広報かつら No.120 1979(昭和54)年 1月
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ヽ 、b つ カ 報 広 第120号 昭和54年1月10日(2) 桂村の皆さん、新年おめでとう 御座います。 昭和五十四年の新春を迎えられ 皆々様の御健康と御多幸を祈念申 し上げます。 昨年中は皆様方の御理解七御協 力のもとに村行政も概ね順調に執 り行うことが出来ました。心から 御礼を申し上げますと共に、本年 も相変らざる御協力を賜わりたく お願い申し上げます。 政府の再三に捗る景気浮楊策に ょり、ある程度の効果を見ること が出来ましたが、円高等の悪条件 により子期した目標に達し得ない ようであります。更に十二月に入 って、福田内閣の稔辞職、大平内 閣の誕生という事態になり、五十 四年度の予算編成も大分おくれて おり、大平首相の所謂「一味違っ た政治」がゼのように示されるか 期待と一抹の不安が混在している 実情かと思います。このような中 で、日中平和友好条約の締結、更 らに歴史的な「米中国更正常化」 の発表は、新しい喜びと明るさを 与えてくれたような気がいたしま 新年の あいさつ 枝村長 座木 香 す。 いづれにせよ、本年もすべての 点で重大な年であることには変り はありません。新たな発想と決意 のもとに懸案に対処してまいりた く存じます。 昨年をふり返って見ますると水 田利用再編対策が打出された初年 度であり、六五ヘクタールの転作 面積が示され、大変御心配をおか けしましたが、御理解と御協力に ょり、約七五ヘクタールの転作が 達成出来ました。心からお礼を申 し上げます。この政策は相当長期 に捗って実施されますので今後は より効率的な転作を目ざ⊥魔力い たします。今年も御協力をお願い いたします。 二ケ年計画で建設を進めた、中 央公民館は昨年九月六日竣工をみ 文字通り社会教育の場として一ケ 月約一三〇〇人の利用がなされて おります。今後は学習計画等を検 討し、効率的なより充実した運用 を図ってまいります。 一昨年十一月より建設にかかっ た桂保育所は咋.二月に竣工し四 ・--1 ‖・卜l 月よりオープン、現在四十四名の 児童たちが保母さんや職員と毎日 楽しい保育所生活を送っておりま す。ヽ 村民の要望の多かった歯科診療 については呉医師の招へいにより 昨年五月一日開診いたしましたが 呉先生はじめ職員の御協力により かなりの成績を挙げております。 御協力に敬意を表しますと共に御 利用きれるようお靡いいたします。 村道の改修、舗装には、環境整 備の一環として辺地事業債の活用 などかなり思いきった財源を投入 いたしました。山間急傾地の舗装 についても出来得るだけの配慮を いたしました。今後とも計画的に 実施してまいります。 村営住宅については、昨年に引 続き十二戸の建設が大字乗地内に 進められ三月中に完成の予定です。 今後も継続して行ぺ考えです。 岩船土地改良区の第三年次の工 事が日産建設、阿久津建設の二業 者によって順調に進められており ます。本年から三ケ年の計画で錫 高野地内約二〇ヘクタールを河川 の改修と共に実施する方針で目下 計画中であります。 桂土地改良区内の上坪、下作地 内、高根地内の干排水工考椎尾、 亀田の老朽滑池整備事業が、国・ 県・村費の補助を得て目下、阿久 津建設、桐原工務店、小松崎工業の 各業者によって進められておりま す。 一昨年指定をうけた農用地利用 銀行、地域農政特別対策事業は継 続して事業の実施、推進をしてお ります。 国土調査法に塞く地籍調査は、 一昨年、大字上押、下咋を実施L 昨年から大字莱、阿波山を実施中 ですが御理解と御協力により順調 に進められております。 和牛の生産奨励と高齢者の意欲 向上の趣旨に基づく高齢者等モデ ル事業については継続して単相賛 で十頭の購入貸付を実施しました。 松くい虫対策については国・県 費の補助を受けて約一〇〇〇がの 伐倒駆除を実施いたしました。本 年も継続して実施する予定です。 「真の豊かさ」を求めて、新生活 運動推進協議会が発足以来一ケ年 が経過しましたが、運動の趣旨が 御理解と御協力のもとに、着々成 果を見ております。「皆んなで行 う社会教育の集い」と共に、本運 動が継続きれ、冠婚葬祭の簡素化 が定着することを念囁するもので あります。. 子供会やお父きんのソフトボー ルや野球、お母さんのバレーボー ル等が年毎に盛んになり∵スポー ツを通じて人間関係の深化と体力 造りのため、誠に書こばしい姿で あります。今後施設の整備充実に 努力いたします。「輪投げ」を中 心とし二月齢者の健康造り運動は 自他共に県内一であり、NHKの 放映を通じて全国に紹介されたこ とは画期的なことであります。推 進に当られた関係者各位に敬意を 表します。 広域営農団地整備計画は採択さ れ、目下、もっとも大きな事業で ある那珂川架橋を含む笠間大宮間 広域農道開設については再三の陳 情をいたしました。五十四年度事 業採択の見通しも明るくなって釆 ました。今後とも努力を続けます〈 花一杯運動が年毎に充実してお りますことは本村の自慢の一つで あります。関係された各団体に心 から感謝いたします。今後とも一 層の充実を期し、文字通り「水と 緑と花の里」実現を期したく存じ ます。 以上一ケ年を顧りみ、本年の展 望について若干ふれましたが、景 気低滞は、国、県、町村を問わず 財政難を余儀なくされており、一 方住民の要望は年ごとに多くなっ ております。健全財政を指標とし つつ、基本計画と実施計画を踏ま え、出来得る限り御要望を満たし 得るよう配慮して透いります。 最後に皆様方の御多幸を重ねて 祈念申し上げ新年のあいさつとい たします。 * * * *
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