広報かつら No.122 1979(昭和54)年 3月
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ヽ ヾb つ ・カ 報 広 第122号 (5)昭和54年3月20日 砂漠の都ラスベガスをあとに空路 五〇分でアメリカ最高西端サンデ ィゴ着。太平洋岸唯一の軍港都市、 砂浜に固まれた深い湾に臨む良港 で商、魚港としても重要な所、米 国の宝庫オルフォルニヤ歴史発祥 の地で最古の町。元はメキシコ領、 対米戦争後今はアメリカ領土、訪 米最後の宿だけに張り切りが違う 一行。巨大な空母浮ぶ軍港を眺め、 記念物湾内連絡船内での儀食も乙 なもの。市内一望のカプリド公園 で戦没者墓地に冥福を祈りラマ岬 でボルドグル探険家のカプリロ記 念碑や文化財の見学。青い海、澄 んだ空、乾いた空気、熱帯植物に 詩情豊かな解合に落ちつく。翌九 月三日メキシコ国境の町ティファ ナ視察、目にしみる好意で迎える 税関の人達の顔、異国だけに印象 も深い。むす様な異臭混雑する人 波、バスに群がる群衆、花売りの 子供達、全く言語風俗l変、陸続 きの国境線、四十余前の支那町が 追想される。横路に入らないこと 買いものはバス停車附近でと案内 人の苦労も並大抵でない。下手な 英語より相手の日本語に顔負万。 皮類、宝右が多く殆んど手製品で 交渉によって売価も決るが定価の 三分の一が相場とは驚いた。両国 私の訪米視察記より 種村議会議長仲 田 武一 の貧富の差、生活様式の相違、国 境より二五マイル迄メキシコ領内 道路の舗装管理は米国が重砲、密 入国が毎日数百人で追い返しで大 変な話、夜中柵下に穴を掘っての 密入とは大したもの。別に米国も 気にしないアメリカ的の表徴か。 思いがけないメキシコ視察、皆元 気で無事出入国でき、今回の拾い もの。帰途シーワルド(海洋博物 館)見学、シャチの曲芸ここ随一 の人気の的‥一画に日本村もあり、 入口に禾塗の鳥居、ジャパニーズ・ 国境の関門暑い ティファサの町 プリッチ(日本製橋)はふるって いるし宣伝も仲々。各国人の人気 も最好評とか。夜は最後の送別、 潅食を共にした顔藤田長外同志の 面々、名残尽きない集いは今生の 思い出に残ろう。九月四日、十時 皆張り切り訪米の名残を秘め、国 境の空港を離陸。疲れ切ってか機 内のテレビや詰もせず身廻り品の 整理に夢中、四時間半で日米緒戦、 常夏待望のハワイ着。空港内での 三時間、買いものや入国準備で骨 の落ちつきも失うような多忙。島 内での戦没者墓参や戦跡、名所巡 りの余暇もない心残りのひととき だった。十五時三十分なつかしい 日航便で出発。機上より戦没者に 黙とうを捧げ、日米親善の機内テ レビ、米国内での日米宣伝もさる ことながら日本品の輸出超過もう なずけられる。日附も時差に悩ん だが、九月五日十八時十分成田空 港着、仲田章議運委員長、加藤局 長の出迎えは一年ぶりの再会の心 境だ。思えば訪米は東より西に帰 国は地球の廻る方向で日も長い日 附変更と時差を体験。敗戦の傷跡 にめげず開拓に精魂を傾けている 同胞、異民族を抱き底知れない米 国、県内町村長と議長の交流筆数 多き土産が出来たと思う。目先の 私利私欲に執着せず明日の郷土を 考え、開発の鍵は人の和、この底 力こそ桂の歴史を造る。 (おわり) 昨年より開所しております保育 所の入所児童を次の要領 ております。 ○入所資格 年齢は○歳から5蔑までです。 ○入所基準 次の事情で児童の保育に当れな い場合 ①母親の家庭外労働 ②母親の家庭内労働 ③母親のいない家庭 ④母親の出産、病気、心身障害 ⑤母親が病人の看護に従事 ⑥火災、風水害などの不幸にあわ れた家庭 ハ)保育科 前年分の.所得税によって決定 ○不明な点は役場保健厚生課にお 問い合て下さい。 温かい志 ありがとうございました 公民館活動に役だたせてくださ いと次の方々から沢山の物品の寄 付がありました。 ○御前山村 桧山伊三郎氏 さつき首木 二千本 ○種村粟 広木はつの氏 世界美術全集外六四冊 ○水戸市 岡田 敏秀氏 唐三彩一点、中国掛軸一点 l ・■t=-…■≠き′lヽr=享■■-Hミ…妻…F・■…・■-■・-■ぎ主享ざ三…言i盲・ 保育所入所児童募集 ○常北町 線引 油絵額入一枚 ○桂村下汗 高田 ツゲの櫛一箇、 一箇、古銭七枚 ○桂村赤沢 大畠 名著復刻全集外一 〇桂村上汗 大越 色紙(版画)額締付一点 ○桂村下阿野沢 神賀 俊雄氏 日本の歴史外二一九冊 日本の美術仝一四巻 ○東京都練馬区 大畠 留吉氏 図書 四三〇冊 ○桂村阿波山、茨城光学工業(株) 図書費 五十万円せ ○常北町 阿久津建設(株) 十万円也 犬の登録狂犬病予防注射 手数料改定について この度、県条例の改正により、 大豊壁二〇〇円か二〇〇〇円に、 狂犬病予防注射一回一頭につき一 五五〇円が一七〇〇円に注射済票 交付は三〇〇円、(合計、前期、 春、二一五〇円が四〇〇〇円、後 期、秋、は一入五〇円が二〇〇〇 円) になりました。 なお昭和五四年度前期(春)登 録と狂犬病予防注射は四月五、六 日実施の予定です。くわしいこと は後日お知らせいたします。 * * * 和二氏 末書氏 一升ドックリ 庄氏 一五冊(書棚付) 功氏
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