広報かつら No.100 1977(昭和52)年 4月
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ら つ ヽ▼ カ 報 広 昭和52年4月20日(2) 第100号 昭和五十二年度の予算編成方針 と大網について説明いたします。 先に策定されました基本計画の趣 旨と実施計画に基づき「福祉の充 実と教育の振興」「道路の整備と改 修」「農業生産基盤の整備と地域営 農の組織化の推進」の三本の柱を 軸とし、人間主義を基調とした、 「夢と潤のある豊かな地域環境造 り」を指標とし、昭和五十二年度 の予算編成にあたりました。 御承知のように景気低滞のもとに おける国の財政事情は予期以上に 厳しく、乏しい村税収入と地方交 付税を主財源とし、出来得る限り 国・県の補助事業と関連させ、さ らに、長期的展望の中で、現時点 において許容される村債を起し、 丁万、各特別会計においては、独 立採算の原点を應まえ、一般会計 への安易を依存を厳しくあらため る等、十分考慮に入れて編成しま した結果、一般会計においては、 対前年比十三・一%増の八五四、 一二五千円。国民健康保険特別会 計においては、対前年比六・五% 増の二三三、三三二千円、沢山診 昭和五十二年度 予算編成方針 桂村長 廃木 香 療所特別会計は対前年比五五・四 %増の四五、七八六千円、簡易水 道事業特別会計は対前年比三五四 二%減の三一、七八三千円(事業 完成による)農業共済事業枠別会 計は対前年比一二・五%増の四二、 一九五千円と相成りました。全般 にわたり人件費の増加による財政 の硬直化を戒め、各種研修費や補 助金、需要費等の減額を行い増額 を極力さけることにしました。こ の点、従来より御不自由を与える かと思いますが、経費節約の趣旨 を御理解いただきたく存じます。 新規事業としては、従来、その 必要性が唱えられておりましたが、 諸般の事情でおくれておりました 中央公民館の建設を計画し、二ケ 年継続事業とし、本年七五、七八 一千円の予算の計上をしました。 幼児教育と保育の観点から、現時 点においては私立幼稚園の存在を 考慮に入れ、就園奨励費外三、九 八二千円を幼稚園費として計上し ました。又定員六十名収容の保育 所を建設することとし四八、〇三 〇千円計上いたしました。国土法 の制定と施行にともをい、地積調 査の測量をなし、地積の正確を期 すペく、今年から地積調査を実施 することとし八、八六八千円を計 上いたしました。笠間市、七会村、 桂村、大宮町を結ぶ広域農道につ いては、昨年十一月四市町村によ る県北西地区広域農道促進協議会 が結成され促進を図ってきました が、本年、県と共に調査を実施す ることにをり、県においても一七、 七〇〇千円の調査費を計上される 予定につき、本村においても二、 二二〇千円(県費の半額分を四分 のこを計上することにしましち なお「かつら音頭」の作成、社会 教育の推進、体力造りの普及、新 生活運動の推進等、予算は少額で ありますが、人間性を基調とした 地域造りを推進すべく新たに予算 措置せいたしました。国において計 画される地域営農整口整備事業等の 導入を図るペくその推進のための 予算も計上いたしました。以上は 特に新しい事業としての予算であ りますが、桂運動公園も引き続き 工事を進め、本年七月頃完成の予 定です。岩船土地改良区の事業に ついては、昨年同様二五%の村費 を計上することにし、その額約一 五、四七五千円であります。桂土 地改良区内の干排整備については 事業主体、桂土地改良区の事業と 対応すべく予算措置をとりました。 小中学校関係の予算については各 学校より相当多額の要望があり、 出来うる限り計上いたしました。 なお十分でをい向きもありますので 緩急の度合を検討し年次的に予算 化いたしたく考えます。道路維持 には四五、七一〇千円の道路新設 改良には四九、三三〇千円を計上 いたしました。生活環境整備の観 点から特に重視いたしました。 国保会計においては、年々医療費 の増加により必然的に国保税のア っプを余儀をくされる実情であり ますが、一般会計からの繰出しも 考慮し、従来に此してさらに低額 のアップに抑えることにしました。 沢診会計は、医師の努力と患者輸 送用のマイクロバスの好影響もあ って、きわめて好転いたしている ことは喜びにたえません。これを 機に診療態勢の整備拡充、環境の 整備をはかってまいります。水道 会計については全村に普及できま したが、これが事業に多額の村債 を起し、これからその元利の償還 をしなければなりません。そのよ うな事情から料金の改定をいたす ことになりました。なお一般会計 より元利償還分として一四、00 0千円を繰出すことにいたしまし た。衛生事業については広域行政 の観点から推進するとともに、新 事態に対応する予算的配慮をいた しております。今や内外の情勢は 大きく変革をせまられております。 即ち資源有限の認識と価値観の移 ′-1, ′】■ 行ということができます。省資源、 自力本願の姿勢を指向し、地域連 帯のきずなを深めつつ一歩一歩、 「夢と潤のある地域環境造り」に まい進いたしたく存じます。何分 の御協賛を賜わりますようお願い 申しあげ昭和五十二年度各会計予 算の編成方針と大綱の説明といた します。 各会計の予算規模については次 のとおりです。 一、一般会計 八五四、一二五 千円 二、国保会計 二三三、三三二 千円 三、沢診会計 四五、七八六 千円 四、水道会計 三一、七八三 千円 五、農業共済会計 四二、一九五 千円

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