広報かつら　No.83　1975（昭和50）年　9月 4/6

広報かつら　No.83　1975（昭和50）年　9月

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らつ報広 (4) 第83号郵政省では、日曜日の郵便配達を休止することについて、かねてから検討しておりましたが、このたび、九月七日から休止させていただくことといたしました。ご承知のように、わが国では郵便事業の創始以来約百年、日曜日でも休むことなく郵便物を配達するという、ゆきとどいたサービスを行なってまいりましたが、最近では、わが国の一般の商店街や中小企業等でも、大会社、官公庁なみに日曜日に週休をとる傾向が急激に増加しておりますし、また、日曜日の新聞夕刊の配達も廃止されており、日曜週休制は、すでに社会生活における一般的傾向となりつつあります。これは、最近における労働力不足を反映し、労働条件の改善策として日曜週休制を採用しなければ必要な労働力の確保が困難になっていることも、一つの理由と考えられます。郵政省でも、郵便配達に必要な要員確保のために、職員の処遇改善等いろいろな措置を講じてまいりましたが、「日曜日には、家族とともに社会一般の人達と同じように休みたい。」という希望をかな日曜郵便配達の休止について最近は働く女性がふえております。そこで奥さま方に関係する税金について説明してみましょう。七十万円なら… 例えば、奥さんがパートで七十六万円を超える収入があれば税金がかかりますが、それ以下の場合は税金がかかりません。更に収入が七十万円以下であれば所得税の配偶者控除が受けられることになります。事業の場合は青色申告をしているご主人の商売に奥さんもー緒に従事し、ご主人から給与をもらっているときにはその給与が「青色専従者給与に関する届出書」に記載された金額の範囲で、事業の必要経費になります。なお、事業の白色申告の場合えさせることがこの際必要でありまた、このことが職口只の働く意欲を高めることにも役立つことを考えまして、日曜日の配達を休止させていただくこととなった次第であります。奥さん′ 税金の勉強む… にはいくら給与をもらっていても事業専従者控除として四十万円だけが認められることになります。ただし、専従者として控除するか、あるいは配偶者控除を受けるかは皆さんの選択によることになっています。四千万円まではOK 次に、財産を相続したりもらったりした場合の税金について簡単に述べてみましょう。奥さんがご主人から財産を相続したときには、遺産額の三分の一にあたる額と四千万円のいずれか多い金額までは税金がかかりません。また、ご主人との婚姻期間が二十年以上の場合にご主人から、住まいのための土地や家をもらったときには一千万円の控除が受けられますが、こ日曜日の配達を休止しましても利用者の皆様には、なるべくご迷惑をおかけすることのないよう、月曜日には外務員全員を出勤させ日曜日の分をも完全に配達する等万全の態勢をととのえることといたしております。以上、日曜配達休止についてお知らせとお願いを申し上げましたが、かさねて皆様のご理解をお願いいたします。 (郵便局より) 「大山阿波山の館の山は、佐竹の一族大山氏の居城のあったところで、大山氏は正平十年から文録四年まで約二四〇年間この城に住んでいた。その前鈴木五郎高郷という者が始めて城を築いたともいわれている。佐竹氏に百年に及ぶ内乱があった時、二度にわたって主家の当主が逃れて釆て大山氏に世話になったことがあった。大山氏がこの城にいた頃は今の本町が城7町として栄え、主だった家臣が住んでいたのは北宿であった。館の山は大正の始め頃まで大山氏の所有であったが、東京在住の大山鷹之介氏が民間数人に売渡L ている。文錦四年大山氏が行方郡小高城に移封されてから七年後に主家に従って秋田へ行った。大山城に居た時代の事としては、主家の復興のために忠勤に励んで佐竹義舜が太田城奪還に成功した陰の力は大山氏に負うところが多かっトた。大山義景、義則父子の時、小場氏、石塚氏の連合軍と頓ケ原に戦った事はその合戦記にしるされている。大山氏の子孫は、秋田、東京、石れは一生に一度しか受けることができません。桂村指定史跡めぐり ① 城跡」岡市、小川町等に今なお主流と名乗っている者が多い。その中で特に、故人であるが海軍少将大山鷹之介、参議院議員大山安氏等があり、鷹之介氏の長男義年は、元東京工業大学学長、現在国立公害研究所長として有名である。城跡には、今ホテル大山城が緑の山上に白亜の姿をして、地方稀に見る美観を呈している。詳しいことは税務署でおたずね下さい。その昔がしのばれる大山の森……

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広報かつら No.83 1975（昭和50）年 9月 4/6

広報かつら　No.83　1975（昭和50）年　9月
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