広報かつら No.95 1976(昭和51)年 10月
6/8

、b つ ヽ▼ カ 報 広 第95号 去る九月十七日役場大会議室にお いて「茨城県へき地保健婦活動研 究会」が開催されました。当日は 林会長、大畠助役、川野辺保健厚 生課長、県五十嵐主査の挨拶のあ と研究発表として 一、成人病対策と食生活改善につ いて(桂村) 二、一部屋温室運動について大子 町、緒川村) の研究発表がありました。又各町 村実施している研究等を聞き、昭 和五十二年度にとりあげる事を話 し合い、最後に県五十嵐主査の講 評があり盛会のうちに研究会が終 りました。 ○研究内容 一、成人病対策と食生活改善につ いて(種村石井保健技官一 貧血検査結果 へき地保健婦活 年 次 表言 ■十 S43年 71.0% 4 7 〃 17.9% 4 8 〃 6.8% 4 9ク 20.6% 5 0‘ヶ 6.7% 51ク 6.9% 食生活改善推進員一四八名、中央 研修会年三回、キッチンカーによ る料理講習一回、伝達論習合年三 六回、食生活改善大会一回、以上 のように脳血管障害死亡者及び貧 血者は、昭和三十六年からの食生 活改善その他により少なくをって きましたが、五目の国保の診療報 酬明細書を見ますと、昭和四十四 年度未、毎年高血圧性疾患が件数 で一位をしめておりますので、血 圧検診、血圧相談、循環器検診等 成人病対策と食生活改善推進員活 動に今後も力を入れてゆきたいと 思っております。 脳血管障害死亡者 年 次 全死亡 地 区 別 l計 率 沢山 岩船 rF S35年 93 30 32.3% 40 99 11 11 10 32 3Z.3 45 71 8 6 8 22 31.0 49 59 2 9 3 14 23.7 50 74 2 5 3 10 13.5 病類別疾病順位(51年5別 順位 1 2 3 4 5 計 病名 高血圧 歯 の 胃及び 限 の 件数 387 153 127 116 114 918 1,815 二、一部屋温室作り運動について (緒川村戸沢保健婦) 別表のように成人病の死亡は冬に 集中している。又日本全国でも同 じです。茶の間の温度調査の結果 は、おどろいたことに外気温と余 り差のをい環境に冬期をすごして 平均気温 ロ 2 3 4 5 6 7 8 9 10 田 12 平均 最高平均 8.3 8.8 11.5 17.9 22.3 24.7 28.0 29.9 25.9 20.■3 15.6 10.9 18.7 最低平均 -5.1 -3.9 -1.0 5.5 10.3 15.0 19.1 20.5 16.4 9.5 1.8 -2.1 7.3 平 均 1.6 2.3 5.6 11二4 16.3 19.8 23.7 25.6 21.0 14.9 9.7 4.2 13.0 月 別死因別状況 古く 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 合計 脳血管系 2 4 ロ 5 2 2 0 1 1 3 1 5 27 心 疾患 3 3 ロ 3 ロ 2 0 1 1 ロ 2 3 21 肺 炎 ロ 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 3 癌 0 1 2 0 1 0 0 0 2 1 ロ 1 9 そ の他 0 2 0 2 0 0 0 0 3 1 .2 0 10 合 計 6 10 4 12 4 4 0 2 7 6 6 9 70 いること、これでは成人病は今後 増々増加せぎるを得ません。今後 の保健婦活動の中でへき地特有の この寒さからいかに脱皮してゆく か、住民がどこまで理解してくれ るか、関係機関と遠けいをとり改 善できるところからやってゆきた いと思います。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です