広報かつら No.100 1977(昭和52)年 4月
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、b つ か 報 広 第100号 3)昭和52年4月20日 二月l一十三日、二十四日の二日 間桂村役場二階会議室において第 六回食生活改善展示会が他町村及 村内五百余名の参加を得て盛大に おこなわれました。午前八時半か ら作品の搬入が始まり、六十五名 の食生活改善推進員さん、その他 一般の方が腕によりをかけて作ら れた保健食、高血圧食、貧血食、 肉料理、いも料理、大豆料理、豆 腐料理、魚料理、練製品料理、卵 料理、牛乳乳製品料理、緑黄色野 菜料理、種類六十六、自慢料理四 十七種類が次々に運びこまれまし た。審査の結果、今年は今迄にを い良い出来ばえで審査の先生も人 賓作品を選ぶのにひと苦労でした。 審査員は水戸保健所 栗原先生、 農業改良普及所寺門先生、広木婦 人会長の三人で審査基準は次のと おりです。 一、おいしいか 二、栄養があるか 三、技術はあるか 四、工夫がしてあるか (講評)栗原先生 一、技術が向上した 二、身近にあるものをよく活用し てある 三、入賞者を決めるのに困難だっ た。 ク(/ク.クククグ(/ククク多クグクククグク 四点の入賞者について 一、茶きん卵は技術的によかった。 二、ふきのとうのつくだ煮は独得 な風味で季節感のある保存食だ った 三、かぼちゃばんは色どりがきれ いで、かぼちゃの活用によい。 ∇Aにをるカロチンが多く含ま れ砂糖の使い方が少いのでおや つによい 四、大豆そぼろは身近かにある材 料で味が良い。 五、盛りつけは良いか。 六、経済的を面を考えているか。 七、普及しやすいか。 の七点でした。出品者四十七名の うち入賞した四名の方は次のとお りです。 一.一 y /J・-、 諾わぃる 七、卵料理へ七種)上坪地区 八、牛乳乳製品(七種)赤沢地区 九、大豆料理(八種)粟地区 十、豆腐料理(七種)高久地区 一、保健食 二、貧血食 三、高血圧食 四、肉料理(七種) 五、魚料理(六種) 六、練製品(七種) (村長賓) 茶きん卵 下阿野沢 高堀静江 (食生活改善推進協議会長賞) 大豆そぼろ 岩船 小林きみ江 (普及所長賞) ふきのとうのつくだ煮 上阿野沢 小坪たま江 (婦人会長賞) かぼちゃばん 高根 大越きく江 各部落の推進員さんによる出品 は次の十二種類です。 高根地区 上阿野沢地区 北方地区 阿波山地区 岩船地区 上阿野沢地区 ・l t 十一、いも料理(七種)錫高野地区 十二、緑黄色料理(七種)孫根地区 二十三、二十四日の二日に分か れて、内原町、緒川村、御前山村 の推進員さん五十余名が視察にこ られ、十一時から二時迄交歓会を 開き、食生括改善について話し合 いました。 美和村食生活改善推進員副会長談 美和村は昭和四十七年より推進 員活動をはじめたが、をかをかも り上らないので桂村を参考にして 今後は一生懸命努力したいと思う。 緒川村 長山会長談 昭和四十八年に開始したが昭和 五十年桂村の萩谷推進員さんを講 師に招き桂村の活動の模様を聞き 大変参考になったが、今日種村の 推進員さんの話をきいたり、展示 会を見せていただき、すばらしい 献立に驚くと共に私共の今後の活 動によい勉強になりました。 御前山 西田会長談 昭和五十一年五目に活動を開始 したばかりであるが、食事は直接 料理名 ふきのとうのつくだ煮 上阿野沢 小土下たま江 生活にひびくので食改研修会は出 席率がよい。今は幹部の活動だけ にとどまっているが、今後は一般 の人に浸透させたいと思います。 種村の展示会を拝見して、栄養、 技術、アイデアを生かした作品に ぴっくりしました。今後私どもが 食生活改善をして村民の体位の向 上につとめる上に大変参考になり ました。これからも御指導下さい ますようお願いします。 次に皆さんがどんな病気でお医 者さんにかかるのか一カ月の統計 をみてみますと、一番多いのが高 血圧です。そこで今年は塩味の薄 いおかずと、牛乳乳製品(スキム ミルクを含む)の普及に力を入れ る予定です。貧血の人は毎年少く なってきておりますがまだまだあ りますので大豆と緑野菜の (バイ アム)料理も昨年同様普及したい と思いますので御協力下さる様お 願いします。 今後の推進員の皆様の御活躍を 期待してこの稿を終ります。 作り 方 (1)ふきのとうは塩ひと つまみ 入れてさっとゆでる。 (2)水に一晩つけてあくをぬく。 (3)水気をよくしぼる。 (4)正油と酒を煮立て とうとしいたけを入れて汁の なくなるまで煮る。 (5)最後に少量の正油とみりん で煮上げる。
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