広報かつら No.144 1981(昭和56)年 3月
5/12

耗(5)鏡擬広報かつら2・3月号献闘強談闘は脚翻細耀献闘減礁鮎開脚潮路感献闘閥耕削 新学期まであとわずか。 新入学児童をお持ちのご家庭 では、期待に胸をふくらませな がら、入学の準備になにかとお 忙しいことでしょう。 お子さんの入学にあたって忘 れてはならないことの一つに、 交通ルールのしっけがあります。 いままでは、比較的家の近所 で遊んでいた子供たちも、学校 に通うようにな ると、その行き 新入学児童の交通安全 交通ルールを親子で語ろう 帰りをはじめ、新 しい友だちもで きるなどして、 行動範囲はLだ いに広がってい きます。 ここで気をつ けなければなら ないのが、交通 事故です。 毎年、.この時 期は、新入学児 童の交通事故が 目立ちます。入 学を前に、正し い交通ルールに ついて、いま一 度親子でよく話 し合いまLよう。 子供の行動 特 性 を知 ろ う 叫 子供の交通事故で一番多いの は、いわゆる「飛び出し」です。 警察庁の統計によりますと、昭 和五十四年の幼児と小学生の交 通事故のうち六六%、つまり全 体の七割近くが路地から大通り などへの 「飛び出し」が原因と なっています。 小学生の「飛び出し」による 事故は、一〜三年生が四〜六年 子供を交通事故から守るには、 まず子供の行動の特性をよく知 ることが大切です。そのいくつ 生に比べて約四倍にものぼって おり、低学年ほど危険が多いこ とを物語っています。 「飛び出し」に次いで事故件数 の多いのは「横断中の事故」で、 停車している車や走っている車 の直前直後の横断、信号無視、 路上で進んでいて - などとな っています。 かをあげてみますと- ▽子供は一つのことに気が向 くと、まわりのものが目に入ら なくなる。ボールが道路にころ がり出すとつい走り出すのもそ のためです。 ▽ものごとを単純にしか理解 できない。いつでも、黄色い小 旗をあげると串は必ず止まると 思いこみがちですが、串は急に は止まれません。 ▽ 「あぶないよ」とか「注意 しなさいよ」という抽象的な言 葉だけでは、具体的な行動と結 びつけて理解することがむずか しい。 昭和五十六年交通安全 スローガン決まる 九年間減り続けた死亡事故は、 昨年から増加に転じ今年に入っ てからすでに五名の死者が出て しまった。 今年はこのスローガンのもと に、さらに一層事故防止を呼び かけ、県全体で死者数を三一〇 名、水戸署管内で三一名におさ 昨年の春、北方地内で交通事 故により尊い生命を奪われると いう死亡事故が発生したことは、 まだ皆さんの記憶の新らたなこ とと思います。 この事放で、一瞬のうちに息 子さんを亡くされた父親の加藤 木正道さんが、このような悲惨 な交通事故を二度と繰り返して ほしくないと願いを込め、交通 安全施設に役立ててほしいと、 五万円を寄附されました。 このほど、その善意をもとに 県道(阿波山・徳歳線) の篠根 宿前に、交通安全の塔を設置し ました。 この交通安全の塔により、車 を運転する方や歩行者の皆さん が、交通事故に注意しよりいっ そう交通安全に対する意識をは ぐくみ、そして村内から事故を 撲滅し、加藤木さんの行為に報 いることが出来るようにしたい ものです。 えようと警察署、地区交通安全 協会、安全運転管理者協議会、 市町村などが交通死亡事故対策 に力を入れてゆく。 ◎スローガン ◎ゆっくり 走ってみませんか ◎待ちましょう はらはら どきどき 渡るより ◎一人でも まちますきちんと 青信号 ..tIL■ヽ

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です