広報かつら No.125 1979(昭和54)年 6月
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ヽ 、b つ ・カ 報 広 昭和54年6月20日(2) 第125号 皆さん、すでに御承知のように 昨年の夏以降、各地で山の松を始 め庭木や公園などにある松が次々 と枯れてしまいました。 これは、大部分が松くい虫(マ ツノザイセンチュウ)によるもの です。そこで、この松くい虫を退 治するため、昨年の夏以降県や村 が一体となって伐倒駆除事業を進 めてきました。この伐例駆除事業 は、松くい虫によってすでに枯れ てしまった松を切り倒し、薬をか けて材の中に入っている松くい虫 の幼虫を殺してしまう方法です。 しかし、これだけでは、現在健 康で青々としたマツを松くい虫か ら守ることはできません。 ことしも松くい虫の発生時期に 大切な稔を守るために なってきましたので県では市町村 等と協力して、本県の貴重な緑の 資源を守るため、ヘリコプタIに ょる森林の薬剤散布を実施いたし ますが、村民の皆さんも自分の大 切な庭木の松を守るために予防措 置として、次のことを是非実行し て下さい。 一、薬剤による予防 松くい虫の発生する時期(六月 から七月)七かけて有機りん系乳 剤(スミチオン等)を三回(六月 五日頃、二十五日頃、七月十五日 頃)ぐらい噴霧機などで枝葉全体 に十分かかるよう散布する。 この場合、他の樹木(とくにカ エデ類や五葉松)に薬液がかから 松くい虫の被害により 伐倒された松 ないよう注意してください。 〓‥薬剤を使わない予防 これは、小きい庭木にはよい方 法と思われます。樹全体に網(寒 冷紗等)をかぶせる。 松くい虫(マツノザイセンチュ ウ)の入ったマツは、ほとんど助 かりませんので、早めに予防措置 をして松くい虫から守ってあげま しょう。薬の名前や使用方法など は役場産業課か最寄りの林業指導 所、又は㌧県庁林業課(松くい虫 防除対策室) へおたずね下さい。 県民交通災害 共済に 加入し£しょう これから梅雨期に入ると道路が 滑りやすくなり、交通事故発生の 危険が増大し思わぬ災難に合うか もしれません。 この制度は、不幸にして交通事 故にあった方に見舞金をあげて救 済しようとするものです。 万一に備え家族全員加入し、不 渡の交通事故に備えましょう。 ☆加入出来る方……杜村に住民登 録されている方ならどなたでも。 ☆会費は 六〇〇円 大人 中学生以下 三〇〇円 ☆共済期間は……加入日の翌日か ら昭和55年3月31日まで。 ☆見舞金額は真のとおりです ☆見舞金の対象となる交通事故は ①運行中の自転車等との事故 ②運行中のパイク・自転車で自分 の不注意によっておきた事故。 ☆見舞金が支払われない場合。 ①無免許・酒気帯、過労運転によ る交通事故。又は、その同乗者。 ②地震、洪水、暴風その他天災に よる交通事故。故意の交通事故。 その他、くわしいことは役場住 民課へおたづねください。 等 級 災 害 区 分 見舞金額 1 死 亡 100万円 2 実治療日数 181日以上の傷害 25万円 3 実治療日数 151日以上の傷害 18万円 4 英治療日数 121日以上の傷実 15万円 5 実治療日数 91日以上の傷害 10万円 6 実治療日数 61日以上の傷害 8万円 7 実治療日数 41日以上の傷害 6万円‘ 8 英治療日数 21日以上の傷害 4万円 9 実治療日数 8日以上の傷害 2万円 10 英治療日数 3日以上の傷害 1万円 身l琴 身体障害者1級・2司汲言亥当 30万円 / \ ■ワ「ノ l 州心小≠.心胤舟山 物質の貧しさよりも 心の貧しさの方が みじめである 「解説」 物質に恵まれ、経済的に豊か であっても、それだけが人間の 幸福の条件であるとは限りませ ん。どんなに経済的に豊かであ っても、物質欲にとらわれ、金 や物を手に入れるために他人に 迷惑をかけたり争ったり、不足 不満の心を持つような人を傍か ら見ますと、本当にあわれなみ じめな人だなあーと思うでしょ う。人間の幸、不幸は物質の量 だけで決まるものではなく、心 が豊かであるかないかによって 決まるものであります。心が豊 かになれば物はそれに従って自 然に豊かになるということが結 果として現われて来ます。心の ゆとり、心の豊かさがあってこ そ、他人に対する愛情や思いや りの心も湧いて釆ます。心の豊 かさを養うということに目を向 けて、その心掛けで毎日を送り たいものです。

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