広報かつら No.147 1981(昭和56)年 7月
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広報かつら 7月号※謀(8)鏡 ■ 実 業団地 船橋和彦くん 和美・幸子さんの長男 ボクは海が大好きです。 6月25日生 く ㌢少い引Jあんい㌧頃㌢がー 加藤本章くん 一月6日生 直之・和枝さんの次男 ぼ、お兄ちゃんが大好き るんだよ。 玉と砕け淵と淀みながら、御前 山の南の山裾を洗って那珂川に 注ぎます。 ふだんはただ静かな奇麗な川 ですが、雨が降り続くと谷間い っぱいの流れとなり、那珂川に そそぐあたりでは、田畑を荒ら し人家を侵して人々に難儀をか けました。 ある年のこと、何処からとも 郷土に残る数々の伝説や民話 同様、村内にも貴重な古文書や 民具、民芸品が各家庭に眠って せ ふど 『弘法大師の踏止め川』 古文書や民具・民芸品は ありませんか 御前山の景色を一層美しくさ るものは、皇都川の流れです。 山奥の谷間谷間の水を集め、 なく一人のお坊さんが、こめ村 に来ました。村の人達の家に泊 って、人々の為にお経を読んだ りお話をしたりしているうちに 皇都川の話を聞き、 「それはどんなにか難儀な事で あろう。み仏におすがりして水 の禍をな〈して上げようゾ - 一÷‥ り巡らし、その前に座って一心 にお経を読み続けてみ仏を念じ、 「仰ぎ願くは、み仏の広大無辺 の御慈悲により、民劃の難儀を 救わえ給えゾ いませんか? 私達の祖先又はその前の時代 に使われた民具や民芸資料に基 づき古い時代を想い出し、古き をあたためて新しきを知る言葉 があるように古いものを大切に し、そして、将来の資料保有の ためご連絡をおまちしておりま す。中央公民館内の資料室に展 示し、永久的に保有を考えてい ます。 桂村中央公民館 雪三二〇 すが、川敷には少しの水も流れ ていません。玉と砕けて流れて きた川の水は、どこへ行ってし まったのでしょう。まことに不 思議な流れの川です。 「弘法大師跨止めの川」といって 茨城百景御前山の名所の一つと なっております。 橋が川の上高く架かっておりま 国道の上を立派なコンクリート した。 皆さん、行って御覧なさい。 われて釆ま⊥た。そして終には 動こうとしませんでした。 がて川の中瀬に立ち全身の力を 両脚にこめて「エイッ」と踏張 り、なおも大声にお経を続けて と真心をこめて祈願をこめ、や でお坊さんの足を洗って流れて いた川の水はどことなく引き去 って川底の小石が二つ三つと現 一滴の水もなくなってしまいま すると不思議なことに、今ま 注1 しめかざりのこと

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