広報かつら No.132 1980(昭和55)年 1月
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、b つ 報 広 第132号 昭和55年1月10日(2) 桂村の皆さん新年おめでとう御 座います。昭和五十五年の新春を 迎えられ皆々様の御健勝と御多幸 を祈念いたし▼ますか 昨年中は皆様頂の御理解と御協 力のもとに村行政も概打順調に執 り行うこ上が出来畠した。心から おん礼を申し上げますと共に相愛 らざる御協力を賜わりたくお願い 申し上げ達す。 政府の再三に捗る公共事業主導 型による景気浮揚策により景気の 回復基調を混.い画すこせが出来ま したが、反面約由十%に及ぶ国債 依存を起因とする今後の財政の在 り方、産油国の動向尤左右される 油価の高騰に起因する物価の高騰 等内外共に極め.て曝しい年になる ようであります。特に財政面にお いては、本年を財政再建元年とし て増税路線を避けて経費の見直し 公共事業の抑制、三K開襟の処理 を中心とした財政政策を強力に推 進するようであります。 地方自治体においても歳出の思 いきった見直し、有効適切な公共 新年のあいさつ 事業の選択等による財政問題に真 剣に取組まねばなりません。さら に米需給関係是正の立場から昨年 より相等多い転作面横を拍示され る状勢下にあり、本年は国以上に 多難が予想されますが、新たな発 想と決意のもとに懸案に対処して まいりたく存じます。 昨年をふり返って見ますと、十 二月十六日議会議員一般選挙の投 票が行われ十六名の当選が決定さ れました。御当選を心からお祝い 申し上げますと共に今後の御活躍 を御期待いたします。 水田再編対策については第二年 次でしたが御理解と御協力によ り目標六五baに対し七五h達成い たしました。心からお礼を申し上 げます。本年はさらに増加される 現況であり誠に困ったことであり ますが食管制度維持の観点に立っ て判断いたしたく思います。何分 よろしくお願い申し上げます。 昨年は綜合計画に基づく実施計 画の第三年次でありましたのでこ の計画に従がい、老人福祉センタ 種村長 広 木 ー、料民体育館の建設に着手しま した。村民体育館は株式会社巴組 により工事中であり、工期より相 当早く完成の予定です。健康造り は幸せな生活を営む上において最 も重要でありコミュニティー造り の上からも大切であります。又、 混住化が年毎に進む農村において 健全な誤楽の場とスポーツの場の 必要性が叫ばれて来ております。 この趣旨に添え建設後は大いに活 用されることを期待いたします。 高齢化社会と言われるように住 民の高齢化の傾向は年毎に増して おります。高齢者の生涯対策と健 康増進の観点からもこれが保健施 設の必要性も久しい以前から叫ば れてきました。又、本村の場合は 国民健康保険等における老人医療 費の占める割合が県内でも高位に あります。長期的に観て、老人の 健康増進を図ることは財政面から も極めて大切であります。長い間 皮膚病等に効能のあった湯とう治 場が錫高野地内「湯の沢」にあり ましたが、これ等の点も考慮に入 れまして、この地に日下建設中で あり長雨等のため工事がやや遅れ ておりますが四月中オープンを期 しております。 村道の改修舗装については、生 活環境整備の一環として辺地事業 債の活用等、相当多額の財源を投 入し、年次計画により実施してお 月ます月山聞急傾地の舗装について ても出来得る限り配慮いたしました。 今後も継続して実施の必要があり ます。 昨年は長雨と集中豪雨により小 河川において予想外の被害が生じ ました。今後はこれ等の応急措置 をなすと共に指定河川編入の努力 をいたし、災害の防止に力を注ぐ 考えです。 村営住宅は昨年に引続き十二戸 の建設が大字北方下飯野地内に進 められております。三月中完成の 予定です。 岩船土地改良区については新ら たに錫高野地区約二十haを編入、 目下河川のつけ換えと共に工事が 進められています。長雨や硬岩の 出現により工期はややおくれてい ますが耕作に支障のないよう配慮 して進捗を図ります。 桂土地改浪区内の干排水、安全 施設、老朽溜池整備工事も、国、 県費の補助を得て順調に進んでおり ます。 地域農政整備事業も営農研修セ ンター建設や、共同利用機械施設 導入事業が約四一〇〇万、特定山 村振興事業関連単県事業が約三〇 〇〇万円の規模で進められており ます。 和牛生産奨励と高齢者の生涯対 策の趣旨による高齢者等モデル事 業については昨年はさらに県費事 業による二十頭の導入が決定し村 単独事業と合わせ六十頭の貸付が 可能になりました。今後の利用と 和牛生産の増進を期待いたします。 l 新生活運動もこの趣旨の御理解 と御協力により着々成果を見てお ります。「皆んなで行う社会教育の 集い」と共に本運動が継続され、 冠婚葬祭等の簡素化が定着される ことを念願いたします。 子供会やお父さんソフトボール や野球、高齢者の鶉投げお母さん のバレーボール等が年毎に盛んに なりスポーツを通じての人間関係 の深化と体力造りの上からも書こ ばしい姿です。昨年十一月二十七 日、鳥取市で開催された全国体力 つくり大会の際、茨城県唯一村、 桂村が1体力つくり国民会議議長 貴』を受賞しました。今後は体育 館の利用と共に本運動がさらに進 展されますことを期待いたします∩ 大桂大橋を含む広域農道につい ては五十四年国の予算が決定し、 目下必要な調査、設計が進められ ており五十五年より大杜夫矯の架 橋に入る予定です。本村周辺の発 展的変化に対応する意味において も百年の大計と謂うべき事業でも あり、今後は早期着工、早期完成 に全力を傾注いたします。 以上一ケ年を顧み、本年の展望 について若干ふれましたが財政再 建元年と称されますように、国に おいての財政投資も相当厳しいも のが予想されます。建全財政を指 標としつつ村民お一人お一人の御 提言を大切にいたし「明るい豊か な、ゆとりある村道りに邁進いた します。
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