広報かつら No.123 1979(昭和54)年 4月
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ヽb つ か 報 広 昭和54年4月20日(2) 第123号 昭和五十四年度桂村の予算を審 議する、第一固定例村議会は三月 十二日から二十四日までの会期十 三日間で開かれました。 この定例会 昭和54年 八件、承 第1回定例村議会 認一件、認定二件、同意一件、選 挙一件、陳情二件、請願一一件の合 計二十七件を審議し、稔額一五億 ご承知のとおり、最近のわが国 の経済は安定成長といういわゆる パターンが変ってきており、この ため経済環境は厳しくなり従って 国も県も市町村も同様財政が大変 苦しくなっております。従って、 村民の幸せのため「今、何をなす ベきか」これまた厳しく 選択しなければならない 状況におります。一方、 混住社会の様相を年ごと に深めてゆく中において、 村民の求めているものも、 いわゆる価値観の多様化 により変わってきており 物の豊かさとともに心の 豊かきを求めるようにな ってきました。 このような中で、昭和 五十一年十二月策定の基 本構想は、財政的見通し の過少と経常経費と投資 的経費等において若干の 異動(策定当時と現在と ではその割合は逆転して 六千万円に及ぶ由和五十四年度考 結果、一般会計において一、二 会計子音案などを可決しました。 三、三二五千円と対前年比四・二 %増となりました。 昭和五十四年度 予算編成方針 の大綱につ′いて 桂村長 広木 香 いる、いわゆる投資的経費の割合 が多くなっている)はみとめざる を得ないが、発想の方法と将来に わたっての本村の展望等について は、概ね的確には捉されているも のと思われます。これに基づく三 ヶ卑の実施計画も本年が最後の年 次になりますが、計画どおり実施 することが適当と考えられます。 従って本年度においても「明るい 豊かな緑の村」実現をめぎし(第 一)福祉の充実と教育の振興(第 二)農林業と商工業の振興、(第 三)生活環境と活動基盤の整備を 柱とし、経常経費の節減、公共事 業主導型の景気回復指向による起 債依存度が増加する中で、将来の 財政硬直化を防止する意味におけ る財政調整積立金の増額を図る等、 健全財政を指標としながら「景気 の回復基調を一層確実なものとす る・.…‥」との趣旨の国、県の施策 に呼応し、でき得る限り効果的に 住民の要望に答えるペく留意し、 予算の編成をいたしました。その ′ 福祉の充実と教育の振典 福祉と教育の振興については、 新しく購入した福祉バスの運行方 針の確立を図り、最近高齢者社会 の傾向を強めている(基本計画策 走当時は十五%を占め、全国及び 県平均をはるかに上回ったが、現 在は更にその傾向が強く二〇%に なろうとしている。)このため国保 会計への影響が多くなってきてい る)現況にかんがみ、高齢者の福 祉と健康づくり、老人の生きがい を高めるため、又将来必置が予想 される健康センター等をも考慮に 入れ、老人福祉センター(A型) を三分の二の国の補助を得て建設 することにしました。 全村民の「幸せ」はまず健康づ くりが第一であり、特に本村は体 力つくりの村として日々脚光を浴 びてまいりつつあります。従来、 桂中体育館、各小学校の体育館等 を学校教育に支障のない範囲で活 用してきましたが、近年スポーツ 愛好の風潮は日ごとに高まりつつ あります。従って、全村民がスポ ー ツに親しむ機会透っくることこ そ「健康な村」 「幸せな村」を建 設することに欠くことのできない ことと考、え、国の補助を得て村民 全体がスポーツに親しむ場、村民 ′( J■ 体育館の建設を計画いたしました。 場所については中央公民館建設の 際予定しておきましたので、中央 公民館の位置になります。昨年竣 工をみた中央公民館は、現在月平 均約一、六〇〇人位の人々が利用 しております。今後は学習計画の 充実を期し運営いたしたく、必要 な経費を計上いたしました。近き 将来、必ず県内随一の公民館運営 を期してまい進いたします。 各小学校、中学校については、 緩急の度合いを勘案し、でき得る 限り要望にそうよう務めました。 特に小学校における体育教科改定 に伴うバスケットの施設について は、固定方式により各小全校に設 置することにいたしました。 農林業と商工業の振異 農林業関係については、相当長 期にわたって実施される水田再編 対策事業の第二年次に入りますの で、昨年度の実績と反省のうえに たって、より効果的に進めるべく 水出利用再編対策本部においても 充分協議し、生産者各位にその内 客を内示し御協力を得るようにし ました。これが効果的達成に必要 な予算措置をいたしました。 地域農政特別対策事業について は、すでに継続して推進中であり 夷施事業が具体化され次第生度途 中においても事業にとりかかれる よう配慮いたしております、とり
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