広報かつら No.120 1979(昭和54)年 1月
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ら つ 報 広 第120号 昭和54年1月10日(4) 新春を迎え村民の皆様に心から 新年の御祝を申し上げます。 さて、現代を観察してみますと 凡てに高度に、而も急激に成長し た日本の再編成の時期に到達した と言えましょう。学校数育もその 例に洩れず種々の問題を学んでい ます。 全国的に中学から高校に進学す る生徒が九割を越え、大学進学者 が高校卒菓生の四割にÅ達すると 言われています。従ってこのこと だけで言えば大いに喜ぶペきでし ょうが高校は勿論、大学にも各種 の格差が生じそこに異状な入学者 辛が展開したのであります。人生 において競争はつきものでありま す。その意味で受験競争を是認す る方もありますが、今日の日本は 誰の目にも異状であります。昨年 末、新に大平内閣が成立し、その 文部大臣となられた内藤着三郎氏 の記者会見の際「日本の教育に改 革せねばならぬ点は」と問われ、 第一にあげられた言葉に「日本は 世界のどの固よりも受験地獄だ」 からと言われたが此の解消は出来 年頭の御挨拶 教育委貝長 清 大森 るだけすみやかに手段を構じて買 いたいものであります。そして児 童生徒が十分な意欲をもって学習 に、体育に取りくんでいただきた いものであります。 幾多の可能性を彼等一人一人が 持っているのですから。 次に大臣の言葉に塾がありまし た。此の必要性と学校数育との開 運も問題であり、児童生徒が塾に 通うのが当然であるかの如く考え ることも異状であります。 第三に「よい先生」を養成する ことが大切だと言われました。 勿論教育の根源は「人Lであり 教師そのものに帰するでしょう。 幸にして本村に勤務する各学校 の先生方が日夜教師の本分につい て研鎌に努めつ、あることは日頃 の小・中学生の体育、学習の成績 及び行動を見て十分に伺うことが 出来まして感謝に耐えないところ であります。現代の何か忘れ去ら れつつあるように感ずる教育者自 身の道、換言すればその使命に徹 することこそ本来の教育を確立し ていく道でありま」よう。そして ( 、 各種の艶聞を解決する大前提であ ると信じます。 次に社会教育について申します と昨年新生活運動を村を挙げて展開 し全村一丸となっての実践は県下 に魁いたしました。なお健康村を 宣言し各種の体育を実施しており ます。 本村のような小さな村が他の町 村から注目を集めつ、あるのであ ります。 特に健康について言えば老若男 女を問わず人間活動の根源は「健 康」にあります。そして健康の保 持は絶えず身体の各部を訓練する ことにありましょう。若い者が全 力を尽して運動に活躍する姿は大 切であり美しささえも持っていま す。 更に老人には自己の運動能力を 持続しようと励むことが大切であ ります。 なお公民館活動は準備期間を脱 してクラブ組織を編成しっ、あり 既に実践に移っております。 我等の公民館に全村民が集いあ って楽しい一日を送れる日が釆た わけであります。 常に家業に営々として従事され る方々がしばしの憩の場となり明 日への活動の源泉となっていたゞ くことを心から熱望して、新年を 迎えるに当って御挨拶といたしま す。 昭和五十三年度第四固定例村議 会が十八日に招集され、会期を十 八日から二十二日までの五日間と し、認定一件、条例改正七件、補 正予算五件、同意一件、陳情一件、 請願一件などが審議されました。 認定第一号 昭和五十二年度桂村 丁般会計及び同特別会計歳入歳出 決算の認定について 一枚会計のほか、国民健康保険 沢山診療所、岩船診療所、簡易水道 事業、農業共済事業特別会計について 決算特別委員会に付託されました。 議案第四十四号 桂村有線放送電 話に関する条例の一部を改正する 条例 主なる改正は有線放送設備負担 金の額の変更、使用料の徴収を毎 月から隔月に改正したものです。 議案第四十五号 桂村防災会議条 例の一部を改正する条例 桂村防災会議委員の定数を改正 したものです。 議案第四十六号 種村職員の給与 に関する条例の一部を改正する条例 人事院勧告により職員の給与を 改正したものです。 議案第四十七号 桂村特別職の職 員で常勤りものの給与及び旅費に 昭和五十三年度 第四固定例村議会 各会計補正予算を可決 関する条例の一部を改正する条例 種村特別職で常勤のものの給与 及び旅費を改正したものです。 議案第四十入号 桂村数育委員会 の教育長の給与及び旅費に関する 条例の一部を改正する条例 桂村教育委員会の教育長の給与 及び旅費を改正したものです。 議案第四十九号 桂村議会の議員 の報酬及び費用弁償等に関する条 例の一部を改正する条例 種村議会議員の報酬及び習用弁 償を改正したものです。 議案第五十号 昭和五十三年度種 村一般会計補正予算 いままでの予算に三〇、六二八 千円を追加し、稔額を一、一三三 〇九八千円としたものです。 歳入は国庫支出金一、一四〇千- 円、県支出金一一、四一四千円、 繰越金二二、七七四千円、村債減 額四、七〇〇千円です。 歳出は議会費四、九五六千円、 総務費七、0〇一千円、民生費減 額六八千円、衛生膏減額一、五一五 千円、農林水産業費二一、四〇八千 円、土木費四二〇千円、教育費八 三九千円、公債費減琴一、四一二一千 円です。 五真につづく

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