広報かつら No.105 1977(昭和52)年 9月
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、b つ 報 広 (5)昭和52年9月20日 第105号 かつら音頭歌詞募集については 種々ご協力ありがとうございまし た。応募稔数77点、北は北海道か ら、南ほ九州までの広範囲の応募 があり厳正に審査の結果、次のと おり決定いたしました。今後は、 作曲、振付を行い、レコード化い たします。なるべく早く、レコー ディングを行い皆さんにお頒ちし 史いと考えております。音頭と共 に、わが故郷を、より一層豊かに 築きあげて行きたいと念願するも のであります。 かつら音頭歌詞入選 一入選(賞金5万円)恥45の1 小林 忠昭 桂村阿波山 二佳作1席(賞金各1万円) 恥9 金子 博道 埼玉県大宮市 恥27 芦田 茂 大阪府高槻市 恥53 佐藤 有弘 東京都杉並区 恥32 広木 いつ 水戸市 恥37の1 木沢長太郎 秋田県湯沢市 三佳作2席(貸金各5千円) Na20 介川 義雄 桂村高久 恥50 仲田 昭子 桂村赤沢 恥29 広木 久枝 種村赤沢 Nn42 橋本 哲次 東京都豊島区 (注)恥は応募者番号 ′11 「かつら音頭」歌詞きまる 審査の経過 一審査委員の審査について 応募者72名、応募歌詞77点につ いて、審査委貝11名により次のと おり審査を行う。 (第一回審査) 応募者氏名をふせて番号にて発 表し、各委見において20点を選定 することとする。 (第二回審査会) 各委員が選定した20点について 多数順に10点を選定し、それにつ いて順位を定めることとする。 (第3回審査会) 各委員の第1位〜第6位の順位 を集計し、上位3点を定める。こ の3点を専門家に依頼して、入選 作を決定することに意見が一致し た。 入選作の選定について 株式会社「東京企画」に依頼し たところ次のとおり回答があった。 (専門審査委貝) ◎日本詩人クラブ会員、詩人、日 本音楽著作権協会貝 森 菊蔵 ◎作曲家、日本作曲家会員 押尾 司 ◎作曲家、日本作曲家協会貝 狛林 正一 ◎音楽プロデューサー 丸山はるひ 選 評 入選恥45の1 桂の四季を一節づ つどり入れている点、詩の構成が よい。追加稿を加えて将来の桂の 希望む盛りこんである。なお、部 門的に補作詩を加、え、はやしこと ばに工夫をこらせば見ちがえるよ うによくなる。 佳作恥9一番日の歌い出しはよ い。ただ二番に桂の四季を一度に 盛りこんだのはいただけない。三 番の文句は理解しにくい (実際的 でない)四番も同じ、子育て安産 ならむしろ大山寺ではないか。は やしことばも江戸崎音頭の類型に ちかい。 佳作恥27 手なれていて調子はよ いが内容にとぽしい。どこの町や 村でも固有名詞を変えれば通用す る。いわば、ありきたりの作品、 こころがこもってないと受けとら れやすい。 ◎作品決定について 入選恥45の1について原作詞者か ら節を追加させ、それに基づいて 補作を行い「常陸かつら音頭」と 決定した。 ◎補作者……‥森 菊蔵 昭和2年群馬県に生まれる。慶応 大学卒。詩集「開花期」 「背後」 がある。「背後」は萩原朔太郎芸術 祭貿を受賞、中国科学院長郭沫若 ( 氏によって中国に紹介された。ほ かに「現代詩選」「日本詩人選集」 「朗読の詩集」に選ばれて作品を 収録されている。日本詩人クラブ 所属、北原白秋、野口雨情の系譜 を継ぐ郷土詩、郷土民謡の作詩で は当代随一との定評と実績がある。 常陸かつら音頭 小林 忠昭 作詩 森 葡蔵 補作詩 Hハァー春の桂は 香りに明けて 梅に、桜の 花だより 一Jl一〜ヽ- ごらん 萌黄の あの裏山が 常陸 かつらの 嵐山。ソレ 「さあさ音頭で なかよくおどれ 花のかつらの、花のかつらの 稔おどり (以下はやし同じ) Lょき 0ハァ一夏の那珂川 飛沫をあげて おどる、若鮎 うつ投網 藩の 花ぶさ うっとり眺め だれを 待つのか ゆかたの娘。 ソレ かじか 臼ハァー河鹿鳴く瀬に 螢を追って あの娘 かわいや まだ菅み 月の城址 ふたりでめぐる 恋のデイトは いつの日か。ソレ ㈲ハァ一風がそよがす、黄金の穂波 紅葉 色ます 愛宕山 山の 栗さえ 色づき初めた なぜに稔らぬ 片だより。ソレ ㈲ハァ一骨陸杜で 自慢のものは いまに伝える 捜の冴え 昔ながらの 春慶塗よ ひとつ あげたや あのひとに。 ソレ 囲ハァ一社よいとこ 住みよいところ 水とみどりと 花の里 こころ合わせりや桂のながれ 明日へ大きな 夢を呼ぶ。ソレ ;≡-..・、一lt一▼.三三≡≡;J・一一t▼・……≡……… 登記無料相談所 開設のお知られ きたる十月一日(法の日)を登 記無料相談の日として、茨城司法 書士会等が各地で相談所を設けま す。 種村付近では次のとおり開設さ れますからご利用下さるようお知 らせします。 登記無料相談所開設の概要 一日 時 十月一日(土)午前十 時から牛後三時まで 二場 所 水戸京成百貨店 三相談事項 不動産登記及び商業 登記並びに関連事項 甲王催者 茨城司法書士会 五後 援 茨城土地家屋調査士含 水戸地方法局、その他

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