広報かつら No.187 1985(昭和60)年 10月
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※(3)罪深広報かつら10月号酪酪覿酪鮭漁詳盤盤藤城紅蓮答*架義発光肇軍務養成斑頚髄盛儀盛儀髄髄 l手の運動 最近は何事も〝インスタント の時代〞。料理一つとってみても、 手間ひまかけて作ることが少な くなっているようです。 しかし、〝手作業〞が減ること 〃見える脳″を十分使おう 食欲の秋、読書の秋と、十月は心身 ともに活力のよみがえる季節。もちろ ん、体力つくりにも絶好のシーズンで す。 ヰこで気分一新、家事や仕事の合間 .■ll ( 手、足を使って若々しく は、脳の働きにとっては大きな マイナス。手は〝見える脳〞と いわれるように、手の動きと脳 の働きは密接に結びついている のです。できるだけ手料理や裁 縫、楽器演奏などの機会を見つ け、手を動かすようにしたいも のです。 一方、手の筋力を維持するた めには、ある程度の運動が必要 です。鉄棒やボール投げ、腕相 撲など、一人であるいは親子で 楽しめるような体力つくりを生 活の中に取り入れてください。 また、右手の動きは脳の左側 に、左手の動きは脳の右側に関 相月は 「体力つくり強調月間」 に、体を動かしてみてはいかがですか。 「いきなりはちょっと……」という方 は、気軽にできることから始めてみま しょう。手や足のちょっとした運動も 意外に効果があるものです。 係があります。脳の働きのため には、両手はバランスよく動か す - これが基本です。 〝 ある戦国の武将が、くるみを 割亀〞ことで指を動かし、老 化防止に役立てていた、という 話があります。たかが拍の曲げ 伸ばし ー と軽んじないでくだ さい。するとしないとでは、脳 細胞の働きに大きな違いがでて くるのです。 指は脳からの指令によって動 きますが、籍を使わないでいる と、脳細胞の働きは次第に衰え ていきます。脳の細胞と神経細 胞をつないでいる「シナプス」と いう連結部が、いわば〝失業〞し てしまい、やがて消滅してしま うからです。 指先の細かな運動は、脳細胞 を働かせて活性化し、集中力を l足の運動 養ったり老化を防止するために たいへん有効なのです。 人間は本来、歩いて移動する 動物です。しかし、最近は、エ レベーターやエスカレータし、 列車や車などの普及によって、 昔に比べて歩くことが少なくな っているようです。 歩く機会が少なくなると、下 半身だけでなく全身の体力が低 下し、疲れやすくなったり、息 切れしやすくなったりします。 歩いたり走ったりすることは 持久力をつけるには一番いい方 法です。また、脳に送り込まれ 指、手、足などを動かすことは、体力の低下や無気力、成人 病、ボケなどの防止に役立ちます。気軽に、毎日できるような 運動を日課の中に取り入れていきましょう。 足を動かすと手も動く る酸素の量も増えるので、脳細 胞の働きも活発になります。 足を使った運動は、汗ばむ程 度の早歩きかジョギングがよい でしょう。年齢や体力・体調に 合わせて、距離やペースを少し ずつ伸ばしながら、気長にやる ー これが健康・体力つくりの 秘けつです。 また、足を動かす運動をすれ ば」自然と手の動きも生まれて くるので、手足の〝一石二鳥の 運動″といえましょう。 いつでも、どこでも簡単に できる指の運動 貰数をかぞえるように、順 序よく籍を折る運動 ※人さし抱から小指までを 順番に親指につける運動
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