広報かつら No.78 1974(昭和49)年 9月
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ヽ -り つ ・か 報 広 【2〕 第78号 岩船小学校屋内運動場新築工事 など三議案を可決。 議案第一号 工事請負契約の締結について ●岩船小学校屋内運動場新築工 事の指名競争入札について、 三、六〇〇万円で、錫高野、 園部建材社と契約締結の件。 議案第二号 桂村国民健康保険税条例の一 部改正について ●国民健康保険税条例のうち、 十五日は「敬老の日」です。 この日がちょうど日曜日と重なっ て翌日はふりかえ休日ということ ですが、うれしがっているのは、 第三回桂村議会 臨時会八月二十七日召集さる 敬老の日 敬老される方か、敬老する方でし ょうか。毎年、企業からの定年退 職者は二十万人といわれていま慨 退職してしまえばとたんに組合組 織からは見放され、社会保障もま だ十分とはいえない今日、生活の 安定はゆらぎ、健康にも響いてき ます。 昨年のこの日、全国高齢者一万 人集会が東京都体育館で開かれま した。そこで決められた運動方針 は「生活できる年金を」 「経験を 生かせる仕事を」 「健康を守れる 医療を」の三つです。どれも身に つまされる問題でした。老年期は すべての人に必ず訪れる時期です。 本村には現在七十オ以上の老人 が六三五名おられますが、十一日 所得割、資産割の課税率の改 正及び減額措置として、基礎 控除の引上げに伴い、基礎控 除以下の一般基準に達しない 家族の均等割、平等割等の引 上げ等。 議案第三号 昭和四十九年度種村一般会計 補正予算 ●林業振興費のなかで、しいた け原木資金貸付及び償還利子 など四一六千円の補正予算。 には中学校の体育館で敬老会が行 なわれました。また九日には八十 八オ以上の二十二名の老人の家庭 を村長が訪問きれ、記念品を贈っ て慰問されました。 わたしの おばあさん 北方小六草 加藤木睦美 わたしのおばあさんは、三年前 脳軟化症になってから、ずっとね たきりでしたが、去年の春のころ から、はって歩くようになり、今 度は、立てるように、ひまさえあ れば、練習しています。 わたしが、あかちゃんのころ、 いろいろとおばあさんに、世話に なったので、その恩返しに、たら いに、お湯をわかしてあげていま す。 そうすると、おばあさんは、「い ▲ご夫婦そろって敬老の日を迎え た高士平作㈲かつ㈹のお二人 お祝に高土さん宅をおとづれは 村長さん い気持ちだよ」と言ってくれます。 そう言われると、わたしは、うれ しくてたまりません。 それに、洗い終わると、兄の義 郎ちゃんと、「ファンタ」を飲む ようにと、お金をくれます。 このように、わたしのおばあさ んは、やさしくいいおばあきんで すが、ひとつだけ、直してもらい たいことがあります。 それは、まちがったことを、話 してしまうことです。 たとえば、学校でのできごとを おばあさんに話すと、おばあさん の所へ来るおなちゃんという人に まちがったことを話してしまうの です。 年よりなのだから、しかたない けれど、こまってしまうこともあ ります。 今、八十オですので、八十二オ ころまでに歩けるようになってく れるとよいと思います。 でもそれはむりかもしれません が、歩けるのではないかと思いま す。だって、いつも、かたをもむ マッサージのところで、上がった りおりたりして、いっしょうけん 命練習しているのだから、歩ける ようになると思います。 だから、練習しているときなど は、はげましてあげています。 これからは、おばあさんに、も んくをいったりしないように心が けようと思います。 私は、顔にしわだらけでよく歩 けないおばあきんをこれからも、 大切にしてあげようと思います。 交友に気を つけまし⊥う 良い行ないで 明るい社会
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