広報かつら No.115 1978(昭和53)年 8月
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つ 報 広 ら 昭和53年8月20日(2) 第115号 一、はじめに 去る七月二十七日・二十八日の 一泊二日、地元の高根山大山寺に 修養講座「座禅」を とりいれた 00<==⊃00く==>00く==⊃00く==l00t==>00く==>一■○ 種村子ども会幹部講習会 於いて開催。参加者は、村内の各 単位子ども全代表老、小学生五・ 六年生六十五名二尚校生十四名、 その他各単位会の役員、教育委員 会事務局の参加を得、更に講習生 の炊事役として地元会員の誠意あ るご協力を賜わり、そして、施設 の特色を十分生かした実のある講 習会であった。 開会に当たって、広木村長より は、学生時代の尊い体験をとおし たお話と、自覚と責任ある態度の 肝要さを強調。桐原育成会長から は、よきりⅠダーとして活躍でき る人になるため二日間指導を受け、 自由行動をつつしみ学習するよう 激励。鯉渕事務局長よりは、この 立派な計画的学習活動が、受講生 ひとりひとりによく理解され体得 されて、今後の地域活動のよきリ ーダーとして立派に生かされるよ うにと力強く述べられた。園部高 校生会長からは、きまりを守り協 力し合い、真剣に楽しく共にやろ うと意欲十分。 ニ、オリエンテーション 二日間の日程説明に続き、鈴木 社数主事は、講習のねらい、団体 生活上の共通理解・留意古挙が述 べられ、更に次の三点を強調。 ①、運動靴の整とん。②、トイレ の使用。③、各自の所持品の整理 整とん等の状況で、受講生の活動 評価ができると力説し、受講生へ の奮起を促した。 ◎講習会のねらい 子ども会リーグⅠとしての知識・ 技能の向上をはかるため、次の三 点を養成の主眼とした。 ①、恵まれた大山寺の大自然に親 しみ、宿泊を共にしながら親睦と 意志の交流をとおし、仲間づくり をする。②、強固な心身の練磨を はかる。③、規律正しい生活態度 を培う。 三、主な活動内容 高校生会・教育委月会との合同 による綿密なる活動計画のもとに、 学習・ゲーム・座禅・講話・奉仕 等の基本的諸活動を有効に展開。 第一は、牡を七班に編成、役割・ 分担・話し合い。各姓には指導役 として高校生二名が加わり、班単 位に各種ゲーム・キャンプファイ ヤーのだしもの練習・キャンプフ ァイヤー・集い。牛後九時よりは、 高校生のベーブサート(人形劇) を披露し、父兄を含めた参加者全 長の心をひきつけ、時間の流れを 忘れ楽しいひとときを送った。 第二は、係分担ごと作業・写生 会・作品鑑賞会・大山寺・渡辺真 玉先生より生活の知恵を中心とし た講話・座禅・反省会等、内容に 富む講習会であった。 四、本年度講習会の特色と反省 昨年度は、工作面をいれた創作 活動を主に、本年度は会場を寺院 に求め、従って、寺院境内の施設 をふまえ、奉仕活動、更には講話 と座禅等の修養講座をも加え、「心 のしまりと心のゆるみ」を体得。 高校生の一人は、「真の生き方 をさとったような感じ」と感想を 言っている。 ここに、桂村高校生会月の自主 的参加と後輩への情熱的指導があ ったことを忘れられない。 更には、地元後援会貝のあたた かいご配慮をいただき、ご厚意に 感謝申し上げる次第である。 高校生たちは、高校生会での自 分たちの研修成果の発表のチャン スと心得て、精いっぱい活動でき、 更に今回の講習会で自分たちのた めにも、たいへん勉強になり喜び を語っていた。 小学生は、はじめての活動内容 が多く、興味的・規律的・学習的・傾養的なものとあって、それぞれ の活動がたのしく、参加してよか ったと高く自己評価をしていた。 最後に、教育委員会尾又係長は、受講生諸君が宿泊をとおして得た 生活学習のこの立派な体験を、こ れからの子ども会運営・活動に十 分生かされることはもちろん、家 庭・学校・地域での広い生活の場 に於いても、謙虚な活動を期待し たいと望みの一端を述べた。
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