広報かつら No.109 1978(昭和53)年 1月
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ら つ 報 広 第109号 昭和53年1月10日(6) 昭和五十三年の新春を迎え村民 の皆様に新年を寿ぎ本年の御活躍 と御健康を御祈りいたします。 次に思いつくことを申述べて御 挨拶といたします。 昨年十一月二十八日に新しい文 部大臣となった砂田重民先生が、 「よき先生を養成することが教育 の根本だ」と言われましたが、こ れは書から言われた言葉で至極最 もな話であります。ただその「よ き先生」を養成することは至難の ことであることも変りありません 文部大臣がどんな先生を「よき 先生」 の条件としているかくわし くは分りませんが、私が若しその 理由を挙げさせられるとすれぼ、 第一に「児童生徒と共に歩む先生」 を第一の条件としたい。 現実目の前にいる児童生徒の実 体を見て此の子等に何が大切か、 自己の指導に欠けているものは何 かを観察し反省して絶えず研華に 努め子伐と共に歩む姿が望ましい。 その心構によって児童生徒の学 力と先生自身の向上を促す結果と なるからであります。 幸にして本村に勤務する各小・ 中学校の先生方が私の要望する 年頭の御挨拶 教育委貞長 清 大 森 「児童生徒と共に歩いた」方々であ ることを誇りともし深甚なる感謝 を捧げる着であります。 今や学校教育は大きくその内容 を変えようとしています。 ある教育誌に「いまの子供は可 衰そうだ。子供に子倶の時代がな くなっている。農村でさえ群れ遊 ぶ子供の姿がをい。しかしいまで も僻地の山奥の炭焼の集落や大都 市の工場街の路地裏に行けば、子 供たちは遊びに夢中で大暗躍して いる。なぜか。ここは学歴社会の番 外地だから」 これは大人たちの実 感と言えましょう。私どもの子供 の時代は遊びほおけて夕暮時電灯 の灯るのに驚いて家に帰った思い 出は誰でも持っているはずであり ます。ところが今の子供達には毎 日毎日が学習に追われどおしで、 学校から帰ると熟通い。今時をら 暗くなって家に帰る老が多いよう である。ここにようやく文部省も 気づいての指導方針の改定となり ました。 教育の目標の一つに「調和のと れた心身の発達を図る」ことがあ げられるがこの観点から見れば今 日の教育の現状はあまりに知育偏 垂にすぎるとの認識に立って教え る内容を精選整理し、知育の量を 減らレ、浮いた時間を過三〜四時 間を教科でない情操教育や特別活 動、学校給食や体育にふりあてる こととなっています。これが 「ゆ とり」のある教育でその内容はそ の学校が独自のものを創意工夫し なければなこbをい。この間題は単 に小・中学校だけの問題でなく高 校の入学式験えと発展して行くの であるが今はこの「ゆとりある教 育」の小・中学校だけに止めて言え ばあまりに異状な教育の現状を断 つ英断であると思います。各小・ 中学校においては熱心にそのゆと りある教育課程を研究してお養 私はその主趣をすなおに受けて 「ゆとりある教育」が実践される 報告集1号 請願審査結果の報告 について 錫高野地区留場三ッ塙線道蕗改良 工事促進に関する講鹿を議会にお いて採択したものです。 認定第2号 昭和51年度桂村一般 会計ほか各特別会計決算認定につ いて 一般会計のほか、国民健康保険、 沢山診療所、岩船診療所、簡易水 道事業、農業共済事業特別会計が 決算認定されたものです。 ∵ 昭和52年度第4国定例議会 12月16日から26日まで開かれる 議案第42号 昭和52年度種村一般 会計補正予算 いままでの予算に一〇八九六千円 を追加し、総額を九三六六二八千 円としたものです。 主をるものは緊急麦作集団育成事 業補助、阿波山地区、上坪地区、 かんがい排水事業補助、ため池整 備事業補助です。 議案第43号 昭和詑年度種村簡易 水道事業特別会計補正予算 いままでの予算に二一〇千円を追 \′- ことを期待し確信いたします。 そして「人間性の教育」はまず 何よりも人間を人間として見る基 本的態度を作ることでをければを らないと思います。 次に本年八月までに社会教育の センターとしての中央公民館が、 役場の東に道路を挟んで建設され る予定です。総工費二億一千五百 万で二階建、鉄筋コンクリート、 建物面積一、五三六・五三ば。既に 実践のある勝村建設によって昨年 暮から基礎工事に取かかりました。 各種の集会や研究団体の集りに 「桂運動公園」と共に社会教育の 面で大いに役立つことでしょう。 以上思いつくことを申述べて、 新年の御挨拶といたします。 楽しいスキー教室参加者募集.′ 本年は土曜,日曜日を利用して計画しました。 振るって参加して下さい。指導陣豊富,上達バッテリ。 場 所 緒苗代国設スキー場 期 日 S53年2月17日㊨午後8時30分役場発 2月18日㊤午前・午後スキー実習 2月19日(診午前スキー実習 桂着午後6時 宿泊所 福島県猪苗代 民宿「盛屋」 TEL O242餅2)2616 交通機関 貸切りバス 定員40名 費 用 ¥9,000円也 申し込先 程村数育委員会事務局
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