広報かつら No.66 1972(昭和47)年 12月
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ヽ ら つ ・か 報 広 (3) 第66号 画」「日本列島への改造論」「国民福 祉四倍相計画」「いのちと暮しを守 り住みよい国土をつくる総人口計画」 等々と、自、社、公、民、共、各政党と も人間主義を基調とした福祉優先 の公約を掲げて戦われた、所謂、師 走総選挙は御承知の結果に終りま したが、私ども多年の念願の福祉 向上が十分とは申せませんが約束 きれたことは何よりの収穫と考え ます。反面、円切上げの問題物価の 上昇買い占めによる土地の高騰、 交通相、公害、農業問題などきわめ て重要な問題を拍えて、昭和四十 七年は暮れ、ここに一九七三年の 御座います。本年もますます御多 幸でありますことを心から祈念申 し上げます。 居すわりでは史上新記録の佐藤 内閣の退陣。「決断と実行」をキャ ッチフレーズとし日本列島改造論を 目玉商品とした所謂平民宰相田中 内閣の誕生。村民の期待する新鮮 な指標が示されることなく終った 村長退挙。国民大多数の悲願であ った日中国交の回復。べトナム和 平へのきざL。「人間優先の福祉社 全の建設」「人間優先の社会改造計画た岩小のプトルの完成、北小校舎 桂村の皆さん 新年おめでとう 年のあいさつ 議会議長 広 木 香 新春を迎えたのであります。昨年 中私達議会によせられました村民 の皆様方の御協力と御支援に対し 心から御礼を申し上げますと共に、 本年も相変らずの御支援と御協力 をお願い申し上げます。私達は「初 心わするべからず、」常に住民の代 表者としての使命を自覚し今後と も真撃な協力を続けてまいります。 本村の昨年中の重なる歩みをふ りかえって見ると、懸案の村営住 宅が完成し、主要村道工事も入札 が終って改修に着手し、予定され の増改築の竣工、埋小の体育館建 設はほぼ順調に進捗。Hヶ町村に ょる御前山国民宿舎は基礎工事が 終り目下鉄骨の組立作業が行われ ています。赤沢に水源を求めた沢 山地区の簡易水道事業は茨水KK によって行われます。県営土地改 良工事は最終年度で一部手直し工 事を残して、B地区の工事が終了 し過般換地会議が開催され、今後 はA、B両地区の登記が促進され ます。第二次構造改善事業が進め られております。また、和牛施設園 芸も次第に成果を見ております。 学校、PTA、婦人会、高齢者クラ すあけ行く昭和四十八年の新春を 迎え村民の皆さんの御多幸を心か らお祈り申し上げます。 農業委員会は広く農業者の利益 代表機関として農業振興に又中央 地方の農政活動等に献身努力して 参りました。 しかしながら農業農村をとりま く諸情勢は急変しており、とくに 食糧の消費構造の変化農業労働力 プ等の学校教育、社会教育もかなり の向上が認められます。ただ四ケ 町村で進めて釆たゴミ焼却場の建 設が未解決でありますが、生活環 境整備上是非とも御理解と御協力 をいただいて実現したいものです。 又婦人会を主軸として進められた 花一杯運動は、各団体や村民の皆 さんの御協力で大変成果をあげ県 コンクールにおいて知事賞を得、 食生活改善運動は知事賞は勿論、 過般の全国大会で県を代表し実績 発表をなし審査の結果最優秀で厚 が優勝したことを初め社会スポー 生大臣賞に輝いたこと。お母きん バ▲レーが盛大に行われ孫根チーム ツの振興等は、真の人間主義、生命 が汀 さんお目度うございま 年のごあいさつ 桂村農業委員会長 平 賀 義 厚 の流出、兼業農家の激増等により 農業生産及び農村生活に大きな衡 数を与えて居ります。 一方村の施策においては、自立 経営農家の育成を目途に農業構造 改菩事業が実施推進されておりそ の改善と充実に農村を背負って立 つ農業後継者の問題点の解明と新 しい農業の方向を見極める意欲に 期待がよせられている現状であり ます。この事態に直面して本村に 尊重の実践の成果であり誠によろ こばしい事であります。とかく過 疎化に埋もれがちで他に誇るべき 事の少ない本村の現況において、 桂村の名声を国、県に顕彰された ことは特筆されなければならない ことであり、関係各位の御努力に 感謝いたします。今後このような 運動がさらに大きくなることを期 待し又努力したいと考えます。 いかに人間尊重が叫ばれ、福祉 優先、幼児教育、生涯教育の 重要性が唱えられても一人一人の・ 利他の実践が伴なわなければ真の 生きがいある社会は建設されない ということを考えるとき以上のよ うな運動の成果は一層の重みをも おいても昨年十二月農業後継者ク ラブの結成をみ今後の活動に期待 が寄せられて居ります。 私達農業委月は結成された農業 後継者クラブに対して陰に陽に協 力いたし桂村発展のため尽力する 所有でありますので皆さん何卒倍 旧のご支援をお願い申し上げます。 以上簡単ではありますが新年のご あいさつといたします。 【人 事】、 退職 峰島光男 十一月十日附 落合事務局長 総務課 加藤盛一十二月一日附 財政係長 総務課 山本 貴 十二月一日附 訂正 農政課(土地改良) 浅野みさを つとも言いましょう。 今日、社会、経済、文化の変祝は きわめて著るしく急速であります。 したがって村造りもこれに取り残 されることのないようにしなけれ ばなりません。反面社会全体に何 かが欠けている。いや、何から何ま で歯車が狂っているとさ、三日われ ます。この「何かが」の究明と、そ の中から見い出されたことの実践 こそ今後の大きな課題と考えます。 私達議会議員一同さらに奮起し 物心両面に捗って豊かな村道りに まい進することを誓い新年のあい さつといたします。

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