広報かつら No.150 1981(昭和56)年 12月
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ト 阿波山 桂第一団地 小林大輔くん 〓月27日生 隆夫・廣子さんの次男 『ポク、プープが大好きよ。毎日、お兄 ちゃん達と仲良く遊んでいるよ。』 H「.t■l■ 英二・典子さんの長女 『もしもし パパ/ 早く かえって釆て、だっこしてネ。』 川田望 .■ 赤沢 新生石原 江幡操くん ■2月23日生 康則・孝子さんの次男 『ポク、プープーが大好きです。 誕生日とクリスマス プレゼント何かな。』 正志・幸代さんの長男 『ぼく、三翰辛が 大好きなんだ。』 あずき 小豆坂のおばあさん 下阿野沢から高根へ登る坂を 小豆坂といいます。昔は、人が やっと通れる細道が、杉の木立 の間を曲り曲った急な坂であり ました。昼間は通る人もありま すが、夜になると通る者もあり ません.。 坂の中程に、清水の流れる所 があります。「サラサラ、サラサ ラ」水の音は静かに静かに、そ して細い声で流れます。 水の音にまじって、更にまた 細い声が聞えます。その声は高 く低く、悲しいような泣くよう 彗聞くに堪えない淋しい歌で す。 村のとしよりのお話では、 「その声は山に住んでいるおば あさんが、神様にお供えするお 赤飯をたく為に小豆を洗う書だ山 との事です。 その昔と歌声とは、春の夕も 冬の夜も、雨が降る晩も風の吹 く夜も絶えたことがありません。 おば\ぁさんはこうして毎晩毎 晩神様にお供えするお赤飯をた いておったのです。 皆様、暇があったら小豆坂の 中程へ行って静かに耳を澄まし て御覧なさい。杉の木立もまば らになり、水の青ももう聞けな くなりましたが、夜空に星の輝 きがまばたいて、人のせの移り 変わりを静かに見守っているよ うです。 大たら坊の足あと 昔、昔のその昔です。遠い遠 い山の奥から大たら坊が出てき ました。大きな籠を背にしょっ て、どこえ行こうとしたのでし ょう。しばらく歩いてきました が、「ドッコインョLといいなが ら、眉山に腰をかけ、右足を北 宿の田んぼに踏ま、え、左足は那 珂川の左側に踏んばって、那珂 川の水を手にすくうて飲みま した。「オオウマイ」もう一ツと 腰を前にかがめたはずみに、背一 中のかごから「コロコロ」とこ ろげ落ちたのが、館山と天神山 だということです。 掛
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