広報かつら No.182 1985(昭和60)年 5月
2/8
嘉凝議我試案#誤裟詳※詳論業減光薬試#嘉盛儀礪盛儀欝盛儀髄威儀髄腐広報かつら 5月号※崇(2)喜 「持ち運びに便利だから」「自 動販売機などから手軽に買える から」などの理由で、ジュース やビールなどの缶入り飲料が大 モテです。一年間に飲まれる数 は、何と百億個。十数年前に比 べて、約十倍に膨れ上がった計 空き缶は〝ゴミ〃それとも〝資源〃 心がけしだいでどちらにもなります 算です。 確かに、手軽で、丈夫で、保 存のきく缶入り飲料は、消費者 にとって大きな魅力。しかしそ の一方で、投げ捨てられた空き 缶が、日本の自熱や町並みを汚 しています。 環境庁が調べた「空き缶の投 げ捨て理由」を見てみると、近 くにゴミ箱がなかったから(四 三%)、自動車に乗っていて始末 に困ったから(一四⊥ハ%)、ゴミ 箱や家まで持ち運びが面倒だっ たから(一丁九%)などが多く 挙げられていました。 このような理由で投げ捨てら れた空き缶は、地域の住民やボ ランティアの人たちの手によっ て一つ一つ拾われます。拾われ た空き缶は、環境庁の調査で分 かっているものだけで、一年間 に四億四千万個、実際はこれよ りはるかに多い数字になるはず です。しかし、いくら拾っても 次から次へと捨てていく人が後 を断たず、どうにもならない、 といった声も強くなっています。 空き缶を磯げ捨てた経験のあ るあなた、道路や公園はゴミ捨 て場ではありません。あなたの 捨てた空き缶が、だれかの手を 煩わす・・・・㌧ この言葉をもう一 度かみしめてみてはいかがです か。 新鮮な空気と〝緑〞を求めて、 山に釆ています。あなたは乾い た〝のど″を潤そうと、缶ジュ ースを一気に飲み干しました。 片手には空き缶、周りを見渡し てもゴミ箱はありません。さて、 あなたはその空き缶をどうしま すか。その場に捨ててしまう? それともゴミ箱のある所まで持 ち帰る? 空き缶が単なるゴミとなるか、 あるいは資源として再利用され るかは、あなたの選択によって 決まります。 空き缶の原料となるのは鉄と アルミ。言うまでもなく、海外 から輸入している〝貴重な資源〞 です。 / ノ 回収されたアルミ缶は、再び アルミ缶となってみなさんの前 に姿を現します。この場合にか かる電力は、原料から新しく製 品化する際の二十七分の一で済 むといわれます。 一方、スチール(鉄)缶は、 電炉工場で鉄筋や鉄板となって、 ビルや船に新しく生まれ変わり ます。このように空き缶は貴重 な資源 -。うまく再生利用す れば、資源やエネルギーを大幅 に節約できるのです。 ゴミにするもしないもあなた 次第 -。「使い捨て」という言 葉にまどわされることなく、空 き缶は必ず決められた場所に捨 てるようにしましょう。
元のページ