広報かつら No.121 1979(昭和54)年 2月
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(5)昭和5畔2月20日 広 報 か つ ら 第121号 し、.強い風が吹くことが多く、加 えて暖房器具などの火気使用など もあって、一年のうちでも火災の 多い時期です。火災による犠牲者 も多く、五十二年は、この二カ月 で年間死者の約三割を占めていま す。今年も、二月二十八日から三 月十三日まで「春の全国火災予防 運動」が行われます。 たばこが 火災原因トップ 出火原因で最も多いのは、たば この不始末で、昭和三十五年以来 連続十八年間、件数、損害額とも トップの座を占めています。 五十二年中のたばこによる火災 旨2/28-3/13 三月は空気が非常に乾燥 春の全国火災予防運動 は、全国で九千六十九件発生し、 損害額は約雪一十一億円と前年の 五十一年に比べて十四億円も増え ています。 きて、愛煙家は全国で約三千五 首万人、つまり、国民の三人に一 人が、一日当たり男性約二十四本、 女性約十六本 - 合計すると一 日に全国で約八億二千五百万本も のたばこが吸われている計算にな ります。 喫煙は、朝起きてから夜凄るま で、しかも時と場所を選びません。 当然のことながら、たばこという 〝火元〞は喫煙者とともに移動し 生活のあらゆる場で一歩間違えば 出火の原因になる危険性を秘めて います。 たばこは、火源としては小さい が、燃焼温度は七〇〇度〜八〇〇 度です。私たちの身の回りには、 この温度以下で着火する可燃物が たくさんあります。 たばこを吸う方は、いま一度正 しい喫煙管理の実行を心がけてく ださい。 留守中の火災 留守の間に火事になり、出 火原因を調べてみると、座ぶ とんに落ちていたたばこの火 が療因だったなどというケー スがしばしばあります。 東京消防庁が調べた「ふと んにたばこの火が落ちて出火 するまでの時間」によります と、最も多いのが「一時間以 上〜二時間未満」で全体の三 割、次いで「二時間以上⊥二 時間未満」 (二十三%) 「三 十分以上〜一時間未満」 (十 七%)などとなっています。 たばこの火の場合、出火ま での時間がかなり長いのが特 徴です。 ですから、たばこの火の不 始末の場合、気がつかないで いむ限り留守中の火災も十分 あり得るのです。お出かけ前 には、もう一度たばこの火の 不始末を確認してください。 消防出初式 行なわれる 去る一月十七日午前入時三十分 寒風をついて、二七一名の団員、 自動車ポンプ三台、可搬動力ポン プ十二台が桂中グランドに集合、 消防団出初式が盛大に挙行されま した。 地域住民の生命と財産を守るに ふさわしく、会場には水戸警察署 一千■′ l 慰霊碑前に 燈籠献納される 桂村畢思支部会貝合いはかり 桂村戦没者の英霊を慰めるととも に、祖国の平和と東栄を願うため 会員の浄財をもってこの程燈籠一 対献納され除幕式が執り行われま した。 燈籠は五尺春日型燈籠白みかげ 加工の見事なものです。 長和め来賓多数出席のもとに、服 装、機械器具の点検、分列行進な どがくりひろげられ火災に対する 消防意識の高揚をはかりました。

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