広報かつら No.83 1975(昭和50)年 9月
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ヽ ↓b つ ・万 報 広 (3) 第83号 石 七月二十三日、二十九日、主十 一日と三日間、地区別に三オ児検 診がおこなわれました。対象者七 十六名のところ六十九名(九〇・ 八%)の出席率で昨年より多く、父 母の方々の認識が深まりよい傾向 だと思います。 「発育は大二十五名、中二十四名 小二十名で発育のよい子が多い。 二、虫歯は0の子が十六名、虫歯十 六本の子が最高でした。昨年にく らペ虫歯のない子が多かったのは 保健所で弗素を塗布し、虫歯の予 防をした子、食後歯を磨く子が多 くなった為と思われます。虫歯の あるお子さんは早く治療しておか ないとよい歯迄虫歯になり次の永 久歯が生えても又虫歯になり、歯 三歳児検診結果について 井保健技官 の病気でつくられた細菌や毒素が 全身にまわり、あちこちに病気を おこすこともありますからくれぐ れも注意して下さい。 保健所では九月から毎月第二木 曜日午後一時〜二時に母子歯科相 談を開き、生後十カ月位から三才 未満の子に予約制で弗素塗布を実 施しております。 三、疾病異常では今迄にひきつけを 五回以上おこし、脳波をとる必要 のある子三名、斜視一名、発育不 良一名でした。この子達には保健 所から無料受診券がいきましたの で精密検査をうけた事と思 いま す。 三オ児の頃の注意事項(県衛生 部発行「三オ児」より抜すい) 運動の発達……器用さが発達する 時期 二、言葉の発達=言葉の発達は人工 的なもの、環境的なものであるた め生活環境によってその発達には ひどい差がでる。まわりの者が正 しい言葉と美しい発音をするよう に注意しましょう。 三、精神の発達 自我のめばえ=反抗期 イ何でも一人でやろうという年令 口欲しいものがあっても、いいき かせればがまんして待つ。 ハ一度期待をもたせてしまうと だましがきかない。 ニ年下の子供の世話をやきたがる。 三つ子の魂百までも…・:とか三オ. の頃は体や心の基礎のできる大切 な時期です。 一、体の発育 体重句 身飾 勇 女 男 3オ(0⊥6ケ月) 14.1 13.4 94.4 93.0 3オ(6~12ケ月) 15.0 14.3 97.8 96.4 ホ上、中、前、後、がわかる。 へ脳の重さは成人の八〇%位にま で急速に発達します。栄養、交 通事故、ひきつけ、脳炎などの 病気に注意しましょう。 四、事故防止 イ遊び場は安全な場所を選びまし ょうロ ロ幼児の遊びは看視しましょう。 ハしっけや注意はくり返しおしえ ましょう。 五、幼児のたべもの つりあいのとれた食事をよくかん で時間をきめて食べさせましょう。 (偏食をしないように) 一日に必要な食べもの(三〜四オ) 食品群別 数量 目 安 量 魚肉類 60ダ 魚′トー切(時々レバーを) 乳 類 .360ダ 牛乳二本、スキムミルクなら大きじ八杯 緑貢野菜 100ダ にんじん、ほうれんそう、かぼちゃ(きぎんで片手 山一杯) 淡色野菜果物 ■170ダ r・キャベツ、レタス、トマト、イチゴ(きざんで片手 山二杯〕 い も 類 て0ダ じゃがいもなら小一イ臥 さつまいもなら中% 穀 類 ユ80ダ 米なら一日一合三勺(強化米又は強化麦を入れること) さとう類 20ダ 大さじすり切り二杯(菓子類のきとうも含める) 油 脂 20ダ 大さじ二杯くバターなら 2.5釧角) おやつについて 衛生的なものが良い (お母さんの 作ったもの、選んだも.のが良い) 水分もいっしょに補給しましょ、㌔ イよいおやつ 牛乳、山羊乳、スキムミルク、 くだもの、おいも、おにぎり、ビ スケット、軽いお菓子。 ロよくないおやつ 食べすぎると食欲がなくなり、 いらいらした子になりますかち御 注意下さい。 あめ類、チョコレート、洋菓子、 あまいもの、生菓子、おまんじゅ う類。 六、三才頃に多い病気 急性伝染病、はしか、ぜんそく、 腹こわし、自家中毒症、へんとう 腺肥大。 七、特に気をつける症状(次の様な 時は急いで医師にみてもらいまし ょう) イ急にお腹が痛くなり、顔色が青 く元気がなくなり、吐き出すと き。 ロ夏に急に元気がなくなり、なま あくびをし、うとうとしはじめ た時。 ハ高い熟が出てぼんやりし、こと にひきつけがおこった時。 二血便む出した時。 ホ呼吸が早くなり、苦しそうにな った時。 以上くれぐれも注意して、お子 さんを丈夫にお育て下さい。

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