広報かつら No.63 1972(昭和47)年 4月
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(5) 第63号 ヽ Lワ つ ・乃 報 広 っているのでもっと緑黄野菜を 多くたべるように、又蛋白質は 40%は動物性蛋白をとる必要が あるが60%は植物性蛋白がよい 二抽の多い魚などをてんぶらにす ると油っこくて食べられないが 抽の少いオヒョオ、エビ等はて んぶらにするとおいし〈食べら れる。 三澱粉は高温で十五分処理すると 生にもどらない。 「凶カルシウムは調理上の栄養の損 失はない。 五食品の選たくが適当であっても 調理が下手では何にもならない 肉はいためてうま味を外に出さ ないようにするとよい。 六まな板は足のないのがよい。 等々有意義なお話をき∴十二時 三十分より表彰式、続いて講評、 (水戸保健所栗底栄養士さん及常 北地区三次普及員さんによる) 四、上あの沢=川野辺久子きんの (健康で住みよい部落づくり をめぎして) 五、高根=加藤かついさんの(緑 黄野菜と強化精麦の普及活動 について) 以上五人の方の体験発表について て県立友部病院栄養科長磯前優先 生の「栄養と調理」という講演が ありました。そのなかの二、三を 記しますと、 一、日本人はビタミンAの摂取量 が少くその大部分を緑黄野菜でと 午后一時三十分より水戸保健所管 内食生活改善推進員協議会合同会 議が開かれました。 出席者は、水戸市推進員=七名、 茨城町=三十名、常北町=三三名 内原町=二名、桂村=四十三名、 茨城町=保健婦長他二名、常北町 =保健婦一名、で色々意見の交換 が活発におこなわれました。 △水戸保健所長さん=神経痛や関 節リウマチが町にくらペまだ/\ 多く食生活改善と共に環境づくり に力を入れなければならない) △普及所長さん=経済優先で作物 を作る事に熱中してい畠世の中で 肩、腰の痛み等、農夫病の多い現 況ですが、今日のような発表会の もてる事は生活にも目がむけられ てきた事のあらわれで大変よろこ ばしい事です。 水戸市推進員さん=種村の推進員 さんは他についた活動でとても 参考になりました。 常北町飯村推進員さん=体験発表 をき、地上の空論でなくてしつ かり足を大地につけた活動ぶり を常北でも見習いたいと思いま す。 内原町推進員さん=食生活改善は 一部の部落のみなので今後は全 町にゆき渡らせたいと思う。 茨城町中村推進員さん=生活がに じみ出る様な発表で感激しました 茨城町では現在三十六名の推進 員を養成中で今年竺二月には卒 業しますから、桂村にまねて昭 和四十八年頃にははなをさかせ たいと思います。 桂村飯村会長=今は女の人がたく きん働きに出ているので、伝達 講習会の時の人集めに苦労して いますが婦人会の役員さんに協 力していただいていますので講 習会の時には大変助かっていま す。 栗原栄養士さん=市町村それぞれ の環境がちがうので活動の仕方 も違うが皆さんは各町村えかえ り今日の感激のさめないうちに 活動する場を作っていただきた いと思います。 大塚先生(県教育普及課)“今日の 発表にもありました様に皆さん は田畑の作物や豚や牛のえきに ばかり一生懸命にならないで自 分の身体にもえさをやり栄養を とって丈夫な身体で働き食生活 改善につくしていただきたい。 以上色々なお話があり午后三時二 十分、盛会のうちに日程をおえま した。桂村の五人の方の体験発表 をき、又、たくさんの献立をみて 推進員の皆さんがほんとうによく 勉強し昨年より一段と上達され又 健康になるための食事の工夫を一 生懸命考えているのに驚きました 桂村で食生活改善推進員活動を始 めて八年、脳益血も三十六・六パ ーセントから十六・四パーセント にへり貧血も三年前に位ペると七 十一パーセントから二十・九パー セントになり、歯の病気も村の疾 病統計の二位から四位に減少して おりますが、保健所長さんの言わ たように神経痛や関節リウマチが 多く食生活改善と共に台所の改善 等健康な村づくりの為に色々な問 題点に今後とり〈んでゆかなけれ ばならないと思っております。 最後に当日御ほねおり下さいまし た皆様に誌上をかりて厚く御礼申 上げるとともに今後の御活躍を御 願いしてこれで失礼いたします。 ■●●■!■■■_■●■■■■●_t■■●___▲●● 役場職員人手 新採用 四月一日付 高橋洋一 総務課付
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