広報かつら No.87 1976(昭和51)年 1月
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、ぅ つ ヽ一 力 報 広 第87号 こうした世界的不況打解のため引 続き各国間に協議がをされておる ことを思えば各国の悩みも重大を段 階にあることがうかがわれ私達日本 国民も祈ら⊥い国際状勢、経済情勢 に即応する努力をしをければをらを い状況にをって釆ましたのでしばら くは辛抱して政府の諸景気対策に 期待する年でないかと思われます。 かかる情勢を踏えて桂柑五十年 度予算編成に当っては新規事業は をるべく控え当初予算六億余万円 の議決を経て年次計画の実現を、 はかるため努力を続けて釆ました。 特に教育、産業の振興、福祉向上 に重点を置き前年繰のペられた土 木事業の復活、懸案の沢山小学校 の改築が認められ二か年継続工事 として壱億二千三百万円をもって 勝村建設K、K、と請負契約を交わ し本年七日完成を目途に目下工事 が進められております。 農村工業導入については一般工 業界の不況のため適当を企業の進 出がなく未だ敷地買収に入れをい 状況にあり、この問題に関連した 地域振興村策も伸びをやみから一 転して多年の宿願であった桂川上 流の基般壷備を取りあげ団体営土 地改良事業を計画立案中讃するこ とにをったが、この地域は岩船川 の改修を伴わねば李bをいので水 戸土木事務所を通じて建設省へ要 請し災害関連改修事業として採択 を願ったがようやく認められそう になったので地元体制である土地 改良区の設立を急ぎ役員選出の上 申請書提出の運びに至りました、 その構想は岩船川改修を含む四十 八ヘクタールの地域につき三か年 計画として施行するものでありま すが地域内受益者の方々の今后の ご協力を特にお願いいたします。 簡易水道事業は広域として認め られ前年六千四百万円で配管工事 を進めた岩船地区の継続工事が政 府の厳しい査定を受けたが更に二 か年継続工事として認められたの で入札の結果壱倍九千八百万円を もって引続き茨水建設K、K、の請 負により本年七月末日を工期として 目下工事が進められており、流未 工事を併行して進めれば、今夏完 成通水し全村水道化の目標達成とな りその成果が期待されております。 土木事業については国道測溝工 事は関係地所有老の方々のご協力 により進み、県道笠間線の改修・ 舗装と相保ってやがてバス運行が 実現することも期待され努力を続 けております。村道も残された梅 ヶ沢線、境橋より桂大橋への軌道 跡の改修工事其他取付道路を主と する改修后の路線の舗装を極力延 長施工しております。 昨年は好天候続きで水稲作は豊 作に恵まれましたが陸稲の早書に より異状災害と認められ多額(壱 千余万円)の共済金が支払われ補 償を得られましたが大きを被害で ありました。建物共済についても 火災共済の補償は得られましたが 基準額が低いため其真価を十分表 わせなかった憾みがあります。掛 金が安くなったので、この推進期 間中一戸平均三百万円を目標とし てお勧めしておりますから加入さ れますようお願いいたします。 第二次農業構造改善事業計画の 最終年度にあたりライスセンター 建設が予定されておりましたが、 農協の事情により出来なかったこ とは誠に残念に存じますが地域外 に麦作高能率生産団地造成により 近代化施設が進められたことは、 喜ばしい。今后の発展に期待をか けております。 社会福祉対策は政府の方針に伴 ない推進しておりますが要望が多 くをる傾向にあり次第に高福祉は 高負担を要することから改めて見 直される時期になった感がいたし ます。 健席で明るい緑の村づくり構想 から健康管理には診療施設の整備 ぼかりでをく早期発見治療の目的 で各種の検診を奨めておりますが 一方新生活運動の一還として先年 とりあげた環境美化花一ばい運動 は先年茨城県表彰を受けてから次 には、県のモデル地区指定をうけ 更に、昨年は全国的の優秀賞をい ただく栄与に輝きました。村内も 粟地区をモデル指定をいたしまし たが昨年は阿波山地区を指定地区 に加えたほか数多くの団体表彰を 行いましたが皆様の熱意ある奉仕 活動が続けられましたことに対し、 改めて感謝の意を表します。 秋には桂村合併二十周年記念祝 典を催し各小・中学校児童生徒の 作品展、農産物品評会、消費生晴 展、食生活改善展示会、文化財展 示、花木展、素人のど自慢大会等 の行事を加え意義深い盛典とをり ましたがこの機会に合併以来の村 長、議長諸賢の写真額を掲げたほ か、永年功労者二八六名の顕彰を 行い深甚なる感謝を捧げました。 その他各事業とも皆様の日頃の ご協力により順調を推移を示して おり今后も継続執行されますが国 や県の財政艶を考え合元せるとき 自主財源に乏しい本村としては非 常に厳しい年を迎えた感がいたし ます。然し政府も本腰を入れて明 年度予算編成方針を発表し不況克 服対策が講ぜられんとしておりま すから本村としても基本構想に基 づき万難を排して皆様と一体とを って福祉増進のために努力を続け る所存であります。たまたま昨年 末村議会議員の一般選挙が行われ 定数減による十六名の新進気鋭の 方々が皆様の代表として議会を構 成し村政に当ることになりました ので祈らしい感覚を持って桂村発 展の推進力となりますことに意を 強くし年頭喜びと期待とを持って 新年の御挨拶を申上げます。

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