広報かつら No.88 1976(昭和51)年 1月
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こつ つ ヽ一 力 報 広 4 第88号 桂村の皆様新年お目出とうござ います。昨年十二月の村議会議員 選挙には一方肇bぬ御厚情をいた だき再度村政に携わることが出来 ました。これひとえに皆様のお陰 と厚く御礼申し上げます。 年頭に当り抱負の一端を申し上 げます。 まづ産業の振興については、本 村の主体をなす農家の経済の安定 で現実には農業だけでは生活は困 難です。これらは耕地の拡大は勿 論機械化労働賃金をど幾多解決の 主に今後繁栄を希に明かるい豊か な村造りに臨りに当り新議員とし ての抱負の初会の一端を申し述べ たいと思います。「明るい豊かを 緑ある村」実現には現在やゝもす れば過疎化されつつある村を変え て魅力のある村に方向づけしてゆ かねばをらない事であろうかと思 います。既に村を嫌って離れた人 が再びこの村に戻って来る魅力の ある村にするよう、今後皆様と共 にこれからの村政実現のために積 極的に対処してゆきたいと思いま す。全村的な耕地整理の問題、村 道の舗装、農道の拡張整備の問題 更には働らく者への疲労をいやす 議会運営副委員長 議席 設 委 員 八蕃 広 木 守治郎 要素がありますが、農協の充実と 相まって農家経済の向上に努める。 教育の整備充実では村内五つの 小中学校とも大方環境の整備も出 き今後は「人作り」に努力すべく、 又何人も健康が第一でこれが施策 の一つとして村民運動場の設置に 努力し、立派を体力と身心の滴養 に賓力する。社会福祉については 老人憩いの場、幼児対策として、 保育所などきめ細かな施策の確立 に努める。生活環境整備について は懸案の塵芥処理場の早期解決と 村営の娯楽慰安施設であり、誰も がいつでも自由に使用出来る憩い の場を造る必要があります。今後 この桂村発展には、誰もが住みよ い村の設計を図るためには、住宅 問題、教育問題等数多くの問題が 山積みされております。このたび 新議員の抱負として、その一端を 述べましたが、近年内外の諸情勢 は常に激動しそれが対策に苦労多 い現況下において人間尊重をモッ トーとした豊かな村造りに村民の 皆様方と共に歩んでまいる所存で ありますので、今後共御指導御 鞭漣を重ねてお願いする次第です。 一九七六年の新年を迎え村民の 皆様の御健康と御繁栄を心からお 祈り申し上げます。さてこの度村 民の皆様の暖かい御支援によりま して再度当選の栄によくし新たな る希望と決意をもって住みよ′い豊 かな村作りと発展のため努力を傾 注してまいりたいと存じます。激 動する社会情勢下の中で昨年より 道路舗装については全村道の舗装 を目途に努める。最後に村財政の 確立と健全なる行政の推進で現在 の不況下においては村財政の再検 討をし冗費の節約に努め建全をる 村民の皆様新春のお慶び申し上 げます。昨年は多大をる御支援と 心からをる御厚情を賜り厚く御礼 申し上げます。我が国経済は石油 ショックにより高度経済成長も、 日本経済史上の一ページとをり、 その後遺症として不況を三年目を 迎え本年度政府原案は景気刺激策 を目玉とし予算編成を見るも、借 教育民生副委員長摘銅 高 士 重 雄 建設副委員長 持越された、高度経済成長から低 位成長にと移り、不況物価高と言 う深刻さを反映して地方自治体に も多大の影響を与えてまいって居 ります。村政をとりまく環境はな を厳しい情勢にあることは申し上 げるまでもごぎいません。本年は 特に求める年ではをく耐える年と までいわれて居ります。この様な 行政の推進を図る。以上五つの大 きを目標に向って努力し、村民の 皆様と共に明るい平和な村造りに 努めます。今後共絶大をる御協力 をお願いいたします。 加藤木 盛 隆 金予算を思うとき、前途を憂慮す るものがあります。此の現状の中 で地方自治体に課せられた諸問題 は難事を情感するものがあります 自主財政の確立こそこれら解決の 急務と存じます。村民所得の向上 と社会資本の充実及環境整備の促 進を図る事が肝要であります。′ 自治体の使命は地域住民の福祉増 議席 九番 進と地域の発展を根幹とするもの であります。此の意味におきまし ても健全なる財政の運営と国県補 助事業の拡大強化を図ることが第 一と考えます。農澱問題は農家所 得の向上に努め、教育に対しては 心身共に豊かを人間形成こそ教育 の振興であると思い.ます。福祉老人 対策等も村独自の十二分をる配慮 が必要と存じます。道路等は主幹 道路の舗装化と農道の整備拡張を を期すことであります。今後種々 山積する諸問題を着実に解決し、 村民各位の御期待にそうべく譲合 精勤に専念し種村発展のために精 進致す所存であります。今後共尚 一層の御支援と御指導の程お願い 申し上げ皆様方の御多幸を祈念致 し、私の抱負の一端を述べ御挨拶 と致します。 三≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≒ 経済社会情勢の変化に対処して慎 重を期して村民の皆様の要望に応 えるべく限られた財源の中で高度 に繁栄し村民の福祉の向上を一層 積極的に推進して行かなければな らをいと存じます。年頭にあたり 所信の一端をのべ御挨拶に代る次 第でございます。

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