広報かつら No.110 1978(昭和53)年 2月
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第110号 広 報 か つ ら 昭和53年2月20日(2) かな成人式典 去る一月十五日、 役場大会議室で成 人式が盛大に挙行 された。 本村成人老は、. 一六四名。式典は 高瀬総務課長の司 会のもとに進めら れ、広木村長の式 辞、仲田教育長の お祝いと励ましの ことば、つづいて、 仲田村静会議長、大森教育委貞長 よりは、社会人としての晴れの門 出を祝う祝辞、祝電披露。そして、 鯉渕春美さんが成人者代表謝辞を 述べられ、・式典終了後は昼食懇談 を行い、なごやかな雰囲気のもと に一切が終了しました。 帰りに、成人者全員に記念品と して、「花みづきの苗木」が贈ら れ、このあたたかさに成人老のひ とりひとりが感謝の意をこめられ つつ家路を 見受けられた。 社会人としての 自覚と責任を 錫高野 鯉渕 春美 成人式を迎え、私達に課せられ る社会的要求牢精神的に、急に 大きくをったと男感じをうけま す。学校を卒業すると同時に、勉 強が終ったと考えがちです。 しかし、私達は自分のおかれる 成人式を迎えて 阿波山 小林 洋子 キラキラ霜柱が輝く中で、私は いつもと違う朝・・・成人式の朝を迎 えました。私自身二十歳だをんて 全く信じられません。いつも子供 っぽくて、高校生ぐらいにしか見 えをいのに。まわりの人からもい われます。でも、「おめでとう」 立場に於いて、さらに、それぞれ 生温への勉強を終生続けをければ をらないと思います。 数年振りに成人式を期に会った 同級生も、今日は社会の風雪荒波 にもまれ、随分変って成長しっつ あるように見受けられました。 私も、いつまでも子どもではい られません。今年は、成人として 立派に大人への仲間入りができま した。 「二十歳」として成人したから には、たとえ困艶なことに直面し ても、回りの人や自分自身に甘え ず、自分の意志で物ごとを解決し、 責任ある態度をとっていこうと思 います。 といわれ、ちょっぴりくすぐつた い気分ですむ 本当に二十歳だなんて、まだピ ンとこをいのですが、この言葉の 響きの中に、う責任Lという言葉 を強く感じます。もう、だれから も一人前として扱われ、すべてが 自由にをってうれしいことですが、 その責任は重いと思います。 『自分の行動に自覚と責任をもつL このことを、いつも胸に秘めてい たいと思います。 また、成人式は人生において、 ひとつの区切り期だと思います。 両親やまわりの人たちの嘆い愛情 につつまれて育ってきた二十年間 という長い年月、いろいろ感じる これからは、自分だけの生活の 中で、常に「自分らしさ・女らし さ・心の豊かさ」を心に秘め、先 輩達のご指導・ご高援を賜わりな がら、謙虚に反省を加え、女性と して、また人生としての「生きが い」を求めつつ、力強く生涯を送 っていきたい考えです。 をお、権利・義務をたいせつに して、社会の多くのかたがたより 信愛されるよう、精いっぱい努力 し、社会の振興・発展に貢献して まいりたい覚悟 ものがたくさんありましたが、こ れらを忘れるということではなく、 二十歳という時期を第一歩として、 何かが輝き、また、ひとつひとつ の生命が芽ばえてくる未来七向か って、新しい気持ちで歩んで行き たいと思います。 これから社会に巣立つ私ですが、 成人式のあの澄んだ青い空のよう に、いつもすがすがしい気持ちで 過ごしていきたいと思います。
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