No.71　1973（昭和48）年　9月

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ヽ 、b つ カ 報 広 第71号 和牛は他の豪富にくらべ低収益 の家畜といわれるのが、一般の評 価であるが、いまはその概念が完 全にひっくり返ったといえる。何 故なら、八月十三日開設された城 北家畜市場の子牛平均価格が何ん と三十一万四千円の高値で取引き されたからである。. 城北地域の和牛を取り入れ共通 の自然環境の中で、和牛飼育を農 業経営の柱の一つとして考える方 向に進める事業が一部事務組合城 北畜連の手によって運ばれ、ここ に十一年を経たわけであるが、暫 らくにして一つの主産地、一つの 作目として数え上げるまでに発展 したことは高く評価されてよいも のでしょう。 今後当然多頭飼育の方向になっ てこようが、肥育牛は別として繁 殖牛の場合そう簡単には行かない かもしれない。五頭のかべをのり 越え、さらに立ち塞がれる一〇頭 の障壁を克服しなければならない だろうが、そのためにはいろいろ 間置がある。しかしこれまでの組 織的な運営、相場に支えられた飼 育熟によって、これらの問題は一 つ一つ懇決されることでしょう。 和牛を飼っている生産者の皆さ 八月の城北家畜市場 まの一層のご精進を期待したいと 思います。 ○盆の十三日に開かれた八月の市 場は、三十三度のウグルような 暑さの中で行なわれ、関係者は 三十万の大台にのるかどうかと いう期待感、思惑で一ばいだっ た。 ○開始されて間もなく二百四十キ ロのメス三十五万四千円が出た ようしこれなら相当いけるとい う空気が場内に張った。暑さと ともにキロ当り一二〇〇円位の 線で取引きされて行く。 ○優等賞は桂村高堀八郎さんのめ す八カ月が呼び上げられ、三十 ヽ 万からせられて四十万一千円、 柏手が湧いて場内がどよめく。 これは城北市場史上第二番目の 高値。 ○この日の取引は百四頭めの平均 三十万五千七百円、去勢三十二 万百六十六円、総平均三十一万 四千十九円で、ついに三+一万 円の大台にのせることができ、 関係者は一様に驚き、異口同音 によろこびの声を連発し、生産 者は「ことしの盆は、ほんとう によい盆だ、先祖さまもさぞや およろこびだろう」とホクホク 顔だった。 ○相場はよかったが、辛が悪かっ たキライがある。特にメスはそ の平均体重二百十七キロは、目 標より二十キロも少ない。これ は、メスは去勢より安いという 考えから、飼育管理に手を抜い たからである。去勢の平均体重 二百六十六キロはまずまず。 ○この日は購売者の数も、いまま でになく多く五十名以上。県外 (山形県)からの買者もあり、県 め す ぬ き Pl 頭数 平均価格 頭数 平均価格 頭数 平均価格 ′語 北 13 308,309円 13 310,769円 26 309,538円 御前山 8 7 323,285.‘ 15 314,600 那 珂 3 328,666 3 328,666 2 4 322,000 6 311,833 桂 7 322,571 18 326,944 25 325,720 緒 川 5 298,000 4 314,500 9 305,333 七 各 9 295,111 -11 317,000 20 307,510 総 計 44 305,704 60 320,166 104 314,019 国民金融公庫では中小製造業者 が、労働力不足賃金の上昇など、 雇傭環境の変化に対応して、省力 化設備を導入するために必要な資 金を特別な貸付条件で融資してお りますから関係業者の方々のご利 用をおすすめいたします。 省力化設備とは、つぎのような ものをいい、 ○連続する複数の工程を一台で処 理できる機械。 ○原材料のとりつけ、取りはずし 等に人手を要しない機械。 ○運搬、搬送等のための自動化機 械装置。 ○熟練を要する複雑な作業を監視 労働等単純な作業によって操作 買気は強まった。 ○これからの市場に期待されるこ とは、牛を揃えること。だがそ のためには種牡牛の選定、手を 抜かない飼育、とくに粗飼料を 充分給与することである。 ○上位入賞午とその販売価格 優等賞♀桂 村 高堀 八郎 四〇「 000円 南の肥育農家も顔を見せたので 壱等質♀常北町 田上東一郎 「製造業、省力化 設備資金貸付」 新設 の ご案内 できる機械。 ○模型数値制卸装置等を利用して 目的物を容易に加工できる機械。 貸付限度は、一、五〇〇万円 貸付期間は、十年以内(据軍一年 以内) 貸付利率、年利八・〇% 利用を希望されます方は、商工 会へご相談下さい。 すでに新聞紙上等でご存知と存 じますが、国民金融公庫、及び環 境衛生金融公庫の貸付利率が、こ の八月一日貸付分から、旧利率年 七・七%が〇二二%引き上げられ 新利率年八・〇%となりましたか ら、お知らせいたします。 三五〇、000円 ♀常北町 鯉渕 隆嗣 三一一、000円 含桂 村 木村司農夫 三六五、000円 含種 村 仙田 正次 三五一、000円 ♀桂 村 高堀 通雄 三六〇、000円

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