広報かつら No.116 1978(昭和53)年 9月
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第116号 昭和53年9月20日(2) 渋いブロンドとうす い焦茶色の練瓦におお 風がそよがす黄金の 穂波、かつらにふさわ しいこのよき日に、七 千村民待望の中央公民 館が竣工し、ここに輝 待望久しかった中央 公民館が竣工をみまし たことを村民各位と共 にお祝申し上げます。 本村はさきに「福祉 大森 清 われた近代的な中央公民館が役場 の東に誕生したことは村民の皆さ かしい式典が挙行されることは、 皆さんと共に喜びに堪えない所で あります。思えば従来の既設中央 公民館は、既に老朽化し、村民に 対する組織的な教育活動の場とし ては、余りにも貧弱、ましてや村 の充実と教育の振興」 「農林業と 商工業の振興」 「生活環境と活動 基盤の整備」からなる基本計画と 実施計画を策定し、この計画に塞 き、歯科診療室、運動公園、保育 中央公民館 竣エを祝す 教育委貝長 拶 桂 村 長 広木 香 んと共に心から祝福いたします。 、 それにつけても村長さんを始め 村当局、村議会議貞並びに公民館 建設推進委月の方々の今日までの 御苦労に感謝申し上げると共に、 立派な設計をされた柴設計事務所 献心的に沢山小学校建設に続いて 請負を担当された本村出身の勝村 建設様式会社に御礼を申し上げ、 民お互の教育を高め、生活文化の 向上をはかるための施設としては、 機能も不充分、まことに遺憾とし ておりました。し.かるに昨年来、 村民各位の間に中央公民館建設 の気運がほうはいとして起り、こ れにこたえた村当局の積極的なと りくみ、加えて県ご当局の絶大な 支援、並びに村内有志各位のご協 力、まさに三位一体、強力な総合 力により、わずか一年たらずで、 しかもりっばな近代的な中央公民 好 が完成いたしましたことは、七 所等を設置し、村営住宅の建設、 辺地債等の活用による画期的な村 道の改修舗装、山間急傾斜地の土 地改良、地域農政特別対策事業の 推進、農用地利用銀行の創設によ る農地の流動化の促進と経営規模 の拡大、笠間大宮間広域農道開設 実現を期しての推進、二ケ年継続 事業である中央公民館の建設等実 施計画の一〇〇%完成を期し努力 を続けてまいりました。 中央公民館は村民の長い間の念 千村民の皆さんとともに、喜びに たえないことであります。ここに 本中央公民館の完成を契機として 各字公民館の整備拡充をはかり もって公民館を中核とした、社会 教育の一元化により、必ずや村民 福祉の増進に、大きく寄与するも の上確信するものであります。ど うか、本公民館の管理運営に当た られる職員はもとより、村民各位 におかれましても、こころ合せり ゃ、かつらの流れ、明日へ大きな 夢を呼ぶと常陸かつら音頭の歌詞 願であったのであります。即ち本 村においては「真の豊かさ」を求 め、且つ実現を期す意味において 地域の実際生活に即した学習や事 業を主体とした社会教育活動には 特段の力を注いでまいりました。 各分野に捗ってかなりの実績を挙 げ得たと信じております。然し乍 ら、これらの運動のセンターとも 言うべき公民館はなく、いわば「青 空数量」 の観なきにしもあらずで ありました。 併せて当敷地を「公共の為に」と 心よく提供されました和田喜久氏 仲田通氏・広木正義氏・広木栄持 氏並びに舟橋きそ氏の五氏に深甚 なる敬意を表します。 本館が今後村の社会教育活動に 更に大きな一つのはづみを与える であろうことは誰でも考えること であります。私は此の広い敷地の 通り、水とみどりの豊かなかつら、 明日の桂を目指し、その早期実現 によりいっそうのご協力、心より お願い申しあげてやみません。終 りにのぞみ、本建設にあたり、ざ んしんな英知を傾注された柴設計 献身的な努力を惜しまず建設に当 られました勝村建設会社をはじめ、 工事関係者各位のご労苦に対し、 深甚な敬意と謝意を表し、議会を 代表し私のあいさつといたします。 今回用地関係者の御理解と御協 力を得、栄達設設計事務所のすば らLい設計と勝村建設KKの献身 的な御努力により、本村のシンボ ルにふさわしい殿堂の竣工をみ多 年の悩みが一挙に解消されました。 今後はこの公民館が民主的広場 として充分活用されることを期待 いたします。 おわりに当公民館建設に寄せら れました関係各位の御協力に厚く 御礼申し上げ挨拶といたします。 一角に出来たこの見事な施設を誇 りに思います。 それにしても如何に立派な施設 でもその活用と運営は人でありま す。つまり村民一人一人の心の通 いあう集いの場所として、誰にで も気軽に利用する場所となりたい と念願いたします。 終りに本村の生んだ維新の女傑

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