広報かつら No.110 1978(昭和53)年 2月
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ら つ ヽ- カ 報 広 (3)昭和53年2月20日 第110号 桂村では有線放送開局十周年に あたり記念事業の一つとして、ひ とり暮しの七〇才以上のぁとしよ りに有放電話の無償貸付を行い、 ぁとしよりの孤独感解消に役だっ ている。またこれによって常に近 隣との速けいが密となりたいへん 喜ばれています。さらに朝昼晩に 有放から涜れてくる音楽、村の出 来ごと、学校放送による子どもた ちの声、あるいは村の人たちの民 謡、詩吟をど、おとしよりたちの 顔は、めっきり明るく、ほほえん でいます。 これは「高令者と結ぶ愛の有線 ひとり暮しの老人に 有放電話を無償で貸付け 放送電話貸付条例」を制定し昨年 の九月十五日老人の日から実施し ているもので現在二七人のおとし よりの家に施設されています。 「福祉行政がさけばれている今 日、村でこのような条例をつくり 実施したことは、すばらしいこと です」と地区の民生委員さんたち が口々に話していました。 村の有放センターでは、これか らは、おとしより向けの自主番組 を編成に盛りこんで行きたいと張 り切っています。 〝徳川幹子先生の ご体験〃‥ 去る一月三十日、降雪の中、徳 川幹子先生をお迎えして高齢者教 室を開催。先生の豊かなご体験を 中心に、ご講話を拝聴した。 先生は、全日本開拓者連盟婦人 部長・県婦人会館理事等の要職に ある。戦後、進んで水戸市丹下原 の開拓に当たり、土に親しみ続け その地で、今日、長男がモデル的 を酪農経営をしている。 先生は、七十五才・孫十一人・ ひ孫七人。戦後わ開拓当時はラン プ・太陽との生活。時には、朝・ 昼の二食生活。そして現在も、牛 と三六五日の生活を続けている。 「健康管理 体の網子を考え、薬は飲用しな いようにつとめ、ご自分のこと、 家庭のことは、ご自分でする習慣 づけ。従って、洗濯・入浴・食事 もお一人ですることが健康の秘訣。 毎日、一生懸命自分の仕事に打 ちこむ生活がたいせつと力説。 姑と嫁との生括は、お互いに遠 慮し合い、自分の思うようにをら ない。仲よくやっているようで、 なかをか苦労が多い。 二、親の準言 今日、農業後継者が減少しつつ あるのが残念である。食べものを くして生きられをいのに、進学し た子の上京が目立つのは、不思議 なことである。農村の発展を考え 阿波山の徳宿たつさんは、数え て九十九歳とをり、この正月には 「白寿」のお祝いをしました。 「白寿」とは「百」の字から第 一画を取ると「白」にをる所から 九十九歳の別称で、そのお祝いを いいます。 明治十三年生れで明治・大正・ 昭和の三代を生きぬいてきた方で 子・孫・曽孫と六十五人の子孫が いるそうです。 この間を振り返ってみると、王 政復古後の新時代、文明開化、教 育の振興、議会政治の発達、憲法 の発布、日清、日露戦争、第一次 世界大戦、満州及び日華事変、第 二次世界大戦、そして大平洋戦争 敗戦、新憲法の発布、国力の復興 と、まことに波乱万丈の世を歩ん .■ヽ ′■■_ヽ た時に、ぜひ、よい子を農業後継 者にしをければならをい。 親は、子より人生経験が長いの で、体験を聞かせてやることは、 いつかは役立つことで大切である。 徳宿たつさん 白寿のお祝い できた方です。 これからも健康に留意されて日 本一の長寿者となこられることを、 村民のみをさんと共に祈ってやみ ません。 ・ト・●ヽ′Vヽ■●ヽ′ヽ.′ヽノヽ′ヽ′ヽ′ヽJヽ′ヽノヽ′ヽ′ヽ■.ノヽ.■ゝ′ヽ′ヽ〃ヽ′ヽ′.′ヽハ′ヽ′ヽノ●.′●.′ヽ.・ヽ八′ヽ′~▲へノヽ′ヽ.-ヽ′ヽ′ヽ′ く たばこは村内で買いましょう 三 村内でお買いにな った、たばこの本数に よって、村の方へ「たばこ消費税」が入 ) ≧ ってきます。 強・中・弱の目盛りで 約首ワットの差 コタツの下にマットをしくと、 畳に逃げる熟を防ぎ、保温効果 は二〇%ほどちがってきます。 また、強・中・弱の目盛りで それぞれ百ワットぐらいの差が あります。必要以上に暖めすぎ ないように気をつけましょう。 50年度▲…‥tO,2】3,引0円 5一年度……ll,I65,310円 この消費税は村の大きな財源になっている きのです。
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