからわたしから」

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